お菓子作りに欠かせない黒糖!管理栄養士おすすめの簡単レシピと使い方

日々の料理に欠かせない調味料ですが、そんな調味料にこだわることで毎日の料理がおいしくなりますよ。中でもおすすめなのが上白糖と黒糖を常備して使い分けること。今回は黒糖の特徴やおすすめレシピ、今日から真似できる使い方をご紹介します。また、通販でもさまざまな黒糖や黒糖お菓子が購入できるので、合わせてチェックしてみてください。


出典:写真AC
毎日の料理に欠かせない調味料。しょうゆ、味噌、塩などとともに重要なのが砂糖ですよね。一言で「砂糖」と言っても、上白糖、グラニュー糖、黒糖などと種類が豊富。一般的には上白糖を常備しているご家庭が多いかと思います。今回は、砂糖の中でも「黒糖」にフォーカスして黒糖の特徴やおすすめレシピ、使い方などをご紹介。上白糖と黒糖を使い分けることで日々の料理がワンランクアップしますよ!

黒糖とはどんな砂糖なのか

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黒糖と言われて「黒っぽい砂糖」というのはわかるけど、具体的に何が違うかわからないという方も多いかと思います。ここでは黒糖がどんな砂糖なのか紹介します。

知っておきたい砂糖の種類

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砂糖の種類と聞いて思い浮かべるのは、上白糖やグラニュー糖でしょうか。砂糖には多くの種類があります。

砂糖を大きく分けると「分蜜糖」と「含蜜糖」の2つに分けられます。私達が普段よく使用している上白糖は分蜜糖の1種で、今回ご紹介する黒糖は含蜜糖の1種です。分蜜等はミネラル分を含む糖蜜を分離して作っていますが、含蜜糖が糖蜜を分離することなく作っています。そのため、含蜜糖には奥深い風味やコクがあるのが特徴です。含蜜糖には黒糖のほか、和三盆や赤糖などが含まれています。
分蜜糖は精製糖とも呼ばれ、さらに細かく分類されます。まず、車糖とざらめ糖です。車糖は細かくしっとりした粒子の砂糖で上白糖や三温糖が入ります。ざらめ糖は粗い粒子の砂糖でグラニュー糖や白ざらめ、中ざらめなどが入ります。

また、「黒糖と黒砂糖は違うの?」という声がたまに聞かれますが、この2つは同じです!呼び方に違いはあれど同じ砂糖ということは知っておくと良いですよ。

黒糖と上白糖とのちがい

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黒糖と上白糖は上記にも記載しましたが、精製方法が違います。精製方法が違うことで味にもかなり変化が現れます。

黒糖はミネラル分を多く含むことで奥深いコクややさしい甘味が特徴です。上白糖はさっぱりした甘さが特徴で、黒糖のような香りはあまり感じられません。ミネラル分の違いから栄養も多少異なりますが、料理やお菓子に使う砂糖の量では、何かの栄養素摂取を期待できることは少ないでしょう。黒糖と上白糖のエネルギーもほとんど同じです。黒糖はミネラル分を含むからどれだけ食べても大丈夫というわけではありません。適量を守りましょう。

黒糖の作り方

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黒糖はサトウキビから作られています。まず、サトウキビを絞って砂糖の原料となる水分を抽出します。その水分から不純物などを取り除いて煮詰め「原料糖」を作ります。ここまでは上白糖と同じです。
黒糖の場合は、この原料糖を溶かしてろ過し、蜜を加えて煮つめて作られています。一方、上白糖は原料糖から不純物をさらに取り除いて透明な糖液を作った後に、砂糖の結晶を分離して作られています。上白糖は精製中にミネラル分を含んだ蜜を分離しているために、黒糖のような香りを感じないのです。

