日本酒ファン垂涎の的!「而今(じこん)」の魅力に迫る

あまりの入手困難ぶりに、幻の日本酒ともいわれる「而今(じこん)」。純米大吟醸や特別純米、にごりなどの種類がありますが、特約店でもなかなかお目にかかれず、通販ではプレミア価格で販売されているほどの人気です。この記事では、名前の意味から種類など「而今」について詳しく解説します!


囲炉裏端に置かれた而今

撮影:たべごと編集部
2万種類以上の銘柄があるといわれる日本酒。そんな数ある日本酒のなかでも特に入手困難で、幻の酒といわれているのが「而今(じこん)」です。醸造元は、三重県名張市にある「木屋正(きやしょう)酒造」。6代目蔵元・大西唯克さんが、酒造りの流派の一つである「但馬杜氏」のもとで2年間修行したのち、満を持して世に送り出しました。現在ではプレミア価格が付くほどの人気で、四合瓶(720ml)で数万円にもなるものも。そんな而今について詳しく調べてみました!

「而今(じこん)」ってどんな日本酒なの?

而今(じこん)
撮影:たべごと編集部
日本酒ファンだけでなく、地酒専門店からも圧倒的な人気を誇る而今は、甘味と酸味のバランスが抜群の日本酒といわれています。特に而今ならではのさわやかな酸味は、ほかではなかなか味わえないとして、登場当時から注目されていました。また、2016年の伊勢志摩サミットで乾杯酒に選ばれたことで、さらに人気が高まっています。

而今の種類

木屋正酒造のホームページには、「而今 純米吟醸山田錦」「而今 純米吟醸雄町」「而今 特別純米」「而今 純米大吟醸」の4種類が、而今の定番として紹介されています。このほか、使用する酒造好適米の種類や、「火入れ」「無濾過」といった製造方法によってラインナップは変わります。

月ごとに異なる種類を出荷

而今は、「伊賀山田錦」を中心に「雄町」「愛山」「千本錦」「酒未来」など、さまざまな酒造好適米が使われ、月ごとに違う種類が出荷されます。味わいは、いずれも香り高い果実のようなジューシーさで、一度飲んだら虜になってしまうほど!魔性の日本酒「而今」は、水量豊富な名張川が流れる伊賀盆地の恵まれた気候と風土の中で、丁寧な手仕事によって生み出されています。

「而今」という名前の意味は?

出典:写真AC
「而今」という言葉には、「過去にも囚われず未来にも囚われず、今をただ精一杯生きる」という意味があるそうです。酒造りに真摯に取り組む6代目蔵元の精神や想いが、この「而今」という名前に込められているのではないでしょうか。

而今の造り手「木屋正酒造」とは

出典:写真AC
「木屋正酒造」の創業は、江戸後期である文政元年(1818年)。初代大西庄八さんが譲り受けた酒屋「ほてい屋」を「木屋正」と屋号を改め、継承したことからその歴史がはじまります。
2005年に而今が誕生するまで、木屋正酒造の主力は「高砂(たかさご)」という日本酒でした。「現状に満足せず改善を繰り返す」という強い信念のある6代目蔵元は、時代に合わせた日本酒造りを開始。洗米から麹造りの各工程には機械を使わずに手作業の味を追い求めながらも、温度管理は徹底し、データや理論を活用する酒造りに方向転換。伝統とテクノロジーを融合し、試行錯誤を重ねた結果生まれたのが「而今」なのです。

「木屋正酒造」ホームページ
https://kiyashow.com/

而今は特約店でも入手困難!通販ではプレミア価格に

杯と日本酒の瓶
出典:写真AC
創業時からの築200年の蔵で、今も而今を生産している木屋正酒造。昔ながらの製法を守り、品質重視の酒造りに取り組んでいるため、できあがる酒量は必然的に少なく、出荷量は限られてしまいます。
また、而今の原料となる酒米は、地元農家さんの協力を得て田植えから携わったものを使用するなど、頑固すぎるほどのこだわりが。そんな妥協しない酒造りが生み出す、唯一無二のおいしさと職人の心意気に惚れ込んだファンは多く、而今は手に入らない逸品になってしまったとも言えます。
今や幻の日本酒となった而今は、特約店でも購入するのは至難の業。通販では定価の何倍ものプレミア価格で販売されており、その人気の高さを物語っています。

通販で買える而今はこちら!

かなりのプレミア価格になっていますが、Amazonや楽天市場などの通販サイトでも而今は販売されています。どうしても而今を入手したい!という方は、通販で探してみるのも手かもしれません。

而今 純米大吟醸

「純米大吟醸酒」という特定名称酒は、醸造アルコールの添加がされていない 「純米酒」で、精米歩合が50%以下の「大吟醸」の酒のことです。
而今の数ある種類の中でこの「純米大吟醸」は最高峰のランクにあたります。その存在感は圧倒的。味わいは「華やか、濃密、それでいて軽やか」と非の打ち所を感じさせないコメントがよく聞かれます。「極上の舌触り」とまでいわれるその珠玉の日本酒、特別な人と特別な瞬間に飲んでみたいものです。
ITEM
而今 純米大吟醸
・内容量:720ml
・アルコール度数:16度

而今 純米吟醸



吟醸酒・純米酒・本醸造酒のことを「特定名称酒」と言います。その中で「純米吟醸」は「吟醸酒」の中に含まれ、玄米が白米になる割合(精米歩合)が60%以下の「吟醸造り」と呼ばれる低温長期発酵で造られた清酒のことを指します。

