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たんかん(タンカン)とは?
たんかんは「南国のみかん」で沖縄県、屋久島、鹿児島といった、日本のなかでも一番暖かな地域で栽培されている柑橘類です。ポンカンとネーブルオレンジの自然交配種とされ、タンゴール(柑橘類の雑種)の一種です。みかんの産地といえば愛媛県をイメージするかもしれませんが、たんかんはもっと暑い気候を好みます。
原産国は中国で、日本には1900年前後に渡ってきました。
ポンカンやデコポンとの違いとは?
ポンカンとは?
たんかんの親だとされている「ポンカン」。ポンカンは交配種ではなく、もともとインドの「ポン」という地域にあった柑橘類です。海を越えて日本にやってきたのは、明治ごろ。ちなみに「ポン」はそのまま故郷の名前、「カン」は柑橘類の「カン」が由来です。ポンカンは甘みが強く、濃い味が特徴。香りもほかの柑橘類とは違い、独特のさわやかさがあります。外皮は柑橘類の中でもむきやすく、食べやすいです。味良し、香り良し、食べやすさ良しということで、幅広い世代から支持を集めています。たんかんよりも少し大きめで、旬の時期も異なります。