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スーパーで手軽に購入できる万能食材「乾物」

乾物は長期保存可能で栄養豊富なものが多く、煮物や炒め物などの作りおきおかずに、味噌汁へのちょい足しになど、忙しい私達の食生活に役立つ万能食材です。スーパーにはさまざまな種類の乾物が取り扱われていて、比較的お手頃価格で購入できます。
乾物の種類
乾物とは乾燥させた食材のことです。種類が豊富で、乾燥わかめや昆布、ひじき、春雨などの乾物は多くのご家庭にあるかと思います。乾物と同じような食材に「干物」があり、読み方は「ひもの」です。しかし、この「干物」を「かんぶつ」と読むこともあり、乾物を広義的に捉えた場合は、干物も乾物の中に入ると言われています。干物は魚などを干して作られた食材で、水分が残っていて戻さずに使用できるものが多いのが特徴です。家庭でよく使われる例として以下のような乾物があります。-
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野菜・果物・いも
- 切り干し大根、かんぴょう、ドライフルーツ、干しいもなど
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海藻
- カットわかめ、昆布、乾燥ひじき、寒天、海苔など
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きのこ
- 干ししいたけ、きくらげなど
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魚介類
- かつおぶし、煮干し、干しえび、ちりめんじゃこなど
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その他の食材を使った乾物
- 高野豆腐、春雨、お麩、パスタなど
乾物のメリット
食物繊維などの栄養が豊富
切り干し大根や干ししいたけなどの乾物は、生の大根やしいたけと比べて栄養価がアップすると言われています。特に、切り干し大根は食物繊維の宝庫です。日本人の食事摂取基準(※1)では、食物繊維の目標量を成人男性で20g、成人女性で18gと定めています。切り干し大根は1食約60g(乾燥状態で15g)で約3.2gの食物繊維が含まれていて、これはレタス1個分と同じくらいの食物繊維量となります。(※1)厚生労働省 日本人の食事摂取基準
〈https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/eiyou/syokuji_kijyun.html〉(最終閲覧日:2019年2月28日)