知ってて損なし!ぶどうの種類・品種や特徴を解説

生で食べるだけでなくワインの原料としても使われるぶどうの種類と品種の特徴、山梨県や長野県で栽培されるおいしいぶどう、知っておきたいワイン用ぶどうの一覧をご紹介します。


出典:写真AC
そのままでもワインにしてもおいしいぶどう。「ぶどう」と一括りにしてもとても品種が多いですよね。ぶどうは生食用なのかワイン用なのか、皮の色や厚さ、種ありか種なしかなど、さまざまな種類に分けられ、さらに巨峰、ピオーネなどの品種に分けられます。今回は、そんなぶどうの種類や品種について特徴を解説します。

ぶどうの品種と産地について

かごに盛られたぶどう
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ぶどうには品種がいくつくらいあるかご存じでしょうか?なんと世界中で10,000種ものぶどうがあるといわれています。現在日本では100種ほど栽培されていて、有名なぶどうと言えば「巨峰」「ピオーネ」「シャインマスカット」「デラウェア」などが日本では人気のぶどうです。

これらの生食用ぶどうは主に山梨県や長野県、岡山県で栽培されています。山梨県や長野県では生食用の品種だけでなく、ワイン用の品種も多く栽培されています。

生食用とワイン用ぶどうの違いって?

ぶどう
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日本で栽培されているぶどうは、大きく分けると「生食用」と「ワイン用」に分けることができ、その8割が「ワイン用」として栽培されています。ワイン用のぶどうは皮が厚くて実が小さいのが特徴です。また、ワイン用品種は糖度が高いのも特徴の一つ。ワインの製造工程で酵母による発酵が行われ、アルコールに変わる際にぶどうの糖分が使われるためです。

一方、生食用ぶどうは皮が薄く実が大きいのが特徴です。食べやすさを考慮して、種無しぶどうなども多く栽培されるようになってきています。

黒・赤・緑の皮で見分ける!色別ぶどう品種

ぶどうの分け方は色々な方法があります。「生食用」か「ワイン用」かという分け方、地域ごとに分ける「ヨーロッパブドウ」か「アメリカぶどう」かという分け方などがありますが、ここでは皮の色で見分ける「黒系」「赤系」「緑系」について紹介します。この分け方は生食用ぶどうもワイン用ぶどうにも当てはめることができます。

黒系ぶどうの品種

黒系のぶどう
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黒系ぶどうは、皮の色が濃い紫色をしていて黒っぽいのが特徴です。ぶどうの皮の色は「アントシアニン」という成分で、この成分が多いほど皮の色が濃くなります。ブルーベリーも同じ「アントシアニン」が含まれているため、紫色になります。品種としては巨峰やピオーネなどが挙げられ、香りが強いのが特徴です。

赤系ぶどうの品種

赤系のぶどう
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黒系と緑系の間のようなきれいな赤色のぶどうが「赤系」です。種無しで小粒のデラウェアのほか、甲斐路などが赤系ぶどうです。黒系に比べてさっぱりとした甘さが特徴です。皮の部分の渋みも少なく皮ごと食べられるぶどうも多くあります。

緑系ぶどうの品種

緑系のぶどう
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シャインマスカットや瀬戸ジャイアンツなどが緑系のぶどうです。黒系や赤系比べて渋みや酸味が少なく、さっぱりといただけます。淡い黄緑色がきれいなので、スイーツなどにもよく使われます。皮ごと食べられるのも多く、シャインマスカットはスーパーでもよく売られています。

皮ごと食べられる人気のぶどう品種5選

かごに盛られたぶどう
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ここでは皮ごと食べられるぶどうを紹介します。最近では、多くのぶどうの皮が薄くなってきているので、さまざまなぶどうが皮ごと食べられますよ。

不動の人気!巨峰

ぶどうの代名詞ともなった「巨峰」は、大粒の実が特徴です。皮はやや厚いものもありますが食べられます。8月のお盆頃からスーパーにずらりと並び出す巨峰は、夏の終わりの風物詩でもあります。種があるイメージですが種なしの巨峰も多く栽培されています。
ITEM
種なし巨峰
・内容量(約):1.8kg(3~4房入)
・産地:長野県産

