1656年の初採掘以来、薩摩錫器は飲食器や工芸品、大砲の砲身に利用されるなど、薩摩藩に大きな利益をもたらしました。「岩切美巧堂」は創業100周年を記念して2016年に「薩摩錫器工芸館」をオープン。錫皿制作体験コーナーも設けています。TV番組でもたびたび紹介されている人気の錫器を手がけています。
◯清課堂 オフィシャルサイト
錫婚式のお祝いの品としてはもちろん、大切な友人や家族に贈るギフトとしても錫器はおすすめのアイテムです。また、10年にわたって何かをやり遂げた自分へのごほうびにというのもすてきですね。
幅広く使える万能酒器:タンブラーオンザロック
焼酎やビール、ウイスキーなどいろいろな酒が楽しめるロックグラスサイズのタンブラーです。5.「清課堂」 京の宮中行事とつながる錫の酒器
江戸後期(1839年)に錫師として創業。以来、神社仏閣の荘厳品、宮中の御用品の製作に携わりながら、さまざまな日用工芸品を作り続けています。なかでも酒の器は、侘び・寂びの美しさを反映した美しいものばかりです。◯清課堂 オフィシャルサイト
長く使うために!錫器のお手入れ&注意10カ条
柔らかいスポンジを使って、台所用中性洗剤で洗うこと。- 表面に傷がつく場合があるので、硬いたわしなどでこすらないこと。
- 光沢が鈍くなってきた時は、重曹を使って磨くこと。
- 柔らかい素材のため多少の形の変化を楽しむのはよいが、過度に曲げると亀裂や破損の原因となるため注意すること。
- 融点が低い金属なので、火気の近くに置かないこと。
- 熱伝導率が高いので熱いものを入れると器ごと熱くなります。火傷には十分注意すること。
- 電子レンジで燗つけしたり、食器洗浄機や乾燥機を使用しないこと。
- 低温により錫が変質するおそれがあるため、冷凍庫には入れないこと。
- 冷蔵庫での長時間の保管も避けること。
変色の原因となるので、酸味の強いものや色の濃いものを長時間入れたままにしないこと。
錫婚式のお祝い、大切な方へのギフトに
ガラスのように割れたりしない、柔軟な錫。そんな錫の酒器は使えば使うほど風合いも出てきます。これからも互いに柔らかく接し、さらに良い関係を築いていこうという意味を込めて、10年という節目を祝う結婚記念日は「錫婚式(すずこんしき)」と呼ばれます。錫婚式のお祝いの品としてはもちろん、大切な友人や家族に贈るギフトとしても錫器はおすすめのアイテムです。また、10年にわたって何かをやり遂げた自分へのごほうびにというのもすてきですね。