目次
ぶどうの品種と産地について

これらの生食用ぶどうは主に山梨県や長野県、岡山県で栽培されています。山梨県や長野県では生食用の品種だけでなく、ワイン用の品種も多く栽培されています。
生食用とワイン用ぶどうの違いって?

一方、生食用ぶどうは皮が薄く実が大きいのが特徴です。食べやすさを考慮して、種無しぶどうなども多く栽培されるようになってきています。
黒・赤・緑の皮で見分ける!色別ぶどう品種
ぶどうの分け方は色々な方法があります。「生食用」か「ワイン用」かという分け方、地域ごとに分ける「ヨーロッパブドウ」か「アメリカぶどう」かという分け方などがありますが、ここでは皮の色で見分ける「黒系」「赤系」「緑系」について紹介します。この分け方は生食用ぶどうもワイン用ぶどうにも当てはめることができます。黒系ぶどうの品種

赤系ぶどうの品種

緑系ぶどうの品種

皮ごと食べられる人気のぶどう品種5選

不動の人気!巨峰
ぶどうの代名詞ともなった「巨峰」は、大粒の実が特徴です。皮はやや厚いものもありますが食べられます。8月のお盆頃からスーパーにずらりと並び出す巨峰は、夏の終わりの風物詩でもあります。種があるイメージですが種なしの巨峰も多く栽培されています。大粒の実が特徴!ピオーネ
巨峰と他の品種のぶどうをかけ合わせて作られている品種のピオーネは、巨峰と同じように皮の色が濃く、大粒な実が特徴です。岡山県で多く栽培されており、日持ちが良いともいわれています。食卓を鮮やかに!甲斐路
巨峰やピオーネは黒系ですが、甲斐路は赤系のぶどうです。鮮やかな赤色が見た目もきれいで食卓に並べると華やかになります。皮が薄くて粒が楕円の形をしているのが特徴です。マスカットをかけ合わせて作られた品種なので、シャインマスカットに近い味と食感です。旬は巨峰よりやや遅く、9月に入ってから迎えます。希少品種!ウインク
「ウインク」という名前を始めて聞いたという方もいらっしゃると思います。こちらは、甲斐路に似たような粒の形ですが、色は赤系と黒系の間のような鮮やかな紫色をしています。山梨県などで栽培されていますが、生産量が少ないのでなかなか全国に出回ることのない品種です。甘みが強いのが特徴!オリエンタルスター
巨峰より少し小さめの楕円形の粒で甘味が強いのが特徴で、マスカットに近いような味わいの黒系ぶどうです。種無しぶどう人気の品種5選
「種無しぶどう」という品種があるわけではなく、生産農家が1房ずつ手作業で「ジベレリン処理」という処理をして作っています。手間のかかる作業のおかげで、食卓に並ぶときに食べやすい種無しぶどうとなっているんです。パクッと食べやすい!ナガノパープル
長野県で栽培されているナガノパープルは平成16年に品種登録された新しいぶどうで、長野県以外ではなかなか手に入れるのが難しいぶどうす。粒の小さい巨峰のような見た目をした皮ごと食べられる品種です。パクっと食べられるので、お弁当などに入れるのにもむいています。長野県ではナガノパープルを使ったワインも作られています。種無しぶどうの王道!デラウェア
種無しぶどうと聞いて、真っ先に思い浮かぶのがデラウェアではないでしょうか。アメリカで自然交配で生まれた品種です。種がなく小粒な実が特徴です。皮と実がわかれやすいので、皮を食べたくないという方にもおすすめの品種です。酸味が少なく強い甘味が特徴です。緑系ぶどうと言えば!シャインマスカット
緑系ぶどうの代名詞と言えばシャインマスカットですよね。こちらは、種なしで皮も薄いので、そのまま食べられます。さわやかな香りとさっぱりとした甘味が特徴で、人気の高い品種です。全国のスーパーで購入することができます。見つけたらぜひ食べてみて!瀬戸ジャイアンツ
岡山県で栽培されている瀬戸ジャイアンツは緑系のぶどうです。粒の形に非常に特徴があり、球を3個くっつけてギュッと丸めたような形をしています。なかなか全国に出回ることが少ないのですが、見つけたら食べてみる価値のあるぶどうです。粒が大きく、甘い!翠峰(すいほう)
名前からしておいしそうな緑系のぶどうは、平成8年に品種登録されたぶどうです。ピオーネと他のぶどうをかけ合わせて作られたのですが、見た目はピオーネとは全く違います。粒が大きく、甘味が強いのが特徴です。ワインに使われるぶどう

