京都で手作りの風合いを
京都・仁和寺の近くにある箸専門の工房です。一人の職人がこだわりをもって、箸をていねいに手作業で作っています。「指先に伝わる使いやすさ」と「唇で感じる口当たりの良さ」をもった箸を日々、追求。選べる素材も豊富にあるので、じっくり選んでくださいね。 ◎京都おはし工房 詳しくは こちら群馬・前橋の本格的な工房で
素材から箸先、持ち手の形状と太さ、名前入れまで、細かい要望にも応えてくれます。ネットで見積もりが取れるので、忙しい方にもうれしいですね。また、使っているうちに劣化してくる漆塗りや破損した場合の修繕も行なっています。 ◎箸専門店 箸久 詳しくは こちら箸の歴史と意味を知っていますか?
8月4日は「はしの日」ということで、東京の日枝神社では「箸感謝祭」が行われています。供養するものとして生活に根付いた箸。平安時代後期には、庶民でも箸を使って食事をしていたことが絵巻物『信貴山縁起絵巻』に描かれています。この頃にはすでに、箸食文化が浸透していたと考えられています。そして、現代とほぼ同じ形式に完成したのは江戸時代のこと。庶民の間で漆箸が使われはじめたり、うどん屋などの外食産業が発達し、割箸が登場してきたりと、本格的に生活の中に根付いていったのです。この日本の長い歴史ともにあったため、箸に関わる文化もたくさんあります。例えば、ことわざには「箸」にちなんだものがたくさんあります。裕福な家庭で何不自由なく育ち、大事に育てられることのたとえとして「箸よりも重たい物を持たない」と言ったり、食事をはじめることを「箸をつける」といいます。日常の会話でも出てくるようなことわざもあり、今も私たちの暮らしに深く根付いていることが実感できます。
箸を大切に、長く使うために
箸のメンテナンスといっても、日頃の食器洗いと何も変わることはありません。ただ少し、洗浄力が強すぎない洗剤を使ったり、長時間水に浸けたままにしない、という箸への思いやりを持っていただけたらと思います。また、木箸の場合は時々、オリーブオイルを薄く塗って保管しましょう。オリーブオイルで保湿することで、長持ちします。もし、大切な箸の先が折れてしまったり、箸全体が変色、漆の塗りが剥がれてきたなどのトラブルが起こった時は、セルフメンテナンスが難しいので、専門店で相談してみてくださいね。