目次

また、オーブンレンジと電子レンジの違いや選び方のポイント、あると便利なオーブンレンジ関連グッズにも注目です。20分以内でできるお手軽メニューやパーティメニュー、パンやケーキなど、各メーカーイチオシの公式レシピも併せてチェックしてみてくださいね。
オーブンレンジと電子レンジの違い

一方でオーブンレンジは、電子レンジの機能にオーブン・グリル機能を加えた製品のこと。「あたためる」「焼く」「揚げる(ノンフライ)」「蒸す」「発酵」など一台で何役もこなすため、電子レンジに比べ高価で、機能により価格の幅も広く1万円台〜10数万円のものまでさまざまです。
電気代はあまり変わらない!?
電気代は「消費電力÷1000×使用時間×1kWhあたりの電気料金」で計算されます。この消費電力というのは「1000w」「600w」「500w」などの電子レンジを使用する際の出力電力とは違い、年間消費電力のことです。出力電力は消費電力と直結していないので、電子レンジとオーブンレンジの電気代の違いはほとんどありません。年間消費電力量は、電子レンジは約60kWh前後、オーブンレンジは約70kWh前後。詳しい数値は、各製品のメーカーサイトに記載されています。オーブンレンジの種類
「オーブンレンジ」にもさまざまな種類が販売されており、近年人気を博しているのが熱風でファンを循環させるタイプ(コンベクションオーブン)や、過熱水蒸気(スチーム)を使って調理するタイプ。そのほか、グリル機能が充実したもの、遠赤外線効果で素材の味を引き出すダッチオーブンも入る大型のもの、トースターの温めに特化したものなどさまざまな種類のオーブンがあります。オーブンレンジを選ぶ際のポイント

価格
オーブンレンジの価格はサイズ・容量や機能によって異なり、当然、一人暮らし用の小さくてシンプルな機能のみの製品は安く、ファミリー向けの大きめサイズで多彩な機能を搭載したものは高価な傾向にあります。人気は、2万円〜3万円台の中型で「スチーム」「オート調理」などの人気機能をバランスよく搭載したモデル。同じくらいの価格・機能であれば、好みのデザインで選ぶのも良いでしょう。サイズ
キッチンのスペースによって考える必要があるのがサイズ。製品の外寸に加えて、電子レンジ・オーブンレンジは左右や背面に5〜10センチの「放熱スペース」が必要な製品がほとんど。充分な放熱スペースが確保できないと、熱による焦げや変形、火災など思わぬ事故の原因となります。製品によって必要なスペースが異なるため、詳細を確認して購入するようにしましょう。また近年は、背面を壁ぴったりにつけられる放熱スペースを工夫したモデルも登場しています。ラックに乗せて使う場合は、重量&ラックの耐重量も要チェック!容量

電力の周波数
オーブンレンジの一部は、東日本と西日本で周波数の区別がある製品があります。電気器具には、東日本専用は「50Hz」、西日本専用は「60Hz」、全国で使用できるものは「50/60Hz」(ヘルツフリー)と表示されているので、住んでいる地域の周波数に合うものを選んでください。使いやすさ
子どもからおじいちゃん・おばあちゃんまで、家族みんなで使うオーブンレンジ。欠かせないのは、ボタンひとつで食べごろに食品をあたためてくれる「自動あたため機能」。また、ご家庭に高齢者がいる場合におすすめなのは、タッチパネル式に比べて簡単&直感的な操作ができるダイヤル式です。明るくて見やすいバックライトの液晶があると、見やすさも◎。センサー
「自動あたため機能」の性能は、搭載されているセンサーが左右すると言っても過言ではありません。センサーの種類は大きく分けて、あたための精度が高く高性能・高価格なオーブンレンジに搭載されていることが多い「赤外線センサー」、オーブン・グリル機能に適した「温度センサー」、温度センサーに加えて“水分の蒸発量”を検知してあたためる「湿度センサー(蒸気センサー)」、ターンテーブル式の電子レンジや安価なオーブンレンジの多くに採用されている「重量センサー」の4つ。オーブンレンジは、センサーの種類によって価格が大幅に変わるため予算に応じて選ぶのも良いでしょう。便利な機能