大粒の実が特徴!ピオーネ

巨峰と他の品種のぶどうをかけ合わせて作られている品種のピオーネは、巨峰と同じように皮の色が濃く、大粒な実が特徴です。岡山県で多く栽培されており、日持ちが良いともいわれています。
ITEM
山形県産 大粒ピオーネ
・内容量:1房 約650g
・産地:山形県東根 天童産

食卓を鮮やかに!甲斐路

巨峰やピオーネは黒系ですが、甲斐路は赤系のぶどうです。鮮やかな赤色が見た目もきれいで食卓に並べると華やかになります。皮が薄くて粒が楕円の形をしているのが特徴です。マスカットをかけ合わせて作られた品種なので、シャインマスカットに近い味と食感です。旬は巨峰よりやや遅く、9月に入ってから迎えます。
ITEM
甲斐路
・内容量:2~3房(約1kg以上)
・等級:秀品
・産地:山梨県

希少品種!ウインク

「ウインク」という名前を始めて聞いたという方もいらっしゃると思います。こちらは、甲斐路に似たような粒の形ですが、色は赤系と黒系の間のような鮮やかな紫色をしています。山梨県などで栽培されていますが、生産量が少ないのでなかなか全国に出回ることのない品種です。
ITEM
【ふるさと納税】お楽しみ旬葡萄 食べ比べセット
・内容:異品種の食べ頃のぶどうを大房3~中5房詰合せて発送
・産地:愛媛県

甘みが強いのが特徴!オリエンタルスター

巨峰より少し小さめの楕円形の粒で甘味が強いのが特徴で、マスカットに近いような味わいの黒系ぶどうです。
ITEM
山梨・丸山さんの新種ぶどう
・内容量(約)2kg(2〜3房)
・品種:ピアレス、コトピー天山、翠峰オリエンタルスター、クインニーナなど
・産地:山梨県

▶種なしぶどうの人気品種

種無しぶどう人気の品種5選

「種無しぶどう」という品種があるわけではなく、生産農家が1房ずつ手作業で「ジベレリン処理」という処理をして作っています。手間のかかる作業のおかげで、食卓に並ぶときに食べやすい種無しぶどうとなっているんです。

パクッと食べやすい!ナガノパープル

長野県で栽培されているナガノパープルは平成16年に品種登録された新しいぶどうで、長野県以外ではなかなか手に入れるのが難しいぶどうす。粒の小さい巨峰のような見た目をした皮ごと食べられる品種です。パクっと食べられるので、お弁当などに入れるのにもむいています。長野県ではナガノパープルを使ったワインも作られています。
ITEM
長野県産 ナガノパープル
・産地:長野県

種無しぶどうの王道!デラウェア

種無しぶどうと聞いて、真っ先に思い浮かぶのがデラウェアではないでしょうか。アメリカで自然交配で生まれた品種です。種がなく小粒な実が特徴です。皮と実がわかれやすいので、皮を食べたくないという方にもおすすめの品種です。酸味が少なく強い甘味が特徴です。
ITEM
【ふるさと納税】甘さが魅力のぶどう デラウェア
・内容量:2kg(L~3Lが10~16房)
・等級:秀品
・産地:山形県寒河江市

緑系ぶどうと言えば!シャインマスカット

緑系ぶどうの代名詞と言えばシャインマスカットですよね。こちらは、種なしで皮も薄いので、そのまま食べられます。さわやかな香りとさっぱりとした甘味が特徴で、人気の高い品種です。全国のスーパーで購入することができます。
ITEM
シャインマスカット
・産地:山形県

見つけたらぜひ食べてみて!瀬戸ジャイアンツ

岡山県で栽培されている瀬戸ジャイアンツは緑系のぶどうです。粒の形に非常に特徴があり、球を3個くっつけてギュッと丸めたような形をしています。なかなか全国に出回ることが少ないのですが、見つけたら食べてみる価値のあるぶどうです。
ITEM
瀬戸ジャイアンツ
・産地:岡山県
・内容量:1房(約800g)

粒が大きく、甘い!翠峰(すいほう)

名前からしておいしそうな緑系のぶどうは、平成8年に品種登録されたぶどうです。ピオーネと他のぶどうをかけ合わせて作られたのですが、見た目はピオーネとは全く違います。粒が大きく、甘味が強いのが特徴です。
ITEM
長野産高級ブドウ翠峰
・産地:長野産
・品種:翠峰(すいほう)
・内容量(約):1kg

