身近な炭水化物と玄米のカロリーや糖質を徹底比較!
前述したとおり、玄米と白米のカロリー及び糖質にはさほど大きな差はありませんでした。では、ほかの炭水化物のカロリーと比べるとどれほど違うのでしょう。気になる糖質も一緒に比較してみます。もち米
もち米のカロリーは、炊く前100gに対し359kcalと、白米の358kcal、玄米の353kcalとほぼ変わりません。しかし炊いた後に含む水分量が白米や玄米よりも少ないので、食べるときには100gで235kcalと1.4倍ほどカロリーが高くなります。糖質もかなり高く、糖質制限ダイエットには不向きと言えます。一方でもち米特有のもっちり・ねっとりした食感は、咀嚼(そしゃく)回数を増やし、少量でも満足感があることから、食べる量自体を減らすことでそのカロリーや糖質を抑えることは可能です。
餅
お餅はもち米を炊いたあとのカロリー、糖質とほぼ変わりません。ですがここで注意したいのはお餅を食べるときの味付けです。砂糖が入っていないきな粉やお醤油のみならばまだしも、みたらしやあんこなどで味をつけてしまうのはやはりNG。お雑煮で野菜と一緒にいただくなど、できるだけカロリーをプラスしないように気をつけたいですね。食パン
食パンは100gに対しカロリーが246kcal、糖質は44gあります。同じ量で比較すると白米、玄米よりもかなり多くなっています。しかし同等の1食分で計算すると、食パン1枚(6枚切り)は約132kcal、糖質は約22gで、白米はお茶碗一杯につき252kcal、糖質が55.2gなので、食べ方によっては白米の方がカロリーも糖質も食パンを上回ってしまうのです。それでもご飯が健康にはいいといわれるのは、食パンは脂質が高く、また腹持ちも良くないので、結果的に食事の量を増やす原因になりやすくなってしまいます。ブラン
小麦粉の製造過程で取り除かれてしまう、本来小麦粉にならない小麦の外皮・胚芽部分にあたるブラン。玄米と白米の関係のように、小麦粉よりもブランの栄養価は圧倒的に高く、食物繊維はなんと100gあたり37gも。カロリーは100gで216kcalと低くはありませんが、糖質が0.4gと他の炭水化物をみても特別低い数値なのが特徴です。ブランは粉末状のため、フレークやパンなどの加工品にして取り入れるのが一般的なため、調理法によってはカロリーや糖質が高くなってしまうので注意しましょう。パスタ
乾麺パスタはゆで上がりの状態で100g約148kcalなので、実は玄米や白米よりもカロリーは低いのです。糖質も約27gとお米類よりも低い数値です。しかしパスタの落とし穴はなんといってもソース。クリームやオイルにより、結果として他の炭水化物をメインとして食事するときよりも、脂質等が高くなってしまいます。どうしても食べたい!そんなときはパスタの量を抑え、サラダやスープなど一緒に食べる食事のバランスを考え、ソースは和風味にするなどして工夫をして上手に取り入れましょう。グラノーラ
シリアルの一種であるグラノーラは、麦や玄米などの穀物類に、ナッツやドライフルーツなどを入れオーブンで焼いたものです。100gあたりの糖質は29gと比較的低く、手軽に高い栄養をとれることからも低糖質ダイエットや美容にはうれしいグラノーラですが、市販のグラノーラは砂糖が加えられていることも多く、カロリーは約470kcalとかなり高めです。ヨーグルトや牛乳、フルーツなどを足して1食分の量をとり過ぎないことが重要です。カロリー&糖質の比較
100gあたり | カロリー | 糖質 |
玄米(炊飯後) | 165kcal | 34.2g |
白米(炊飯後) | 168kcal | 36.8g |
もち米(炊飯後) | 235kcal | 43.5g |
餅 | 235kcal | 49.6g |
食パン | 246kcal | 44g |
ブラン | 216kcal | 0.4g |
パスタ(ゆでた後) | 149kcal | 27g |
グラノーラ | 471kcal | 29g |
苦手な人にも!人気のおすすめ玄米4選
栄養たっぷりの玄米ですが、白米に比べて少し手間がかかってしまうのも事実。また硬さや味も食べなれないうちは少し抵抗感があるかもしれません。そんな中でも人気の食べやすい玄米と、発芽玄米をピックアップしてみました。国産玄米100%!安心・安全の発芽米
発芽玄米は長時間の浸水時間が不要なため、玄米よりも手間がかかりません。食物繊維が白米の5倍入っているというファンケルの発芽米。安心・安全の国産玄米100%使用で厳しい基準をクリアしています。お試しで通販限定増量プランがありますので、初めての方におすすめです。
口コミは?
いつもご飯に混ぜて炊いています。食物繊維も取れて美味しく食べられますので欠かさず購入しています。(出典:ファンケルオンラインの口コミから一部抜粋。2021年4月時点 ※口コミは個人の感想であり効果・効能を示すものではありません)
無洗米なうえにロウカット!
手軽さとおいしさで大人気のこちらの商品は、玄米の外側にある防水性の高いぬかのロウ部分だけを削いだロウカット玄米。通常発芽させるために浸水が最低12時間は必要な玄米ですが、このロウ部分がカットされてるおかげで、その浸水時間を大幅短縮できるのが魅力です。また炊きあがりも比較的ふっくらで、白米と食べやすさも変わらないと評判の商品。ロウだけを削いでいるので、ぬかに含まれる栄養素はほとんど減らず、玄米本来の栄養価をそのまま摂取できます。口コミは?
普通の白米コースで美味しく炊けます。 私は固めが好きなので水分を気持ちすくな目に炊いていますが、冷めてもぼそぼそしていなくて美味しいです。(出典:Amazon)
リーズナブルでお手頃価格
。こちらの商品は白米と混ぜる場合でも、水につける時間は1時間以内を推奨しています。無洗米なので洗う必要もなし!初心者におすすめな玄米です。口コミは?
白米とは混ぜずに玄米だけで食べてますが食べやすい!味わいがあって食べ慣れるとやみつきになります。もう白米いりません。無洗米なのも有難い。(出典:Amazon)
味に高評価レビュー多数!
有機栽培が魅力の発芽玄米。ぬか部分に農薬が残りやすい玄米ですが、こちらの玄米は無農薬で作られているので健康的な心配もありません。また、1kgずつ真空梱包されているので、夏でも長期保存が可能です。しかも発芽玄米なのでもちろん手間も最小限です。口コミは?
個別包装されているので必要な分だけ使えて非常に便利。味も美味しいので健康の為に続けられそうです。(出典:Amazon)
【番外編】レシピ本としても◎玄米の基礎が学べるおすすめ本
消化の悪さや、残留農薬など、気になる点も多い玄米。胃腸が弱い人や、小さなお子様がいる人にとって玄米生活はなかなかハードルが高いものではないでしょうか。そんな人におすすめしたいこちらの本は、保育園の食育レシピを掲載した玄米の基本が学べる1冊。専門書というほど分厚いものでもないので、気軽に手に取れ、読むことができます。口コミは?
この一冊は玄米を使って、玄米食のノウハウ、ハウトゥを学ぶのにもってこいです。何ていっても幼児が安心して食べられるご飯、大人だって勿論満足するレシピが紹介されています。ぜひ、最初の一冊に選んで下さい。(出典:Amazon)