砂糖や塩の賞味期限

砂糖に賞味期限の表示はありません。これは、砂糖が食品表示基準の中の「品質の劣化が極めて少ないもの」にあたり、期限表示を省略できるためです。
食品表示法では食品について「消費期限」か「賞味期限」を表示することを義務付けていますが、砂糖は「期限の省略可能な品目」に入るので、賞味期限が表示されていないのです。同様の理由で塩にも賞味期限表示はありません。

黒蜜に利用されている

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わらび餅、あんみつ、ところてんなどの和スイーツや、カフェ風ドリンク、アイスクリームなどに欠かせない黒蜜ですが、実は黒糖から作られています。黒糖と水を混ぜて煮立たせて蜜状にしたものが黒蜜です。材料は黒糖と水だけなので、必要な分だけ簡単に作ることができます。黒糖と水を1:1の割合で小鍋に入れて弱火にかけ、10分ほど煮てとろっとしたら完成です。トーストにかけたり、コーヒーやヨーグルトに入れてもおいしく召し上がれますよ。
▶︎お菓子やお酒に欠かせない黒糖

お菓子やお酒に欠かせない黒糖

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黒糖はお菓子やお酒作りに多く使用されています。主なものを紹介します。

さまざまなお菓子に使われている

黒糖はお菓子作りによく使用されています。黒糖のコクと風味は甘さを加えるだけでなくお菓子の風味をアップさせてくれ、和菓子から洋菓子にまで広く使用されています。黒糖まんじゅうや黒糖かりんとうなどは定番ですよね。また、わらび餅やあんみつなどにも黒糖を使用した黒蜜を最後にかけることが多くあります。さつまいも、かぼちゃ、くるみ、小豆などと相性が良いのでこれらを入れたマフィンやケーキなどを作るときに黒糖を使用するのもおすすめです。

焼酎や梅酒などにも

お酒にも使用されています。黒糖梅酒や黒糖焼酎を飲んだことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?自宅で梅酒を作る時、青梅、氷砂糖、酒を入れて作るのですが、氷砂糖の代わりに黒糖を使用することで、黒糖梅酒を作ることができます。さわやかな梅の香りと黒糖のまろやかさとコクが詰まった梅酒になります。

エネルギーは上白糖とほとんど同じ

黒糖のエネルギーは上白糖とほとんど同じ。黒糖が1gあたり3.6kcal、上白糖が1gあたり3.8kcalです。白砂糖と比べてミネラル分を含んでおり風味やコクが増している黒糖ですが、エネルギーは白砂糖とほとんど同じということを覚えておきましょう。コーヒーなどに砂糖を入れて飲む時に、上白糖から黒糖に代えると、甘味とともに風味がプラスされるので少ない量でおいしく感じるかもしれません。お菓子作りだけでなく、日々の生活の中で手軽に黒糖を使うのをおすすめします。

黒糖を使った簡単お菓子レシピ

黒糖を使ったたべごとオリジナルの簡単お菓子レシピを2品ご紹介します。

蒸しパン風のふわふわ黒糖マフィン

出典:若子みな美
黒糖蒸しパンは蒸す工程が必要なので、蒸し器を持っていないとなかなか作りにくいですよね。そこでおすすめなのが黒糖マフィン。蒸し器がなくてもオーブンで失敗することなく作れますよ。ふわふわ黒糖マフィンはおやつにも朝食にもおすすめです。

 

材料(マフィン6個分)

薄力粉・・・100g
黒糖・・・40g
ベーキングパウダー・・・小さじ1
牛乳・・・70ml
卵・・・1個
サラダ油・・・大さじ1

 

作り方

1)薄力粉とベーキングパウダーをあわせてふるっておく。
2)ボウルに牛乳、卵、サラダ油、黒糖を入れて泡立て器で混ぜる。
3)2に1を2回に分けて加え、その都度混ぜる。マフィンカップに入れる。
4)170度に予熱したオーブンで20〜25分焼く。

黒糖くるみ

出典:若子みな美
コーヒーや紅茶と一緒に食べたい「黒糖くるみ」。くるみと黒糖さえあれば5分ほどで作れるので簡単ですよ。

 

材料(作りやすい分量)

くるみ・・・50g
黒糖・・・大さじ2
水・・・大さじ1

 

作り方

1)くるみをフライパンで軽く炒って取り出す。フライパンの汚れをキッチンペーパーなどで拭く。
2)フライパンに黒糖と水を入れて火にかける。ぶくぶくと煮立ってきたら、くるみを加えて混ぜる。全体に水気がなくなってきたら火を止める。

 
▶︎おすすめの黒糖を通販で購入しよう!