ワインに使われるぶどう

たわわに実ったぶどう
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ここでは赤ワインに使われる「黒系」ぶどうと、白ワインに使われる「緑系」について取り上げます。
赤ワインと白ワインではぶどうの種類が違います。赤ワインは皮が黒っぽい「黒系」のぶどう、白ワインは皮が黄緑っぽい「緑系」のぶどうを使って作られています。

黒系ぶどうの皮にはタンニンが多く含まれているので、これが赤ワイン特有の渋みとなります。

これだけは押さえたい!赤ワインぶどう品種4選

赤ワイン
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覚えておきたい赤ワイン用ぶどうの品種を一覧でご紹介するので、ぜひ、参考にしてください。

赤ワインに使われるぶどうの品種一覧

カベルネソーヴィニヨン

赤ワインの代表といえば、フランスのボルドー地方原産のぶどうの品種「カベルネ・ソーヴィニヨン」かと思います。タンニンによる渋みがしっかりと感じられ、口に含んだ時に、しっかりとした重さを感じることができるワインです。ワインに負けないようなステーキなどの肉料理がよく合います。

カベルネ・ソーヴィニヨンを使ったワインの中でも特に高級ワインとして名高いのが「オーパス・ワン」です。アメリカカリフォルニア州のワイナリーで作られているオーパス・ワンは1本数万円します。

メルロー

カベルネ・ソーヴィニヨンと同様にフランスのボルドー地方原産のぶどうです。カベルネ・ソーヴィニヨンをマイルドにきめ細かくした味わいが特徴です。カベルネ・ソーヴィニヨンが赤ワインの王様なら、メルローは女王といったところでしょうか。渋みが強すぎるのはいやだけど、少しは渋みを感じたいという方に向けた、赤ワイン初心者の方におすすめの品種です。

マルベック

フランスのボルドー地方が原産の品種ですが、近年はチリやアルゼンチンなど南米で多く作られています。ヨーロッパと比較して人件費の安い南米は、高品質のワインを低価格で購入できます。皮の色が濃くタンニンが多いので、渋みが強いのが特徴です。

ピノ・ノワール

フランスのブルゴーニュ地方が原産の品種です。上記のワインの中で一番渋みが少なく、渋みが苦手な方や、ロゼや白ワインが好きな方にも飲みやすい赤ワインです。渋みが少ないため、さっぱりとした料理を邪魔することなく飲むことができます。高級ワインとして有名な「ロマネ・コンティ」の品種もピノ・ノワールです。

ボジョレーヌーボーに使われるガメイ

毎年11月第3木曜日に解禁されるボジョレーヌーボーはフランスで最初に作られる新酒のことで、ガメイというぶどうの品種が使われています。ガメイはフランスボジョレー地方で栽培される黒系のぶどうです。ボジョレーヌーボーは日本でいう新米のようなものですね。ボジョレーヌーボーは渋みや酸味が少なくサラッと飲めるのが特徴で、赤ワイン初心者の方も楽しみやすいワインです。
▶白ワイン用ぶどうの人気品種

これだけは押さえたい!白ワインぶどう品種4選

白ワイン
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赤ワインの品種とともに、覚えておきたい白ワイン用ぶどうの品種を一覧でご紹介します。

白ワインに使われるぶどうの品種一覧

シャルドネ

フランスのブルゴーニュ地方が原産の品種です。白ワインと言えば、シャルドネかソーヴィニヨン・ブランが有名です。多くのレストランにもこの2本は置いてあります。ぶどうの甘味だけでなく、フルーツ独自の酸味や芳醇な香りが特徴です。

ソーヴィニヨン・ブラン

フランスのボルドー地方やロワール地方で多く栽培されている品種です。シャルドネに比べて、苦味があるのが特徴です。黒胡椒のようなスパイシーな香りが特徴です。甘いお酒は好きじゃないという方は、シャルドネよりもソーヴィニヨン・ブランの方がおすすめです。

リースリング

リースリングはドイツ原産の品種です。甘味と酸味と舌の上でピリッとする辛味のバランスが特徴です。ヨーグルトのような発酵した酸味が感じられます。レストランやスーパーに置いてないこともありますが、リカーショップやネット通販で購入することができます。

