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岩手県の新ブランド米「金色の風」とは?

岩手県のフラッグシップ米「金色の風」とは?
「金色の風」は、平成29年から一般栽培が始まった岩手県オリジナルの水稲品種です。公益財団法人岩手生物工学研究センターと岩手県農業研究センターが、「コシヒカリ」を越えるコメを目標に開発に取り組んだ品種で、10年の歳月をかけて完成した岩手県のフラッグシップ米です。最新の科学技術「ゲノム解析技術(※注1)」の「MutMap法(ムトマップ法)」を使って、おいしさの遺伝子を持つ系統「Hit1073」を母に、トータルバランスに優れている「ひとめぼれ」を父に人工交配され生まれたお米で、ふわりとした食感とかんだ瞬間に口いっぱいに広がる豊かな甘みが特徴で、「コシヒカリ」並みのアミロース含有率と「ひとめぼれ」の特徴を兼ね備えた最上級のお米です。
平成29年にデビューした新しいブランド米ですが、おいしいと味の評判も良く、その高級感のあるネーミングやロゴマークのデザインからギフトや贈答用として人気になっています。
※注1:ゲノム解析とは、生物のゲノムのもつ遺伝情報を総合的に解析すること。
「金色の風」名前の由来

「風」は岩手県の豊かな”風土“を表していて、日本の食卓に新たな” 風“を吹き込むという願いが込められています。
「金色の風」のテレビCM
「金色の風」のテレビCMには、女優の”のん(能年玲奈)”さんが出演していました。のんさんは、2013年に岩手県の架空の町を舞台にしたNHKの連続テレビ小説「あまちゃん」に出演したことから、2017年に「純情産地いわて宣伝本部長」に就任し、CMでは金髪にして「金色の風」のおいしさをアピールしています。2018年10月29日には、東京ミッドタウン日比谷で「いわての美味しいお米 新米フェア」のイベントが開催され、のんさんはおにぎりを頬張って「塩むすびを食べたのは久しぶりですが、ご飯ってこんなに美味しいんだ、と再認識しました。皆さんも是非美味しい思いをしましょう!」と美味しさを絶賛しました。
岩手県から「金」と「銀」のお米がそろい踏み

「銀河のしずく」は、「金色の風」がデビューした平成29年の前年に登場した岩手県オリジナルの水稲品種で、(一財)日本穀物検定協会が実施する平成30年産米の食味ランキングで「特A」評価を取得したお米で、炊き上がりの白さ、粘りと硬さのバランスの良さ、かむほどに広がる甘さが特徴です。