赤ワインと白ワインではぶどうの種類が違います。赤ワインは皮が黒っぽい「黒系」のぶどう、白ワインは皮が黄緑っぽい「緑系」のぶどうを使って作られています。
黒系ぶどうの皮にはタンニンが多く含まれているので、これが赤ワイン特有の渋みとなります。
これだけは押さえたい!赤ワインぶどう品種4選

赤ワインに使われるぶどうの品種一覧
カベルネソーヴィニヨン
赤ワインの代表といえば、フランスのボルドー地方原産のぶどうの品種「カベルネ・ソーヴィニヨン」かと思います。タンニンによる渋みがしっかりと感じられ、口に含んだ時に、しっかりとした重さを感じることができるワインです。ワインに負けないようなステーキなどの肉料理がよく合います。カベルネ・ソーヴィニヨンを使ったワインの中でも特に高級ワインとして名高いのが「オーパス・ワン」です。アメリカカリフォルニア州のワイナリーで作られているオーパス・ワンは1本数万円します。
メルロー
カベルネ・ソーヴィニヨンと同様にフランスのボルドー地方原産のぶどうです。カベルネ・ソーヴィニヨンをマイルドにきめ細かくした味わいが特徴です。カベルネ・ソーヴィニヨンが赤ワインの王様なら、メルローは女王といったところでしょうか。渋みが強すぎるのはいやだけど、少しは渋みを感じたいという方に向けた、赤ワイン初心者の方におすすめの品種です。マルベック
フランスのボルドー地方が原産の品種ですが、近年はチリやアルゼンチンなど南米で多く作られています。ヨーロッパと比較して人件費の安い南米は、高品質のワインを低価格で購入できます。皮の色が濃くタンニンが多いので、渋みが強いのが特徴です。ピノ・ノワール
フランスのブルゴーニュ地方が原産の品種です。上記のワインの中で一番渋みが少なく、渋みが苦手な方や、ロゼや白ワインが好きな方にも飲みやすい赤ワインです。渋みが少ないため、さっぱりとした料理を邪魔することなく飲むことができます。高級ワインとして有名な「ロマネ・コンティ」の品種もピノ・ノワールです。ボジョレーヌーボーに使われるガメイ
毎年11月第3木曜日に解禁されるボジョレーヌーボーはフランスで最初に作られる新酒のことで、ガメイというぶどうの品種が使われています。ガメイはフランスボジョレー地方で栽培される黒系のぶどうです。ボジョレーヌーボーは日本でいう新米のようなものですね。ボジョレーヌーボーは渋みや酸味が少なくサラッと飲めるのが特徴で、赤ワイン初心者の方も楽しみやすいワインです。これだけは押さえたい!白ワインぶどう品種4選

白ワインに使われるぶどうの品種一覧
シャルドネ
フランスのブルゴーニュ地方が原産の品種です。白ワインと言えば、シャルドネかソーヴィニヨン・ブランが有名です。多くのレストランにもこの2本は置いてあります。ぶどうの甘味だけでなく、フルーツ独自の酸味や芳醇な香りが特徴です。ソーヴィニヨン・ブラン
フランスのボルドー地方やロワール地方で多く栽培されている品種です。シャルドネに比べて、苦味があるのが特徴です。黒胡椒のようなスパイシーな香りが特徴です。甘いお酒は好きじゃないという方は、シャルドネよりもソーヴィニヨン・ブランの方がおすすめです。リースリング
リースリングはドイツ原産の品種です。甘味と酸味と舌の上でピリッとする辛味のバランスが特徴です。ヨーグルトのような発酵した酸味が感じられます。レストランやスーパーに置いてないこともありますが、リカーショップやネット通販で購入することができます。セミヨン
フランスのボルドー地方やソーテルヌ地方が原産の品種です。セミヨン単体よりも、他の品種とブレンドして作られることも多いのが特徴です。また、「貴腐ワイン」という言葉を聞いたことがある方も多いと思いますが、この貴腐ワインの原料となるのもセミヨンで、濃厚な甘さとフルーティな香りが特徴のワインです。日本ワインに欠かせないぶどうの品種

