目次
バランスに優れた北海道米「ななつぼし」とは

「ななつぼし」の生い立ち

北海道のお米の歴史
北海道は、都道府県別作付け面積、収穫量とも新潟県に続く第2位で、全国有数のお米の産地です。かつて、北海道のお米は、猫も食べないほどまずい「猫またぎ」や「やっかいどう米」などといわれていました。その後、農業関係者の努力により新たな品種開発が進められ、1988年に登場した「きらら397」により、北海道米のイメージが一新されたのです。続いて2001年にデビューした「ななつぼし」は、冷めてもおいしく粘りが長持ちするお米と、その味が評価され日本穀物検定協会の食味ランキングで8年連続で「特A」の評価を受けています。ななつぼしの名前の由来
「ななつぼし」の名前は、一般公募により決められました。北海道は空気が綺麗で澄んで、北斗七星など星が綺麗に見えるのですが、「ななつぼし」の名前の由来にはこのクリーンな北海道で生まれるキラキラと輝くお米をイメージして「北斗七星のように輝いて欲しい」という願いが込められています。「ななつぼし」のTVCM
北海道米をPRするテレビCMでマツコデラックスさん。平成26年から、このCMに起用されていますが、マツコさんが一番好きだという銘柄が「ななつぼし」です。昨年の新米発表会では「昨年より甘さを強く感じるけれども、さっぱりとして食べやすい」と感想を述べています。
「ななつぼし」の特徴

「ななつぼし」の食味の特徴
「ななつぼし」は、同じ道産米のゆめぴりかやおぼろづきに比べると粘りや柔らかさが少ないですが、味、粘り、柔らかさ、口当たり、つや、白さ、香りの7つの項目のバランスが良いのが特徴です。おすすめの食事や食べ方
「ななつぼし」は、あっさりとした味わいのため、特に和食との相性が良く料理の味を引き立てます。また、冷めてもおいしさが長持ちするのでお弁当やおにぎりにおすすめです。特に、おにぎりにすると、粘り過ぎないため口の中で程よくお米の粒がほぐれていくような食感です。また、和食以外にもカレーライスや炒飯などにもよく合います。「ななつぼし」はまずいと言われているが?

お米の粘りにはアミロースが影響していて、アミロース含有量が高いとご飯として炊いたときの粘りが弱くなって、アミロース含有量が低いと粘りが強くなります。お米のアミロースの量は、品種、施肥、気象、土壌によって変わるため、同じ品種でも作付けされる地域によって粘りや味に違いがあります。特に、広い北海道のほぼ全域で作付けされている「ななつぼし」は、地域や土地、生産する農家さんによって、味に大きな違いがあります。
また、お米は野菜などと同じ生鮮食品。保存状態が悪くて乾燥し過ぎてしまうと、パサパサとした炊き上がりになります。保存する際には、保存場所や保存方法などに注意しておいしいうちに食べきることができる量を購入するようにしましょう。
「米びつ」については、こちらの記事で詳しくチェック!
Amazonや楽天市場で購入できるおすすめの「ななつぼし」10選

