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小型冷蔵庫のサイズの目安

70L×家族の人数+常備品分(100L)+予備(70L)が目安と言われています。
しかし、1人暮らしでそれほど食材を保存しない場合や、2台目の冷蔵庫として寝室や書斎などキッチンとは別の場所に置いて飲み物を冷やす場合などには、100L以下の小型冷蔵庫が設置するスペースを取らないので便利です。
容量 | ~99L | 100L~199L | 200L~399L | 400L~549L | 550L~ |
おすすめの目安 | 2台目や寝室 | 1~2人暮らし | 2~3人暮らし | 4~5人暮らし | 6人以上の大家族 |
小型冷蔵庫の選び方

メインで使うか、サブとして使うか
小型冷蔵庫にも、車の中や屋外に持ち運びして利用できる10L以下の超小型のものから、1人暮らしや2台目の冷蔵庫としておすすめの100L以下のものまでさまざまな容量の製品があります。メインの冷蔵庫として使うのか2台目として使うのか、家から持ち出して使うのかなど使用するシーンに合わせて選びましょう。1ドア冷蔵庫と2ドア冷蔵庫

製品によって冷凍室と冷蔵室の比率が違うので、冷凍室をどのぐらい使用するかを考えてから選ぶようにしましょう。また、よく使う冷蔵室が上にあり、冷凍室が下に配置されたボトムフリーザータイプの冷蔵庫もあります。特に小型冷蔵庫の場合には、庫内にモノを出し入れする際に腰を曲げなければなりませんが、ボトムフリーザーは冷蔵室が上にあるので、腰の負担が楽になります。
サブの冷蔵庫や料理をあまりする機会がなく飲み物を冷やすだけという場合には、1ドアの冷蔵庫で十分かもしれません。
置き場所

また、冷蔵庫は熱を発するため、放熱するためのスペースが必要となります。この放熱するスペースを確保していないと、熱がこもって効果的に冷却ができなくなってしまうので、上部や後ろ側、左右にはスペースの余裕ができるように選びましょう。
同じ容量の冷蔵庫でも製品によってはスリムタイプのものや薄型タイプのものもあるので、容量だけでなく縦・横・高さのサイズを確認します。
ドアの開く方向
冷蔵庫には、ドアの開き方にも違いがあります。大型の冷蔵庫には両開きタイプ(左右開き)やフレンチドア(観音開き)タイプもありますが、小型冷蔵庫の場合には片開きタイプで右開きか左開きタイプかを選びます。通常は右開きタイプですが、右側にドアを開けるスペースが無い場合には左開きタイプを選びます。製品によってはヒンジやネジを付け替えることによって、ドアを左右付け替えることができる製品もあります。
省エネ設計、電気代

一般的には、容量が大きな冷蔵庫ほど年間消費電力量は大きくなりますが、真空断熱材やインバーター制御が導入されている製品は省エネ性能が高くなっています。
省エネルギーラベル・統一省エネルギーラベル
冷蔵庫など家電製品には、省エネ性能を表示する「省エネルギーラベル」「統一省エネルギーラベル」「簡易版統一省エネルギーラベル」と3つのラベルが貼られています。ラベルは省エネルギー性能がわかりやすく表されているので、製品を選び際の目安となります。機能
小型冷蔵庫は、大きさをコストを抑えるためシンプルな機能の製品も多くあります。なかでも自動霜取り機能がついているかどうかは事前にチェックしましょう。冷凍スペースに霜がついていると十分な冷却性能を発揮できないばかりか、霜によって庫内のスペースが狭くなってしまいます。また見た目も悪いので定期的な霜取りが必要ですが、自動霜取り機能が付いていれば、面倒な霜取り不要です。
冷却方式
ほとんどの冷蔵庫は、冷却効率の良い気化圧縮式が採用されています。しかし、少し作動音が大きいので、寝室に置くなら作動音が少ないペルチェ式の冷蔵庫を選ぶとよいかもしれません。気化圧縮式の冷蔵庫でも、ファン式でない静音設計の直冷式の商品もありますが、冷凍庫の霜取りなどの手間がかかるというデメリットもあります。設置する場所などを考えて性能を比較して選びましょう。