厳しい日本ワインの基準
日本ワインと呼ばれるには、日本で栽培されたぶどうを100%使用して日本で醸造されていなければいけません。日本のぶどうを使って海外で醸造したり、海外のぶどうで日本で醸造しても日本ワインとは言えません。日本ワインには塩尻ワイン、蔵王スターワインなど地名が入っているものがあります。地名が入ったワインは、その土地で栽培されたぶどうを85%以上使用して、なおかつその土地で醸造されているという場合のみに付けられた、非常に制限の高い中で作られたワインなのです。日本ワインの歴史
日本でワインが作られるようになったのは、今から140年ほど前だと言われています。明治時代に殖産興業政策として、ぶどう栽培・ワイン栽培振興策が加わり、海外からぶどう苗を輸入して山梨県でぶどう栽培とワイン醸造をすすめました。しかし、渋みや酸味が強いワインはあまり受け入れられず、甘味が強くて飲みやすいワインが好まれました。その後、1970年代の高度経済成長に入ると、ワインの消費が拡大し、家でもワインが飲まれるようになりました。おすすめの日本ワイン3選
日本ワインは長野、山梨、岡山などぶどうの産地で多く作られています。ネット通販で購入できるものも多いので、チェックしてください。シャトー勝沼の菱山甲州
山梨県の甲州地域はぶどうの栽培が盛んで、ワイナリーも多くあります。その中の、ワイナリー「シャトー勝沼」は日本ワインの中で避けて通れません。歴史が深く、同じ地で約130年もワインを作り続けています。直接現地に足を運ぶとワイナリーが見学と試飲ができますよ。
シャトー勝沼 菱山甲州
・内容量:720ml
・タイプ:白ワイン
・テイスト:やや辛口
・アルコール度数:12%
・産地:山梨県
・備考:掲載画像と実物はデザインが異なる場合がございます。
・タイプ:白ワイン
・テイスト:やや辛口
・アルコール度数:12%
・産地:山梨県
・備考:掲載画像と実物はデザインが異なる場合がございます。
マスカット・ベーリーA
黒系ぶどうであるマスカット・ベーリーAの赤ワインも一度飲む価値アリです。渋みが少ないので、どんな料理とも相性が良いのが特徴です。
日本ワイン ジャパンプレミアム マスカット・ベーリーA
・内容量: 750ml
・タイプ:赤ワイン
・テイスト:ライトボディ/辛口
・品種 :マスカット・ベーリーA 100%
・ぶどう栽培地 :長野県産:59%、山梨県産:41%
・タイプ:赤ワイン
・テイスト:ライトボディ/辛口
・品種 :マスカット・ベーリーA 100%
・ぶどう栽培地 :長野県産:59%、山梨県産:41%
グランポレール 泉
2018年ワインコンクールで銀賞・部門最高賞を受賞した白ワインです。少し辛口で、酸味、渋み、苦味のバランスが良いのが特徴のワインです。奥深いぶどうとワインの世界
生食用とワイン用のぶどうの種類や品種についてご紹介しました。ぶどうの世界は奥深いですね。ワインのことはよくわからないという方も、これを機にワインの世界に足を踏み込んでみては?紹介されたアイテム

種なし巨峰

山形県産 大粒ピオーネ

甲斐路

【ふるさと納税】お楽しみ旬葡萄 食べ比べ…

山梨・丸山さんの新種ぶどう

長野県産 ナガノパープル

【ふるさと納税】甘さが魅力のぶどう デラ…

シャインマスカット

瀬戸ジャイアンツ

長野産高級ブドウ翠峰
シャトー勝沼 菱山甲州

日本ワイン ジャパンプレミアム マスカッ…

日本ワイン グランポレール エスプリ・ド…