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鬼おろしとは?
鬼おろしの特徴は?
鬼おろしは、尖ってギザギザした見た目で、いかにも痛そうな歯が「鬼の歯」を連想させることから名前がついたとのこと。素材は竹製のものが多いですが、竹は熱伝導が低く、おろす時の熱が食材へ伝わりにくいため、繊維を粗く残した「おろし」をつくることができます。また、歯が大きいことも粗めのおろしをつくるときの重要なポイント。水分や食物繊維が多く残った大根おろしは、ザクザクでふわふわ。高級料亭で味わうような、一味違う大根おろしが楽しめます。普通の大根おろしとはどう違う?
大根をおろすために使う一般的なおろし金の目はほどほどに細かく、食材の原型が残らないよう、しっかりとすりおろせるところに特徴があります。逆に鬼おろしは、食材の形を多少残した状態ですりおろすのが特徴。おろし金の目が細かければ細かいほど、柔らかくふんわりとした食感の大根おろしとなり、おろし金の目が粗ければ粗いほどザクザクとした食感の大根おろしが出来上がります。このように道具を使い分ければ、様々な食感の大根おろしを合わせることが出来るのです。
鬼おろしの使い方は?
普通のおろし金を使うように、前後へ押して引きながら大根おろしをつくろうとするとなかなか上手く出来ないそうです。鬼おろしを上手に使うコツは押して引くやり方ではなく、「手前に引くだけ」の一方通行ですりおろすのがポイント!初めはおろすのに少し時間がかかっても、慣れてくると手早くすりおろすことが出来るようになるとのこと。この時、鬼おろしをしっかりと固定して動かないようにするとおろしやすさがアップします。大根おろしだけでなく、りんごをすりおろしてヨーグルトにかけたり、玉ねぎをすりおろしたりするのにもぴったり!
どんな鬼おろしが人気?選ぶ基準について
昔ながらの鬼おろしはやはり竹製だそうですが、現代ではスタンダードな竹以外にも、プラスチックやステンレス製など素材の幅が広がっています。サイズも大きいものから小さいものまでいろいろな種類が揃うようになりました。選べるようになったからこそ、どんな鬼おろしを買えば失敗しないのか鬼おろしを選ぶ基準についてお伝えします!素材で選ぶ
竹製
昔からある鬼おろしの素材で、定番といえばやはり「竹」でしょう。天然素材なので見た目も手馴染みも良く、大根おろしの本格的な仕上がりに定評があります。ただし、カビやすいというデメリットがあるので使った後はきちんと手入れが必要な素材です。ステンレス製
普通のおろし金もステンレスやアルミなど金属製のものが多くあり、馴染みのある素材ではないでしょうか。ステンレスはなんと言っても錆びないので、お手入れが楽というメリットがあります。その分、竹やプラスチックと比べると重量があるので、取り扱いの面では難しさがあるかもしれません。プラスチック製
プラスチック製のおろし金は、最近ではダイソーやニトリなどの100均にも置いてありますね。鬼おろしもプラスチック製のものが展開されていて、竹やステンレスと比較すると軽くて扱いやすいという特徴があります。価格も手頃ですが、力を入れた時に壊れやすいことも。サイズで選ぶ
大きいものから小さいものまで、価格に合わせてサイズもいろいろなものが揃っています。しかし実際に食材をおろすおろし金の面積が狭いと、少しずつしかおろすことができないため、欲しい分量の大根おろしができるまでにはかなり時間がかかるでしょう。また、力のかかり方が均一にならず、使っていて疲れてしまうケースも。小さいものは少量をする分にはちょうど良いですが、料理に合わせて多めにすりたい時には不向きなことがあります。鬼おろしを選ぶ際は、おろし金部分が一般的な大根の直径分(6cm~8cm)程度の広さがあるものを選ぶようにして、ストレスなく使用できるものを選ぶと良いですよ。