而今 米吟醸 山田錦

まるでメロンのような芳醇な香りが鼻から抜けていき、滑らかな口当たりとすっきりとした後味に酔いしれてしまう「純米吟醸」。「而今らしさ」が一番表現されている純米吟醸は、入門編におすすめの種類です。無濾過と火入れ、それぞれの違いを楽しむのもいいですね。
ITEM
而今 米吟醸 山田錦 無濾過生
・内容量:720ml
・アルコール度数:16.5度


ITEM
而今 米吟醸 山田錦 火入れ
・内容量:1800ml
・アルコール度数:16度

而今 純米吟醸 雄町

酒米「雄町」由来のしっかりとした甘みと、而今特有の絶妙な酸味がファンを魅了する純米吟醸。甘みが重くなりすぎないよう酸味がセーブしてくれるという、絶妙なバランスのお酒です。
ITEM
而今 純米吟醸 雄町 無濾過生
・内容量:720ml
・アルコール度数:16度


ITEM
而今 純米吟醸 雄町 火入れ
・内容量:720ml
・アルコール度数:16度

而今 純米吟醸 限定醸造

本数限定で醸造された、而今の純米吟醸は特に希少!在庫があるうちに、ぜひ手に入れておきたい特別なお酒です。

而今 純米吟醸 愛山 火入れ

ふっくらとしたうま味をもつ酒米「愛山」を原料にした純米吟醸酒。ひと口飲めば、而今らしい重厚かつ芳醇な質感が口中に広がります。 高貴な味わいの中にも抜群のキレを誇る逸品です。
ITEM
而今 純米吟醸 愛山 火入れ
・内容量:720ml
・アルコール度数:16度

而今 純米吟醸 酒未来  無濾過生

「酒未来」は、同じく幻の酒として有名な「十四代」の蔵元・高木酒造が生み出した酒米。上品で濃密な香りに優しい甘みがマッチした純米吟醸酒です。
ITEM
而今 純米吟醸 酒未来  無濾過生
・内容量:1800ml
・アルコール度数:16度

而今 純米吟醸 千本錦 無濾過生

広島県で造られた「千本錦」は、「中生新千本」に「山田錦」を交配させて生まれた酒米。口に含むと花のようにふわりと香る華やかな味わいが楽しめます。
ITEM
而今 純米吟醸 千本錦 無濾過生
・内容量:1800ml
・アルコール度数:16.5度

而今 純米吟醸 八反錦 火入れ

「千本錦」と同じく広島県を中心に造られる酒米で、淡麗な味わいに仕上がるのが特徴。強い甘みに爽やかな酸味という「而今」らしさと、「火入れ」ならではの丸い口当たりが評判です。
ITEM
而今 純米吟醸 八反錦 火入れ
・内容量:720ml
・アルコール度数:16度

而今 特別純米

「特別純米」は、米および米麹と水だけを原料として造った「純米酒」という種類の中に含まれます。純米酒は醸造アルコールを添加しないので米の旨みを感じやすいのが特徴。さらに純米酒の中でも味や色が特に良く、使用した原料や製造方法によって「その良さの理由」を説明表示できる場合にのみ、「特別純米酒」と呼ぶことができます。
而今の特別純米酒には、「無濾過生・火入れ・にごり」という製造方法の異なる種類が存在します。

而今 特別純米 無濾過生

富山県産五百万石100%で醸された特別純米酒。「無濾過生」はミディアムなボディに、旨味と青リンゴのようなさわやかな酸味が感じられ、飲み口もサラッとしているのが特徴です。
ITEM
而今 特別純米 無濾過生
・内容量:1800ml
・アルコール度数:16度

而今 特別純米 火入れ

甘酸っぱいさわやかな香りと、フルーティかつジューシーな旨味が口中に広がります。後味はスッキリとキレがあり、「さすが而今!」といえる特徴が際立つ特別純米酒です。
ITEM
而今 特別純米 火入れ
・内容量:1800ml
・アルコール度数:16度

而今 特別純米 にごり

シュワシュワとした微炭酸で喉越しが良く、フルーティな香りが口全体に広がります。日本酒が苦手な女性でもおいしく飲めると評判のにごり酒です。
ITEM
而今 特別純米 にごり
・内容量:720ml
・アルコール度数:16.5度

Amazon・楽天市場で而今をチェック!

日本酒の瓶
出典:写真AC
而今の入荷状況は月ごとに変わります。見逃さないよう、Amazonや楽天市場を定期的にチェックしておきましょう!

日本酒ファンなら一度は味わいたい「而今」

出典:たべごと編集部
フレッシュな味わいと、希少性の高さで日本酒ファン垂涎の的となっている而今。ここまで人気となったのは、真摯に酒造りに挑み続ける蔵元のたゆまぬ努力と情熱があるからこそ。記念日や祝いの席など、特別なひとときにじっくり味わいたい日本酒です。

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而今(じこん)
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番匠郁
番匠郁

ライター時々料理人

道産子と九州男児のハーフ。関西弁、大分弁、金沢弁を話すトライリンガル。
アーティスト山村幸則氏の作品制作に携わったことをきっかけに、働き方や住む場所に捉われない生き方を模索するようになる。
コミュニケーションアートを通してまちづくりに関わるなか、「人の集まる場所には食がある」ことに気がつき、以来、食を媒介した街・人・アートの仲立ちプロジェクトを幅広く展開。
役者として舞台に立ちながら開始した劇場ケータリング”劇場メシ”では、演者やスタッフを食で支える裏方の裏方として活動。生産現場にも足を運び、土を耕し自ら収穫して料理をつくる体育会系ライター。
動画作成チーム”ButterToast”ではシナリオも担当。

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