家族でたっぷり食べれる10kgサイズ
北海道は、本州以南と比べると冷涼な気候のため、そもそも病気や害虫の被害が少なく農薬の使用量は少ないのですが、農薬節減米とは、栽培される地域において、従来から慣行的に行われている農薬の使用回数を5割以下に削減して生産された安全なお米です。口コミを見てみましょう!
北海道で最も生産が多いというななつぼしですが、お米の食味ランキングで8年連続「特Aランク」という、質に関してもお墨付き。炊いた時の印象は、ふっくら。冷凍保存もしていますが、レンジで再加熱をしても美味しくいただけました。(出典:Amazon)
2人暮らしサイズにぴったり
全農パールライスの「ななつぼし」。パッケージのデザインには、札幌時計台や五稜郭、クラーク博士など北海道らしいイラストが描かれています。5kgは2人暮らしにちょどいいおすすめの量です。口コミを見てみましょう!
今までゆめぴりかを食してましたが冷めてから温めなおすと少しべちょってのですが、ななつぼしの方が米感が際だって好みの食感です、スーパーで買ったななつぼしより美味しいかったです、同じブランドでも食味は違うので、ここは好みです(出典:Amazon)
生産者の顔が見えるパッケージが◎
北海道でも稲作ができる北限に近い位置にある上士別町。天塩川の豊富な水と、周囲を山々に囲まれた盆地の地形で寒暖の差が大きくおいしいお米が取れる地域です。そこで、お米の味にこだわる15軒の農家さんのグループで生産された「ななつぼし」です。パッケージには、15名の農家さんの顔が写真で描かれています。口コミを見てみましょう!
冷めてからもおいしいです。べとべとせず、米粒がしっかりしていて、お茶漬けにとても向いていると思います。(出典:Amazon)
狭き門の五ツ星お米マイスターを持った専門家が厳選
お米マイスターとは、日本米穀小売商業組合連合会による、お米に関する専門職経験がある人のみが受験できる資格。「三ツ星お米マイスター」の資格を取ったものだけが受験できる上位資格「五ツ星お米マイスター」を持ったお米の専門家が選んだ「ななつぼし」です。口コミを見てみましょう!
今回初めて購入しました。味は、お真美があって塩結びでも美味しく頂きました。炊きあがりは、つやつやして米粒がたっている。香りも良くごはんだけでも美味しく頂ました。(出典:Amazon)
おいしさをキープした低温製法米
15℃以下の低温管理で「保管・精米・包装」を行い、空気を通さない密封新鮮パックでお米の劣化を抑えたアイリスオーヤマの「ななつぼし」です。口コミを見てみましょう!
炊き立てはもちろんおいしいので、どのおこめも変わらずおいしいけど、このお米は冷めてレンジでチンしても味がかわらないので、感動した(出典:Amazon)
ちょっと試してみたい方にはこちらの少量サイズ
一人暮らしやお試しにぴったりの2キロサイズの北海道産「ななつぼし」です。口コミを見てみましょう!
手元に届いて箱から開けてないのにも関わらず、美味しお米だとすぐに分かる匂いがしました。箱を開けて米びつに移す時に、思わずその場で食べてしまおうかと思ってしまいました。(出典:Amazon)
無洗米×農薬節減米のこだわり派はこちら
米どころで知られる旭川のお米屋さんが販売するななつぼしの玄米。慣行栽培の農薬の使用回数から5割以下に削減して栽培した農薬節減米でクリーンで安全です。口コミを見てみましょう!
今まで食べた無洗米の中で1番美味しいです。事前に水に半日浸してから炊いたのもあるかもしれませんが、温め直してもパサつかず甘みもありました。ゆめぴりかやミルキークイーンより控えめな甘みで、コシヒカリより甘いかも。何にでも合いそうな味です。(出典:Amazon)
ふるさと納税の返礼品で選べる ななつぼし
羽幌町は、北海道北部の日本海に面する町。甘えびなど豊かな海産物で知られますが、農業も盛んでおいしいお米が生産されます。オロロン(鳥)とは、ウミガラスのことで羽幌町の天売島は、かつて繁殖地となっていました。そのオロロン鳥の名前がつけられたオロロン米がふるさと納税の返礼品です。おすすめの「ななつぼし」玄米

高レビューの実力派!
観光エリアとして人気の富良野で育った「ななつぼし」の玄米です。そのまま玄米ご飯として、また精米機で5分づきや3分づきなど好みの精米で味わえます。口コミを見てみましょう!
ななつぼしの玄米とゆうことと、高レビューで購入。噛むと甘みがありとても美味しいです。玄米特有のパサパサ感は、水加減でたまにでてしまいます笑 息子はそれがダメなようですが、残さず食べていますので、味は間違いないのでしょう。(出典:Amazon)
農薬の使用回数5割以下に削減した農薬節減
精米していないため農薬の使用量が気になる玄米。こちらの玄米は、従来から慣行的に行われている農薬の使用回数を5割以下に削減して生産された農薬節減米のななつぼし玄米です。口コミを見てみましょう!
一人暮らしを始めて、玄米デビュー。炊飯器も玄米モードがあり、ざっと洗って炊くだけ。玄米で食べるから、少しは農薬節減がいいかなってくらいで選んだけど、玄米臭さもあまり感じない。大麦と混ぜてちょっと炊き込みにすると、もちもちして意外とおいしい。玄米への抵抗感がある方へおすすめ。(出典:Amazon)
お手軽サイズなので初めて購入する方にもおすすめ
無農薬、無化学肥料のななつぼし玄米。1kgとお手軽な量なのでお試しにぴったり。また精米されたお米に混ぜて炊くのもおすすめです。「精米機」については、こちら記事は詳しくチェック!
ななつぼしの白米と玄米のおいしい炊き方は?

