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今回は、その北の海で獲れる赤い宝石を実際にお取り寄せてみました!北海シマエビのおいしさの秘密や味わいについてもレポートします。
漁獲量減少でさらに希少に!北海シマエビとは?

北海道の東部地域にあたるサロマ湖、能取湖、野付湾といった一部のエリアにしか生息しない貴重なエビで、日本近海では、オホーツク海からロシア沿岸にかけての海域にも生息。そのため国内産以外に、ロシア産の北海シマエビも出回り、通信販売などでも販売されています。国内産では、特に北海道東部にある別海町の野付湾に面した尾岱沼(おだいとう)が産地として有名でしょう。
国内漁獲量は減少傾向
しかし、国内の北海シマエビの収穫量は年々減少傾向のようで、エビ漁自体を休んでいる漁港も出て来ていると聞きます。道内でも札幌のように内地では、北海シマエビが特別販売品として取り扱われるなど一昔前よりも、北海シマエビはさらに希少な食材となっているようです。北海シマエビをはじめ魚介類を取り扱う「高木商店」のオンラインショップでは、シーズン半ばで完売してしまうほどの人気ぶり。知る人ぞ知る高級エビではありますが、そのおいしさ故に、自宅用としてはもちろん、お歳暮やお中元、お土産にも購入する人が多いグルメ食材です。
高木商店の公式HPはこちらから
旬の時期はいつ?北海シマエビについて

希少で高価な北海シマエビですが、一番おいしく食べられる時期はいつなのでしょう?漁が解禁される時期やタイミングについて調べました。
限られた解禁時期で漁を行う
漁ができるのは年に2回のみ。6月初旬~7月頃までと、10月中旬~11月中旬までの間で限定的に解禁されます。漁獲開始時期・漁ができる期間・漁獲量はシーズン直前の資源調査によって決まるため、毎年同じタイミングで解禁とはなりません。また短いときには2週間ほどしか漁ができないこともあり、その年によって価格も変動します。夏と秋では異なる味わい
ぷりぷりの身の食感と濃厚なうまみが楽しめるのは、初夏。秋にかけては産卵盛期のため、子持ちの個体もあり、その場合は引き締まった身と卵の食感が両方楽しめるのが特徴です。どちらの季節もそれぞれに違ったおいしさがありますが、獲れる期間が非常に短いため、旬の時期以外でお取り寄せすると、生エビではなく基本的には冷凍されたものが届きます。
尾岱沼産は味が違う?伝統的な漁法で獲る北海シマエビ

尾岱沼では、この藻群を漁船のスクリューで荒らしてしまわないよう、帆で風を受けて推進する「打瀬舟(うたせぶね)」を使います。さらに、「打瀬網漁法」という明治時代から続く伝統的な方法で漁を行わなければならないという決まり事も。
他のエリアでは「かご漁業」が一般的なのに比べ、打瀬網漁法で獲った北海シマエビには餌の余計なにおいがつかず、エビ本来の味が楽しめるそう。尾岱沼産はぜひ、刺身でその味を確かめてみたいですね!
野付湾にある「野付漁業協同組合(野付漁協)」では、尾岱沼で獲れる北海シマエビの通販も運営しています。気になる方はチェックしてみてください。
尾岱沼通販サイトはこちらから
冷凍されてもおいしい。豪快な茹で方で鮮度を落とさない

とはいえ、「冷凍品しかないのか…」とがっかりする必要はありません!
北海シマエビは水上げされた後すぐに浜茹でされるため、そのおいしさを保ったまま出荷されます。鮮度の秘密は、エビを生きたまま茹でること。ぐらぐらに湧いた熱湯へ北海シマエビを入れ、茹で時間5~6分ほどで釜から上げたら、冷まして仕分け、すぐに梱包。冷凍して道外へ出荷しても、味わいはそのまま!通販で購入しても、おいしい北海シマエビが楽しめるというワケです。
冷凍された北海シマエビの上手な解凍方法

