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天地米店さん伝授!玄米をおいしく炊くポイント

※お米マイスター:お米の特徴や特性について幅広い知識を持った人が取得できる、いわば「お米の博士号」。日本米穀小売商業組合連合会がとり行う資格試験に合格すると取得できますが、受験資格は「お米に関する専門職経験がある人のみ。中でも5つ星マイスターは3つ星マイスターの資格取得者しか試験に参加できないという難関資格です。
玄米を「おいしくない」と感じるのはなぜ?失敗の理由は?

原因1:浸水不足と水の交換
玄米を炊いたとき「お米が硬い」「ぼそぼそする」と感じる場合は、基本的に浸漬不足が原因です。また、「水は傷むもの」と意識していない人も多く、玄米を浸漬させた水を変えずにそのまま炊いているケースが多いです。お米を浸漬させた後の水は、溶け出した糖質やアミノ酸などが、細菌を繁殖させる可能性もありますので、炊く前には必ず一度捨てて、新しい水を入れ直してから炊くようにしてみてください。原因2:蒸らし不足と時間の管理
お米は、炊き上がった後にきちんと蒸らすことでふっくらと仕上がります。炊く道具によって蒸らし時間は異なりますが、この「蒸らし時間」の管理をすることが実は非常に重要なのです!蒸らし時間が「20分ならきっちり20分」「30分なら30分」とタイマーをセットするなどしてしっかり時間通りに蒸らしてみてください。蒸らし終えた後は、必ずすぐにふたを開けてお米をかきたてます。蒸らしっぱなしで放置してしまうと、ふっくらと炊けたお米も自重でつぶれてしまうので、おいしさが半減してしまいます!