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玄米をおいしく炊くポイントは?お米のプロが道具別で徹底解説!

栄養価が高いと注目されている玄米は自宅で炊くと「おいしく感じない」という声を多く聞きます。今回はお米のプロであるてんち米東京府中店で玄米をおいしく炊くポイントをうかがいました。炊飯器・土鍋・圧力鍋・普通の鍋と道具別で炊きのコツを紹介します。

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てんち米東京府中
撮影:たべごと編集部
栄養価が高く自宅でも積極的に食べたい玄米。ところが「家の炊飯器だと上手に炊けない…」という声も多く聞きます。そんな悩みに応えるべく、今回は玄米をおいしく炊くためのコツをお米のプロに聞いてきました!「東京府中 天地米店」の店主でありお米マイスターの資格も持つ小澤さんに、道具別で玄米を炊くときのポイントについて徹底解説していただきました。

天地米店さん伝授!玄米をおいしく炊くポイント

てんち米東京府中店
撮影:たべごと編集部
京王線「府中駅」から徒歩7分ほどの場所にあるお米屋さん「天地米店」は、大正13年に創業し、今年で95年目の老舗。屋号は文政6年(1823年)、先祖が農業用水にかけた水車があった当時の地名にちなんで付けられました。現代では3代目となるご主人と奥様がお米のおいしさを日々伝えています。200年の歴史を持ち、お米の5つ星マイスターの資格(※)を持つ小澤さんから玄米をおいしく炊くためのポイントを教えていただきました!

※お米マイスター:お米の特徴や特性について幅広い知識を持った人が取得できる、いわば「お米の博士号」。日本米穀小売商業組合連合会がとり行う資格試験に合格すると取得できますが、受験資格は「お米に関する専門職経験がある人のみ。中でも5つ星マイスターは3つ星マイスターの資格取得者しか試験に参加できないという難関資格です。

 

玄米を「おいしくない」と感じるのはなぜ?失敗の理由は?

玄米ご飯
撮影:写真AC
玄米を炊くときの悩みとして多いのが「玄米を自宅で炊くとあまりおいしく感じない」というもの。なぜ玄米がおいしく炊けないのでしょうか?その理由を聞いてみました。

原因1:浸水不足と水の交換

玄米を炊いたとき「お米が硬い」「ぼそぼそする」と感じる場合は、基本的に浸漬不足が原因です。また、「水は傷むもの」と意識していない人も多く、玄米を浸漬させた水を変えずにそのまま炊いているケースが多いです。お米を浸漬させた後の水は、溶け出した糖質やアミノ酸などが、細菌を繁殖させる可能性もありますので、炊く前には必ず一度捨てて、新しい水を入れ直してから炊くようにしてみてください。

原因2:蒸らし不足と時間の管理

お米は、炊き上がった後にきちんと蒸らすことでふっくらと仕上がります。炊く道具によって蒸らし時間は異なりますが、この「蒸らし時間」の管理をすることが実は非常に重要なのです!
蒸らし時間が「20分ならきっちり20分」「30分なら30分」とタイマーをセットするなどしてしっかり時間通りに蒸らしてみてください。蒸らし終えた後は、必ずすぐにふたを開けてお米をかきたてます。蒸らしっぱなしで放置してしまうと、ふっくらと炊けたお米も自重でつぶれてしまうので、おいしさが半減してしまいます!

 
→調理道具別の玄米の炊き方のポイント!

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てんち米東京府中
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番匠郁
番匠郁

ライター時々料理人

道産子と九州男児のハーフ。関西弁、大分弁、金沢弁を話すトライリンガル。
アーティスト山村幸則氏の作品制作に携わったことをきっかけに、働き方や住む場所に捉われない生き方を模索するようになる。
コミュニケーションアートを通してまちづくりに関わるなか、「人の集まる場所には食がある」ことに気がつき、以来、食を媒介した街・人・アートの仲立ちプロジェクトを幅広く展開。
役者として舞台に立ちながら開始した劇場ケータリング”劇場メシ”では、演者やスタッフを食で支える裏方の裏方として活動。生産現場にも足を運び、土を耕し自ら収穫して料理をつくる体育会系ライター。
動画作成チーム”ButterToast”ではシナリオも担当。

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