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サイズは小さくても不思議な存在感のある豆皿。最近は日本の焼物だけでなく北欧デザインやモダンな形や色のシリーズなど、種類も豊富になり、選びやすくなりました。ぜひ日々の食卓に取り入れてアクセントにしてみましょう。今回は「豆皿」の魅力や選び方、上手な使い方をご紹介します。
豆皿の魅力とは?

豆皿は直径10センチ以下の小さなお皿のこと。サイズは小さくても不思議な存在感があります。
北欧デザインのおしゃれな趣向を凝らしたお皿もあれば、かわいいキャラクターものや和テイスト、ガラス、土っぽい手触り、古いものでは明治や江戸の骨董までとさまざまなバリエーションが楽しめます。最近では「豆皿市」が開催されたり、「豆皿専門店」もあるとか。豆皿の人気の高さが伺えますよね。
盛り付け方や組み合わせ方によって、食卓のアクセントとなり表情をどんどん変化させることができる豆皿。その「小さな器の大きな魅力」をご紹介します。
豆皿のおしゃれな選び方、使い方とは?

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そもそも小さな焼物のお皿といえば、お醤油など調味料、刻みネギやおろしショウガなど薬味を入れる「小皿」が主流でした。「清めの塩」を盛るための小さなお皿は「手塩皿(てしおざら)」とも呼ばれていました。そして今では「豆皿」という呼び名が広く浸透し、種類も使い方も以前と比べてぐんと幅が広がってきました。

豆皿は、かわいいデザインのものや鮮やかな色彩のセットも多く、食卓も華やかになり、テーブルコーディネートがとっても楽しくなります。その日の食材と合わせたり、季節によってその色合いも変えると、食卓もおしゃれに彩られ、インスタ映えも間違いありません。その日のテーマなどを決め、同じような素材や柄などで合わせると、おしゃれなテーブル作りができますよ。
また、豆皿の魅力はスペースの狭いキッチンでも豆皿なら収納しやすいこと!これも大きな長所の一つですね。
日本製の豆皿のバリエーション
日本にはたくさんの種類の焼物があります。全国各地に産地がありますがいくつか特徴的なものを紹介します。
●九谷焼

独特なデザインと色彩感、透明感。手で触ればちょっと盛り感のある独特の厚みもあって、個性的です。主に石川県金沢市、小松市、加賀市、能美市で生産される色絵の磁器です。
●波佐見焼

約400年前から九州・長崎県で焼かれてきました。滑らかな質感が特徴です。最近ではポップな印象の器も多く作っています。その他に九州では「有田焼」も有名です。
●美濃焼

美濃焼は、岐阜県東部の多治見市・土岐市・瑞浪市で生産される陶磁器です。あまり名前を聞いたことがないという方もいるかもしれませんが、実は日本の食器の全国シェアの約60%!私たちの生活に深く、そして自然に溶け込んでいる焼き物なんです。
北欧デザインの豆皿

北欧デザインの豆皿は、モダンなデザインがたくさん登場しています。すっきりとしたデザインでどんな食材にも合わせやすく、飽きにくいのが特徴です。北欧デザインの代表的な「フィンレインソン」は、1820年創業で北欧フィンランド最古のテキスタイルメーカーです。今でも贈り物などにも用いられている伝統的なブランドです。
使い方もいろいろ

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基本的な使い方は料理をのせることですが、漬物、塩などの調味料、トッピング素材をのせるお皿として使うのもおしゃれです。そのほかにもナッツ類の乾物をのせたり、デザートやフルーツも映えます。
また、食べるものを盛るだけではなく、箸やスプーン置きとしても使えるんです!大きなお皿の上に豆皿を乗せて使えば、新しい表情の食卓が出現します。
豆皿の活用方法は食べるものを盛るだけではありません!例えば、アクセサリー置きにも使えるし、鍵など大切なものの定位置として豆皿を活用してみてもおしゃれなインテリアとして早変わりします。
選び方は?

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変幻自在の幅広い展開力は、豆皿にしかない魅力です。贈り物にしても喜ばれること間違いなしの豆皿ですが、本当に目移りしてしまいそうなわくわく感。迷った時はこんなポイントで選んでみてはいかがでしょうか?
色彩で選ぶ
相手の好みやイメージに合わせてカラーを選ぶと、より印象的なプレゼントに!
形で選ぶ
丸だけでなく三角、四角、長方形など、また動物の形や花の形など、バリエーションはとても豊かです。
手触りで選ぶ
ごつごつ、ざらざら、つるん。豆皿の手触りは印象を決めてくれる大切な要素です。
季節感で選ぶ
たとえばガラスの素材は初夏から晩夏まで、ひんやりした涼感を届けてくれるし、冬はざっくりとした土の感触があたたかいです。
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