おすすめの黒糖を通販で購入しよう!

黒糖は通販で購入することができます。おすすめの黒糖をいくつか紹介します!

貿易屋珈琲店 純黒糖粉末500g

ITEM
貿易屋珈琲店 純黒糖粉末 500g
貿易屋珈琲店
梱包サイズ:3.6 x 22 x 15 cm

お菓子つくりに使いたくて購入しました。白砂糖と比べて、コクと深みが出るところが気に入っています。時々コーヒーなどに入れて味の変化を楽しむこともあります。



Amazonで500円前後で購入できる黒糖です。筆者もこの黒糖を使用しています。小さいスーパーだと黒糖が売られていないこともあるので、通販で購入できるのは便利ですね。

高橋ソース オーガニック黒糖 400g

ITEM
高橋ソース オーガニック黒糖 400g
有機JAS認定食品
内容量:400g

ミネラル多めなのか味はさっぱりしていて甘すぎない。黒糖にしてはサラサラタイプなので、お料理やお菓子作りに使える。



サラサラした粉末タイプで日々の料理やお菓子作りに使いやすいかと思います。紅茶や珈琲にサッと溶けてくれますよ。

波照間黒砂糖ブロック 300g×6袋

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波照間黒砂糖ブロック 300g×6袋
波照間黒砂糖ブロック
300g×6袋セット

そのまま食べて、まろやかでおいしいです。口どけもよく気に入りました。



飴のようにそのまま食べるという声も聞かれたブロックタイプ。梅酒を作る時は氷砂糖を入れますよね。この氷砂糖を黒糖に代えれば黒糖梅酒ですが、ブロックタイプの方が氷砂糖のように使えて使いやすいかもしれません。

フジバンビ 黒糖ドーナツ棒 20本/箱

ITEM
フジバンビ 黒糖ドーナツ棒 20本/箱
20本/箱

味は日本の駄菓子を思い出す懐かしさ。すっかりファンになりました!



黒糖を使ったお菓子もおすすめです。黒糖棒ドーナツはどこか懐かしい甘さがクセになるおいしさですよ。手土産にも喜ばれそうですね。

意外とおいしい絶品 黒糖のお菓子

黒糖を使ったお菓子は棒ドーナツだけでなく、さまざまなものがあります。通販で見つけた少し珍しいお菓子をご紹介します。

黒糖そら豆

ITEM
黒糖そら豆
原材料:そら豆(中国産有機そら豆)、加工黒砂糖、植物油脂(菜種油)、グラニュー糖、ハチミツ
賞味期限:2ケ月以上

沖縄料理の店で食べて以来、ずっとはまっている黒糖そら豆。
甘みと苦み、豆の風味やコクが渾然一体となって手が止まらなくなる。
中毒性があると思われるほど、うまい。


そら豆に黒糖をまぶして作られた「黒糖そら豆」。エンドレスに食べ続けられそうですね。おつまみにも良さそうです。

黒糖チョコレート

ITEM
黒のショコラ ミルクチョコ味 40g×5袋
40g×5袋


黒糖×チョコレートも見つけましたよ。チョコレートに黒糖のやさしい甘さと深いコクが加わった黒糖チョコレートは、午後のリラックスタイムにおすすめです。

黒糖ピーナッツ

ITEM
黒糖本舗垣乃花 ピーナッツ黒糖150g
【原材料】落花生、粗糖、水飴、黒糖 

美味しい!後を引く味です。食べ過ぎに注意したいと思います(笑)



