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もちもちの食感が癖になる「もち米」。なかなかお米から買わないという方も多いのではないでしょうか。もち米はお餅としていただくのはもちろん、実はいろんな料理にも活用できます。今回は
自宅でもできるおいしい炊き方や、通販で購入できる人気のもち米を紹介します。
もち米とは

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白米(うるち米)ともち米の大きな違いはデンプンの構成成分にあります。お米独特の粘りは「アミノペクチン」という成分が元になっていますが、もち米はその成分が100%に対し、白米(うるち米)はおおよそアミロース2:アミノペクチン8。そのためもち米の方がより粘り気が強く、もちもちとした食感となるのです。また
白米(うるち米)に比べて、冷めても硬くなりにくく、おいしさもより長持ちするのが特徴です。
もち米の栄養やカロリーは?

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炊飯前の状態では実は両者にカロリー、糖質での大きな差はありません。しかし
炊飯後のもち米は、100gあたり202kcal、糖質は43.5g。それに対し白米はカロリー168kcal、糖質36.8gと大きな差があります。その理由は、白米の方が炊飯時により多く水分を含むため!ついついお箸が進むもち米ですが、食べ過ぎには注意が必要ですね。特に糖質ダイエットをしている人は、量を控えたり、しっかり噛むことで満足感を上げたりと食べ方にも工夫をしましょう。
もち米の賞味期限

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たまにはおいしいもち米を食べたいけど、白米と違って毎日炊くわけでもないし、あまらせてしまいそう…。そんな心配がありますが、もち米の賞味期限は基本的にはなく、
保存方法次第では製造日から2〜5年は大丈夫だそうです。しかし
おいしく食べれるのは1〜2年といわれており、きちんとした保存をしないと虫が発生することもあります。一番いい方法は冷蔵庫に入れ、密閉容器で保存すること!10〜15℃で、湿度を避けて保存すると長持ちできます。
もち米のおいしい炊き方

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白米よりも炊き上がりの水分量が少ないもち米ですが、吸水率の高さなどから、白米と全く同じ炊き方をしてしまうとべちゃべちゃになり、失敗の原因になってしまいます。そんなもち米をおいしく簡単に炊く秘訣を伝授します!
1.水加減
もち米をおいしく炊くポイントは、水加減です。炊飯器で炊く場合は「白米モード」を選択。白米と同様の時間で炊き上げますが、水分量はもち米1カップ(180cc)に対し、水は同量の180cc、1:1の割合で入れるのがポイントです。
2.浸水時間
白米や玄米などをより柔らかくふっくらと炊くには、それぞれにあった浸水時間が必要です。一方でもち米は浸水時間は不要。吸水率が高いので、炊飯前にたっぷり水に浸けてしまうと炊くときに炊き水がない状態になってしまいます。お米が柔らかくなり過ぎる原因にもなってしまうので、水を入れたらそのまま炊飯ボタンを押しましょう。
3.炊飯後の蒸らし方とほぐし方
炊き上がり後はすぐに開けず、10分ほど蒸らします。その後は放置せず、すぐに食べなくても一度ほぐしましょう。釜の周りからごはんをはがすようにしゃもじを1周させ、十文字に4等分し、釜底からまんべんなく空気を入れるようにほぐします。余分な水分を飛ばすことでより透明感と光沢のあるお米に仕上がります。
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