セミヨン

フランスのボルドー地方やソーテルヌ地方が原産の品種です。セミヨン単体よりも、他の品種とブレンドして作られることも多いのが特徴です。また、「貴腐ワイン」という言葉を聞いたことがある方も多いと思いますが、この貴腐ワインの原料となるのもセミヨンで、濃厚な甘さとフルーティな香りが特徴のワインです。

日本ワインに欠かせないぶどうの品種

ぶどう
出典:写真AC
日本でもさまざまなワインが作られています。日本ワインの歴史とおすすめの日本ワインをご紹介します。

厳しい日本ワインの基準

日本ワインと呼ばれるには、日本で栽培されたぶどうを100%使用して日本で醸造されていなければいけません。日本のぶどうを使って海外で醸造したり、海外のぶどうで日本で醸造しても日本ワインとは言えません。日本ワインには塩尻ワイン、蔵王スターワインなど地名が入っているものがあります。地名が入ったワインは、その土地で栽培されたぶどうを85%以上使用して、なおかつその土地で醸造されているという場合のみに付けられた、非常に制限の高い中で作られたワインなのです。

日本ワインの歴史

日本でワインが作られるようになったのは、今から140年ほど前だと言われています。明治時代に殖産興業政策として、ぶどう栽培・ワイン栽培振興策が加わり、海外からぶどう苗を輸入して山梨県でぶどう栽培とワイン醸造をすすめました。しかし、渋みや酸味が強いワインはあまり受け入れられず、甘味が強くて飲みやすいワインが好まれました。その後、1970年代の高度経済成長に入ると、ワインの消費が拡大し、家でもワインが飲まれるようになりました。

おすすめの日本ワイン3選

日本ワインは長野、山梨、岡山などぶどうの産地で多く作られています。ネット通販で購入できるものも多いので、チェックしてください。

シャトー勝沼の菱山甲州

山梨県の甲州地域はぶどうの栽培が盛んで、ワイナリーも多くあります。その中の、ワイナリー「シャトー勝沼」は日本ワインの中で避けて通れません。歴史が深く、同じ地で約130年もワインを作り続けています。直接現地に足を運ぶとワイナリーが見学と試飲ができますよ。
ITEM
シャトー勝沼 菱山甲州
・内容量:720ml
・タイプ:白ワイン
・テイスト:やや辛口
・アルコール度数:12%
・産地:山梨県
・備考:掲載画像と実物はデザインが異なる場合がございます。

マスカット・ベーリーA

黒系ぶどうであるマスカット・ベーリーAの赤ワインも一度飲む価値アリです。渋みが少ないので、どんな料理とも相性が良いのが特徴です。
ITEM
日本ワイン ジャパンプレミアム マスカット・ベーリーA
・内容量: 750ml
・タイプ:赤ワイン
・テイスト:ライトボディ/辛口
・品種 :マスカット・ベーリーA 100%
・ぶどう栽培地 :長野県産:59%、山梨県産:41%

グランポレール 泉

2018年ワインコンクールで銀賞・部門最高賞を受賞した白ワインです。少し辛口で、酸味、渋み、苦味のバランスが良いのが特徴のワインです。
ITEM
日本ワイン グランポレール エスプリ・ド・ヴァン・ジャポネ 泉-SEN
・内容量:720ml
・タイプ:白ワイン
・テイスト:中辛口
・アルコール度数:12%

奥深いぶどうとワインの世界

生食用とワイン用のぶどうの種類や品種についてご紹介しました。ぶどうの世界は奥深いですね。ワインのことはよくわからないという方も、これを機にワインの世界に足を踏み込んでみては?

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若子みな美
若子みな美

管理栄養士・減塩料理家 大学卒業後、管理栄養士として病院や福祉施設に勤務。生活習慣病などの増加により、多くの方にとって「食」に対する制限が高まっていると感じる。 その後、栄養職員として学校給食に従事し、食育や献立管理などを行う。 より多くの人に、ライフステージに合わせた食の重要性を伝えるとともに、「食のハードルを下げる」をモットーに2017年に独立。 現在は減塩料理や簡単・時短料理の開発、企業や雑誌・リーフレットのレシピ開発、食に関するコラム執筆や監修、食に関するイベントなどを行っている。

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