白米と玄米の違い
玄米とは、精白されていないお米のことで、籾(もみ)から籾殻を取り除いた状態のお米です。白米は玄米を精米して、さらに糠(ぬか)と胚芽を取り除いて、胚乳(はいにゅう)だけにお米が白米となります。お米は精米の度合いによって、玄米、三分つき米、五分つき米、七分つき米、胚芽米、白米とあり、順に精白の度合いが大きく白くなります。しかし、精白を進めるとビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養成分が失われていきます。特に食物繊維は、白米の8倍もありダイエットに効果的といわれています。ななつぼしの白米と玄米の炊き方
ななつぼし白米のおいしい炊き方

1. お米の量を正確に計る
おいしいご飯を炊くには水加減が重要です。その水加減もお米の量が正確でないと、適した水の量がわかりません。計量カップを使ってすり切りで、しっかりと計りましょう。
2. お米を洗う
洗米するときには、あまり力を入れてゴシゴシ洗うと、お米が割れてしまいおいしく炊くことができません。軽く10回くらい洗って水を流す。これを2~3回繰り返す程度でOKです。
3. 炊く前に水に浸す
浸水時間は、夏場で30分程度、冬は1時間程度です。「ななつぼし」は、しっかりとした食感が特徴のお米なので、かたいご飯が苦手でやわらかめのご飯が好きな人は、水を少し多めにして炊くとよいでしょう。
4. 炊き上がったら蒸らす
ご飯の中心部までしっかりと炊き上げるため、電気やガスの炊飯器では15~20分ほど、土鍋では10分程蒸らします。(IH炊飯器には蒸らし機能がついています)
5. 混ぜる
水で濡らしたしゃもじを使って、十字に4等分するように大きく掘り起こしてご飯を混ぜます。
ななつぼし玄米のおいしい炊き方

1.玄米を洗う
玄米は、白米のように研ぐ必要はありません。2~3回さっと洗いましょう。いったん水を捨てたら、玄米の容量に対して1.5倍の水を注ぎます。
2.玄米を浸水させる
種皮に覆われている玄米は、白米と違って水を含むのにとても時間がかかります。最低6~7時間は浸水させます。朝炊くなら前の晩から浸水させると良いでしょう。
3.炊飯器のスイッチを入れる
浸水させたら炊飯器の炊飯スイッチを入れます。ただし、玄米炊き機能がある炊飯器は、長時間浸水させる必要がないので、炊飯器の取扱説明書を確認してください。
「玄米」については、こちらの記事で詳しくチェック!
そのほかの北海道米との比較

品種 | 味の特徴 | おすすめの食べ方 | 価格 (10kg) |
ゆめぴりか | 北海道米の中では特に粘りが強い品種で、豊かな甘みと濃い味わい | 白いごはんそのものの味を楽しむのがおすすめ | 4,600~8,200円 |
ななつぼし | 程よい粘りと甘み、冷めてもおいしさが長持ち | 和食、お弁当やお寿司 | 3,900~8,000円 |
ふっくりんこ | やや粘りが強く、名前の通りにふっくりとした食感。甘みも強い | 和食全般。特に魚介系との相性が良い | 5,000~7,400円 |
きたくりん | しっかりとした粘りと程よい甘さ | 白いごはんそのものの味を楽しむのがおすすめ | 5,300~6,700円 |
おぼろづき | 北海道のお米の中では、もっとも強い粘りを持つ。ほのかな甘みと独特の風味 | 炊き込みご飯やおこわなど。冷めても硬くならないのでお弁当にもおすすめ | 4,200~8,200円 |
炊きたてはもちろん冷めてもおいしい「ななつぼし」

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