ななつぼしの白米と玄米のおいしい炊き方は?
白米と玄米の違い
玄米とは、精白されていないお米のことで、籾(もみ)から籾殻を取り除いた状態のお米です。白米は玄米を精米して、さらに糠(ぬか)と胚芽を取り除いて、胚乳(はいにゅう)だけにお米が白米となります。お米は精米の度合いによって、玄米、三分つき米、五分つき米、七分つき米、胚芽米、白米とあり、順に精白の度合いが大きく白くなります。しかし、精白を進めるとビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養成分が失われていきます。特に食物繊維は、白米の8倍もありダイエットに効果的といわれています。ななつぼしの白米と玄米の炊き方
ななつぼし白米のおいしい炊き方
ななつぼしの白米の炊き方をご紹介します。基本的には、他のお米と同じですが好みによって水加減を調整しましょう。1. お米の量を正確に計る
おいしいご飯を炊くには水加減が重要です。その水加減もお米の量が正確でないと、適した水の量がわかりません。計量カップを使ってすり切りで、しっかりと計りましょう。
2. お米を洗う
洗米するときには、あまり力を入れてゴシゴシ洗うと、お米が割れてしまいおいしく炊くことができません。軽く10回くらい洗って水を流す。これを2~3回繰り返す程度でOKです。
3. 炊く前に水に浸す
浸水時間は、夏場で30分程度、冬は1時間程度です。「ななつぼし」は、しっかりとした食感が特徴のお米なので、かたいご飯が苦手でやわらかめのご飯が好きな人は、水を少し多めにして炊くとよいでしょう。
4. 炊き上がったら蒸らす
ご飯の中心部までしっかりと炊き上げるため、電気やガスの炊飯器では15~20分ほど、土鍋では10分程蒸らします。(IH炊飯器には蒸らし機能がついています)
5. 混ぜる
水で濡らしたしゃもじを使って、十字に4等分するように大きく掘り起こしてご飯を混ぜます。
ななつぼし玄米のおいしい炊き方
玄米は、水を含むのに時間がかかるため、白米と同じように炊くと硬くて美味しく食べることができないので、浸水時間に注意する必要があります。1.玄米を洗う
玄米は、白米のように研ぐ必要はありません。2~3回さっと洗いましょう。いったん水を捨てたら、玄米の容量に対して1.5倍の水を注ぎます。
2.玄米を浸水させる
種皮に覆われている玄米は、白米と違って水を含むのにとても時間がかかります。最低6~7時間は浸水させます。朝炊くなら前の晩から浸水させると良いでしょう。
3.炊飯器のスイッチを入れる
浸水させたら炊飯器の炊飯スイッチを入れます。ただし、玄米炊き機能がある炊飯器は、長時間浸水させる必要がないので、炊飯器の取扱説明書を確認してください。
「玄米」については、こちらの記事で詳しくチェック!
そのほかの北海道米との比較
北海道のお米には、「ななつぼし」の他にも「ゆめぴりか」や「ふっくりんこ」などの品種があります。代表的な品種の特徴や価格を紹介します。品種 | 味の特徴 | おすすめの食べ方 | 価格 (10kg) |
ゆめぴりか | 北海道米の中では特に粘りが強い品種で、豊かな甘みと濃い味わい | 白いごはんそのものの味を楽しむのがおすすめ | 4,600~8,200円 |
ななつぼし | 程よい粘りと甘み、冷めてもおいしさが長持ち | 和食、お弁当やお寿司 | 3,900~8,000円 |
ふっくりんこ | やや粘りが強く、名前の通りにふっくりとした食感。甘みも強い | 和食全般。特に魚介系との相性が良い | 5,000~7,400円 |
きたくりん | しっかりとした粘りと程よい甘さ | 白いごはんそのものの味を楽しむのがおすすめ | 5,300~6,700円 |
おぼろづき | 北海道のお米の中では、もっとも強い粘りを持つ。ほのかな甘みと独特の風味 | 炊き込みご飯やおこわなど。冷めても硬くならないのでお弁当にもおすすめ | 4,200~8,200円 |