・過熱水蒸気(スチーム)機能
通常のヒーター熱による加熱に加えて、100℃以上に加熱した水蒸気「過熱水蒸気」を利用して食品をあたためる機能。これにより「蒸す」調理が可能となり、食材の水分や栄養素を極力失うことなく食品をムラなくあたためることができます。油を使わず、「ノンフライ」でヘルシー料理を作ることができるのも選ばれているポイントです。・オート調理・同時調理
忙しくて、手の込んだ料理をする時間がない……。つい総菜や外食頼りになってしまう……。そんな方におすすめなのが、オート調理機能が搭載されたオーブンレンジです。「食材を耐熱容器に入れるだけでOK」「400以上の自動調理メニュー」「煮物10分」「パスタ10分」「自動メニュー人数設定」「レンジ→グリルのリレー調理」「主菜と副菜を一度に調理」など、近年は特に時短機能に力を入れた製品がトレンド。・発酵調理
オーブンレンジで、食パンやちぎりパン、デニッシュなどのパン作りに欠かせない「発酵」ができるのをご存知ですか?発酵に最適な30℃〜45℃に温度を保つ機能を持つを使えば、手のかかる発酵が簡単に短い時間でできちゃいます。ヨーグルトや甘酒なども「発酵メーカー」要らず!・二段調理・二段オーブン
オーブンレンジは通常、上下からの熱で食材を加熱します。そのため、グラタン・ドリアなどのオーブン料理やパンやクッキーなどのお菓子を“一度にたくさん焼く”際は熱風を循環させる機能(コンベクション機能)がある製品を選ぶ必要があります。このコンベクション機能だけを搭載した製品「コンベクションオーブン」も販売されています。作りたい料理・お菓子に適した機能があるか
先ほどの便利な機能のご紹介とも少し重複しますが、「作りたい料理」「よく作る料理」でオーブンレンジを選ぶ方法もあります。例をいくつか挙げてみます。・つくりおき料理や時短料理を多く作る方は「オート調理・同時調理機能」
・ハンバーグやポテトグラタンなどオーブン料理をメインに使うなら「予熱時間不要」「赤外線センサー」
・ノンフライのからあげなどヘルシー料理を作りたいなら「スチーム機能」
・パーティの主役ローストチキンや大きなピザを焼くなら「大型サイズ」
・パン作りがお好きな方は「発酵機能」「ベーカリー機能」
・クッキーやケーキなどのお菓子作りがお好きな方は「二段調理」
手入れのしやすさ
毎日使うオーブンレンジだからこそ、手入れのしやすさはとても重要!特に底面は汚れやすく、気付いたら茶色い汚れがこびり付いているなんてことも。お皿を乗せる台が回る「ターンテーブル」のタイプよりも「フラットテーブル」タイプ方が汚れがたまりにくく、お掃除が楽。より手軽な「自動脱臭」「お手入れ自動コース」などを搭載した製品も販売されています。〜番外編〜オーブンレンジを使って手作り!

・オーブン粘土(オーブン陶土)
160℃〜190℃で焼成することができる特殊な粘土「低温度硬化型粘土」を使えば、お家で本格的な陶芸が楽しめます。お皿やマグカップだけでなく、箸置きやブローチ、置物など使い方はさまざま。アクリル絵の具で自由に色をつけることもできますよ。陶芸教室に行く時間がない方や、お子さんの作品作りなどにおすすめです。・スカルピー(スーパースカルピー)
正式名称は「Super Sculpey」。100℃〜140℃で加熱すると固まる粘土樹脂の一種で、フィギュアなどを自作する際などに使われる造形用プラスチックです。焼成するまで柔らかい状態を保つことができる「スーパースカルピー」、やや硬質で、焼成した後でも加工が可能な「プリモスカルピー」「グレイスカルピー」など種類によって性質が異なります。2019年発売!最新オーブンレンジランキング

どんどん進化を続けているオーブンレンジ。ここでは、2019年に発売した、最新の人気オーブンレンジをランキング形式でご紹介します。