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まずは、サバ缶のカロリーや栄養素をチェック
栄養素について

サバ缶はダイエットにいいって本当?

1. 低炭水化物で高タンパク質だから
2.サバに含まれる不和脂肪酸DHAやEPAが、老廃物を排出しやすくするから
3.EPAを取ることで、ダイエットホルモンとも呼ばれる「GLP-1」の分泌が促されるから
4.サバ缶は、生のサバを缶詰に入れて、そのまま加工・調理しているため、サバの栄養があますことなく詰まっているから
「GLP-1」は、食後の血糖値の急上昇を抑え、食欲を抑える効果があるそうで、EPAは継続的に摂取することで、体脂肪を燃焼しやすい体質になると言われています。
糖分、塩分、カロリーはどれくらい?

・カロリー:100gあたり170kcal~180kcal程度。水煮缶1缶(180g~190g)だと360kcalくらい。ちなみに、ご飯1杯は約200 kcalです。
・糖質:100gあたり約0.2g~0.3g。1缶あたりだと約0.5gと、かなり少ない量です。
・塩分:通常の水煮缶1缶当たりで1.9gほど。減塩のものだと1缶1gほど。食塩不使用で1缶0.25gほどのものもあります。
サバ缶を毎日の食事に取り入れるための注意事項
サバ缶は、低糖質で高タンパクですが、調理方法で塩分・糖質・カロリーは大きく変わってきます。ちなみに、味噌煮のサバ缶の糖質は6g前後と、水煮に比べると2~30倍の糖質が含まれています。「サバのオイル付け」の缶詰も、カロリーや糖質が一気に跳ね上がるので、ダイエット中や食事制限中の人は食べ過ぎは禁物です。種類や調理方法を選び、味付けや食べ方を考えて、バランスよく取り入れるようにしましょう。相性のいい食材と合わせた人気レシピ

大根、キャベツなど好みの野菜とそのまま煮込む
水煮缶にはサバのダシがそのまま出ているので、塩分控えめでも旨みはたっぷり。薄味に仕上げても十分な満足感が得られます。水煮缶の塩分量が高い時は、味つけを控えめにしましょう。またビタミンB群など水に溶けやすい成分が入っているので、なるべく煮汁ごと使いましょう。キャベツ、玉ねぎ、大根、白菜、じゃがいもなどは、サバ缶との相性がよく、一緒に煮込むだけでおいしいおかずスープができあがります。味付けは塩、こしょう、しょうゆなど好みで。トマト缶と煮込んでパスタやシチューに

ダシいらず!好きな具材とおいしい味噌汁に
味噌汁にサバ缶と聞くと、「えっ?」と思う人もいるかもしれませんが、長野県の北部では、「サバとタケノコの味噌汁」はソウルフードとも言うべき人気メニュー。作り方も簡単で、サバ缶を汁ごと鍋に入れ、具材と水を加えて煮て、最後に味噌を溶くだけ。タケノコだけでなく、豆腐やネギなどでもおいしく仕上がるので、いろんな具材を使って試してみてください。ただし、サバ自体のコクと塩味があるので、味噌の量は少な目に。炊き込みご飯、丼、チャーハンなどご飯ものに

生野菜と一緒にサラダで
サバ缶の水煮缶は、生野菜とも相性がいいので、ツナ缶代わりに使うのもおすすめです。例えば、食べやすくちぎったレタスを、サバ缶の水煮と汁ごとボウルで混ぜわせて、仕上げにしょうゆを少量加えれば、ヘルシーサラダが完成。好みでトマトを入れてもOKです。また、薄く輪切りしたキュウリや、細切りにした大根を塩もみし、汁ごとサバ缶と混ぜ、マヨネーズなどで味付けしても美味。ヘルシーながら食べごたえのあるサラダに仕上がります。ハンバーグやグラタンなど洋食メニューに
ほぐしたサバの身を、ひき肉に見立てて、豆腐などと組み合わせると、ヘルシーな和風ハンバーグやグラタンを作ることもできます。ハンバーグの場合、タネがゆるければ片栗粉で調節を。また、サバ缶の汁けが気になる場合は、スープは入れず、ソースなどに使うようにすれば無駄なくおいしく使うことができます。グラタンのソースは、豆腐にも合う味噌味やトマトソースにするのがおすすめです。チーズ、キムチと合わせてつまみづくり