ピーナッツに黒糖をまぶして作られているお菓子の黒糖ピーナッツ。ポリポリ食感があと引くおいしさで止まらなくなってしまうかも。お子様のおやつにもおすすめです。

黒糖ミルク珈琲

ITEM
UCC 上島珈琲店 黒糖入りミルク珈琲ペットボトル
270ml×24本

いつものコーヒーに飽きた時、疲れた時においしい甘みです。
黒糖のコクのある味わいに1本で満たされました。



黒糖入りのミルク珈琲も見つけました。黒糖のやさしい甘さがおいしいミルク珈琲です。毎日飲むのなら1箱まとめて購入することで割安になりますね。

今日から始めよう!黒糖のおすすめの使い方

黒糖を購入したらすぐに使えるおすすめの使い方を紹介します。

コーヒーに入れる

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今日から簡単にできるおすすめの方法がコーヒーに入れることです。コーヒーやカフェオレに上白糖を入れる方は多いと思いますが、ここで黒糖を加えてみましょう。黒糖のコクのある香りがふわっと引き立ち、リラックス効果も抜群!すっきりしたい朝は上白糖、ゆっくりしたい午後は黒糖などと使い分けても良いかと思います。

ヨーグルトにかける

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無糖のヨーグルトにはちみつやメープルシロップ、練乳やジャムなどを乗せて食べることってありますよね。このバリエーションにも黒糖を加えてみてください。黒糖を入れることで和スイーツのような味わいになりますよ。また、黒糖で黒蜜を作っておくことで、はちみつのように手軽にヨーグルトに使うこともできます。

和風の煮物の隠し味に

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肉じゃがなどの和風の煮物にも上白糖は欠かせないですよね。ここでも黒糖に代えて作ることができます。上白糖とはひと味違った甘さの黒糖を使うことで、いつもと同じように作っても味の変化を感じることができるかと思います。料理にも幅広く使えるので、「試しに購入してみた」という場合も無駄なく使い切ることができそうですね。

きんぴらなどの常備菜

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きんぴらやかぼちゃの煮物、ひじきの炒め煮などの野菜や乾物を使用した常備菜にも黒糖は使えます。上白糖の代わりに黒糖を使用することで、冷めても風味がしっかりと残ったおかずに。お弁当などに入れたときにもしっかりと黒糖の風味が残っていておいしくいただけます。

お菓子作りやパン作り

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お菓子作りやパン作りにももちろん使えます。お菓子を作る時に黒糖を使うだけです。焼いている時から香ばしい香りが漂いますよ。ホームベーカリーがある方は、黒糖食パンなどを作るのもおすすめです。スーパーやパン屋など買わなくてもお家でおいしい黒糖食パンを作れます。

黒糖と上白糖を使い分けてみよう

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砂糖の種類を代えることで、いつものお菓子や飲み物、料理などの味が変化します。品質劣化が少なく長期保存できるので、すぐに使い切る必要もありません。「この料理なら黒糖の方が良いかな、こっちは上白糖かな」などと自分流にアレンジしながら砂糖を使い分ければ、料理上手の仲間入りできますね。ぜひ、この機会に黒糖を日々の食卓に取り入れてみてください。

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若子みな美
若子みな美

管理栄養士・減塩料理家 大学卒業後、管理栄養士として病院や福祉施設に勤務。生活習慣病などの増加により、多くの方にとって「食」に対する制限が高まっていると感じる。 その後、栄養職員として学校給食に従事し、食育や献立管理などを行う。 より多くの人に、ライフステージに合わせた食の重要性を伝えるとともに、「食のハードルを下げる」をモットーに2017年に独立。 現在は減塩料理や簡単・時短料理の開発、企業や雑誌・リーフレットのレシピ開発、食に関するコラム執筆や監修、食に関するイベントなどを行っている。

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