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「日向夏」の読み方は?食べ方や旬、ドレッシングやジュースなど加工品を紹介!

読み方が分かりにくい「日向夏」。小説家の名前でもありますが、今回お伝えしたいのは宮崎の特産品である日向夏についてです。おいしい食べ方やアレンジレシピ、旬の時期のほか、ドレッシングやジュース、サイダーなど日向夏について詳しくご紹介します。

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日向夏
出展:写真AC
皆さんは、「日向夏」をご存知でしょうか。そもそもなんて読むのか、その読み方が分からないという人もいるかもしれませんが、小説の作家さんや人気少年漫画「ハイキュー」の登場人物の名前でもあるため、聞いたことがある人も意外と多いのではないでしょうか。今回ご紹介する「日向夏」は、人物名ではなく宮崎県が名産の柑橘(かんきつ)についてです。その食べ方や旬の時期、含まれる栄養素はもちろん、おいしく食べるためのレシピ、ドレッシングやジュースなどのおすすめ商品などをご紹介します。

読み方が気になる「日向夏」ってどんな果物?

日向夏
出展:写真AC
日向夏は、「ひゅうがなつ」と読む柑橘類です。また「日向」を「ひなた」と読むため、英語では日向夏を「Hinata summer」と呼びますが、日向夏とはどんな果物なのでしょうか。詳しくご紹介します。

宮崎県で偶然生まれた日向夏

日向夏は、1820年に、宮崎市の真方安太郎さんの庭で発見された柑橘類です。もともとは柚子が突然変異し、偶然生まれたものですが、今や宮崎県を代表する特産品として知られています。そのため、宮崎市にある清武総合運動公園内の屋内球戯場には、「日向夏ドーム」の愛称が付けれているほど宮崎の人にとっては身近な柑橘の一つなのです。

ニューサマーオレンジ、土佐小夏、小夏みかんなどの呼び名もあり

日向夏の大きさは温州みかんより大きく、まるでレモンのような鮮やかなイエローが目を引く見た目です。宮崎県のほかにも産地はあり、高知県や愛媛県、静岡県などで栽培されていて、「ニューサマーオレンジ」「土佐小夏」「小夏みかん」などの名前で出荷されています。育て方は比較的簡単で、苗木などを手に入れれば家庭の庭などで育てることもできますが、産地を見てもわかる通り、温暖な地域での栽培が向いているようです。

日向夏の旬の時期や味の特徴

日向夏
出典:写真AC
柚子が変異して誕生した日向夏。果汁だけを楽しむのか、それともみかんのようにデザートとして味わうのか気になりますよね。日向夏の味の特徴や食べ頃について、詳しくみていきましょう。

冬から春に旬を迎える日向夏は、酸味が強くさっぱりした味

日向夏は、果汁が多くとてもジューシー。酸味が強くさっぱりした味で、食後のデザートにおすすめです。温州みかんよりも、グレープフルーツやレモンの味に近いと表現する人もいます。ハウス栽培と露地栽培があり、それぞれで異なりますが旬を迎える季節は冬から春。例年であれば年末あたりからハウス栽培の収穫時期となり、1月半ば~3月上旬に旬を迎えます。露地栽培はそれより遅く、手に入るのは2月下旬から、旬は3月半ば~4月末となります。

日向夏の栄養やカロリーは?

文部科学省の食品成分データベースによると、日向夏のカロリーは、100gあたり45kcalとなります。みかんやグレープフルーツ、オレンジなども40kcal前後となるため、ほかの柑橘類とほぼ変わりないカロリーといえます。日向夏には、疲労回復効果に良いクエン酸や抗酸化作用があるビタミンCが含まれているほか、皮の内側の白い部分には食物繊維がたっぷり含まれています。

日向夏の食べ方は?おいしい皮のむき方と保存方法

日向夏の切り方
出典:写真AC
酸味や爽やかな味が特徴の日向夏ですが、おいしく食べるためには少しコツがあります。またちょっとアレンジすれば、そのまま食べるのとはまた違った味わいになるので、ぜひチャレンジしてくださいね。

日向夏をおいしく食べるための皮のむき方や切り方のコツは

日向夏
出典:Flickr(Photo by:yoppy
酸味のある爽やかな味が特徴の日向夏ですが、食べ方には少しコツがあります。日向夏は皮をめくると、内側にふわふわした白い皮が見られるのですが、この部分に甘味があるため、果肉と一緒に食べるのが日向夏をおいしく味わうポイントです。そのため、切り方にも秘訣があり。日向夏は黄色い皮部分のみをむくようにしましょう。リンゴの皮をむくときの要領です。また、果実の中央に芯があるため、その芯から身を削ぐように切ってください。

日向夏の保存方法

たくさんの日向夏が手に入り、食べきれなかった場合はどうすれば良いでしょう。ジャムなどにアレンジしても良いですが、少しでも長くおいしく、生の日向夏を楽しみたい場合は、冷蔵庫の野菜室で保存してください。その際、乾燥を避けるために水分を含ませた新聞紙で包み、ビニール袋に入れてください。これで1カ月ほどの保存が可能です。また皮だけであれば冷凍保存もOK。溜まったところでジャムなどに加工しましょう。

 
→日向夏はどこで、どれくらいの値段で販売されているの?

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日向夏
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戸田千文
戸田千文

全国各地のおいしいものを食べ歩き!転妻 編集ライター

夫と結婚したことをきっかけに、転勤族の妻、略して転妻となったフリー編集ライター。出身地・愛媛では瀬戸内の魚を食べてすくすく育ち、第二のふるさと・広島で日本酒に出合い飲み助に、三十路を超えて上京した東京でエスニック料理店に通い詰め、初めての九州暮らし・福岡でゴマサバにハマる。密かな楽しみは、夫の出張時に、一人で飲み歩いたり、ちょっといいおつまみとお酒でこっそり家飲みしたりすること。これまでに、グルメ・観光情報誌やレシピ本、飲食店経営者向けサイトの制作に携わるなど、仕事も熱心にこなしている(自称)ものの、エンゲル係数の高さから貯蓄があまり増えないことが悩み。

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