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電気圧力鍋とは?

電気圧力鍋のメリット・デメリット

ちょっと気になるデメリット
メリットだらけの電気圧力鍋ですが、デメリットといえるのがその大きさです。購入の際は、サイズを考え、事前に置くスペースを確保しておきましょう。また、実際の調理時間が短いのは事実ですが、よく広告で見かけるように「加圧3分で肉じゃが、加圧1分で煮物完成」というわけではありません。電気圧力鍋の調理には、「余熱」「圧力調理」「蒸らし(保温)」の3つの時間が必要だからです。ちなみに、肉じゃがの場合、余熱で15分、加圧で3分、蒸らしで15分と33分は時間がかかります。もちろん素材を切ったり、調味料を入れたり、下準備の時間もあるので、実際に食べられるまでには、40分ほどの時間がかかります。調理の際は、それを考えて時間を逆算しましょう。電気圧力鍋を選ぶポイントは?

消費電力・電気代
まず、電気圧力鍋にはIHタイプとマイコンタイプの2種類があります。●IHタイプ
電磁誘導を利用して鍋自体を発熱させることで加熱調理を行います。温度ムラのない調理ができるので煮物や煮込み料理に適しており、細い温度調節ができるのがメリットです。ただ、消費電力は炊飯器と同等の1200Wクラスのものが主流。炊飯器や電子レンジと同時に使用するとブレーカーが落ちてしまう可能性もあるので要注意です。●マイコンタイプ
電熱ヒーターで内鍋を加熱し調理します。IHタイプに比べて消費電力が少なく、600~800Wのものが主流です。電気代の節約にもつながるので、頻繁に電気圧力鍋を使う人には、マイコンタイプがおすすめです。仮に、電気圧力鍋の消費電力を800W、電気料金単価を27円/kWhとした場合の電気代は、平均的な煮込み料理のカレーや鶏肉のトマト煮込み(使用時間15分)で5.4円程度。あさりの酒蒸し(使用時間1分)なら0.36円程度です。
サイズ・容量
メーカーや容量にもよりますが、炊飯器よりも本体サイズが大きいので、それなりの置き場所が必要です。左右のスペースだけでなく、上に蒸気が上がるため、上方向にも余裕のある場所を選ぶのが理想的です。電気圧力鍋の容量は人数を基準としています。例えば、一人暮らしなら1~2L、複数人分の料理を作るなら2L以上のモデルがおすすめです。目安は、だいたい調理したい人数プラス1Lだといわれています。
圧力
圧力鍋である以上、かけられる圧力の強さも重要です。この圧力で、調理にかかる時間も変わってくるのです。一般的に、マイコン式では、最大値(ゲージ値)が70kpaが一般的ですが、60kpaに落として価格を抑えた機種もあります。また90kpaという高い圧力で大容量の材料を短時間で調理できる機種は、業務用で使うのにおすすめです。自動メニューの数
電気圧力鍋の多くは、材料をセットするだけで自動調理できる「プリセットメニュー」を搭載しています。タイマー機能付きなら、朝に食材をセットしておき、帰宅の時間に合わせて料理を仕上げることも可能です。この自動調理機能は、電気圧力鍋ならではのものなので、数や内容を確認して、上手に活用しましょう。手入れのしやすさ
日常的に活用するためにも、お手入れのしやすさは選ぶ時の大切な要素です。ポイントは、ふたが「プッシュ式」か「スライド式」か。また、取り外せて丸洗いできるか。内鍋が汚れを落としやすい加工がされている、部品の数が多いかどうかなど。事前に使用頻度や使い勝手をよく考慮しましょう。気になる部分は、口コミ情報などを確認しておくと安心です。あると便利な機能をチェック
