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いまどきは食味の評価によってヒットする銘柄米はどんどん変わっていきます。最近、注目を集め人気となっているお米、それが「きぬむすめ」です。その味にはどんな特徴があるのでしょうか。今回はどこで購入できるのか、なぜ開発されたのか、炊き方のテクニックといった、きぬむすめの誕生秘話などもご紹介していきます。
今話題のお米、きぬむすめとは?

実はきぬむすめは2019/20年度食味ランキングで5段階評価の中の最高ランク「特A」を獲得した大注目のお米なんです!
きぬむすめは1991年に九州農場試験場(現九州沖縄農協研究センター)で母「キヌヒカリ」と父「祭り晴」を交配して作られた品種です。お米は粘り気が強く、やや柔らかめので、揚げ物や肉料理とは相性の良いお米です!朝の爽やかなご飯というより、夜のしっかり食べたいご飯におすすめな品種です。
きぬむすめのおもな産地は?
きぬむすめの代表的な産地はどこでしょうか。生産量の日本一は島根県です。そのほかには、大阪、和歌山、鳥取、兵庫、山口、静岡、滋賀の7府県でも奨励品種に採用され、今さかんに栽培されている新品種です。その味は、「コシヒカリ並みにおいしい」と言われ、品質も安定しています。また、きぬむすめは味だけでなく栽培についても特徴があり、発芽特性が優れていて苗立ち率も80%以上と良好。つまり、味・品質も収穫しやすさも優れているために、西日本を中心に一気に生産が広がっていきました。その誕生物語については後ほど詳しくご紹介します。
きぬむすめの味の特徴や価格は?コシヒカリとどう違う?
まず、きぬむすめの味の特徴は、ツヤと白さが格段にあり、質感は粘りが強く、柔らかくて冷めても美味しいところにあります。そのため、お弁当やおむすびにも最適のお米、と言われています。タンパク質やアミロースを測定する食味スコアでは、なんと「コシヒカリ」と同等の数値が出るほど美味しいと評判になりました。新しいブランド米でここまで話題性が高いとなると、がぜん興味がかきたてられますね。一度は食べてみたいと思いませんか。