流水解凍
エビが袋に入って届けばその袋のまま、袋入りでなければジップロックなど、中身が直接水に触れないよう移し替えます。袋をしっかりと密閉してから、大きめのボウルなどに入れ水を張って浸けましょう。さらに、水道から水を流したままの状態で流水にさらし続けます。約15分ほどで解凍できるため、時間がなくても手早くできる方法です。自然解凍
次の日に食べるのであれば、流水解凍より自然解凍がおすすめ。ゆっくりと時間をかけて解凍できた方が、うまみは逃げにくいです。注意したいのは、自然解凍の場合、常温ではなく必ず「冷蔵庫」で解凍しましょう。電子レンジやお湯は使わない
急いでいる時にはお湯や電子レンジを使いたくなりますが、急速に温めると風味が損なわれてしまいます。せっかくの高級エビを台無しにしないためにも、解凍時にはくれぐれも流水を使うか、冷蔵庫での自然解凍にしてくださいね。高級エビ【北海シマエビ】を通販で買ってみた!

北の町から 漁師直送便
注文してから到着までは約4日かかりました。クール便で届くので、冷凍庫の場所を空けておいたのですが、中箱だけなら意外とコンパクト。(段ボールはそこそこ大きさがありました)梱包材として詰まっていたのは、北海道新聞。無性に、「ああ本当に”漁師直送”なんだなぁ」と実感します。決して雑な詰め方ということではありませんが、箱を開けたところからアットホームな雰囲気が伝わってきてほっこりしました。
北海道産 北海シマエビ大250g
・産地:北海道産
・内容量:シマエビ大250g
・送付方法:クール宅急便(冷凍)
・内容量:シマエビ大250g
・送付方法:クール宅急便(冷凍)
とっても美味しかったです。6歳のエビ好きの娘も一人でむしゃむしゃ食べていました。【出典:楽天市場】
想像していたよりも、エビがずっと赤く見えますね。「これが海のルビーか…」と、感動!


ということは…大ぶり(もしくは標準)なのかな?
ちなみに、エビは頭だけ外せばミソまでおいしく食べられます!剥き方のちょっとしたコツで丸ごとエビのうまみを味わえるので、北海シマエビをお取り寄せの際には頭の先まで全部楽しんでほしいです。

プチプチした食感と程よい塩気が絶妙です。おいしい~!これはお酒(日本酒)が欲しくなりますよ…。見た目が苦手な方がいるかもしれませんが、珍味の領域と思ってぜひ試してみましょう。

期待に胸を膨らませ身を食べてみると、すごい弾力です!!かみ応えが私の知っているエビとは違います。かんだところからうまみがじわっと滲み出てくるような味わい。塩茹でしただけなのに、とにかく味が濃い。甘みよりうまみが強いように感じました。おつまみには最高で、病みつきになる理由も納得!
通販での購入時は量を検討
レポートした通り、内容量500gだと「大きめエビ約14匹前後」なので、茹でエビをそのままおつまみとして食べるなら、約2~3人分といったところ。3人以上の家族で食べる場合にはちょっと量が少ないかもしれません。おいしくて食べ過ぎそうになるので、大人数の場合はケンカにならないよう、1kg以上注文できるサイトをおすすめします。ただし、身を食べきった後も、頭や殻を焼いてだしをとったり、料理に使って最後まで味わえる点では、500gでも十分に楽しめますよ!
ふるさと納税でも販売中
北海シマエビは、網走や釧路、根室市のふるさと納税でも購入することができます。返礼品のエビの総量が大体1kg前後とたっぷり届くのもうれしいですね!おいしく食べつつ、これからの北海シマエビの産地を応援することもできるので、購入の際には視野に入れてみては?北海シマエビの食べ方は?レシピについて
北海シマエビは、水揚げ後の浜茹で時に塩を入れて茹でるため、すでにほんのりとした塩味がついています。そのまま食べてもおいしいですが、おすすめの食べ方には「味噌汁」があります。エビだしの味噌汁

エビ殻を使った味噌汁の作り方はこちらから
から揚げ・天丼

海老の頭もから揚げに!レシピはこちらから
一度食べたら忘れられないうまみとコク!海のルビーを味わってみて

冷凍しても、これだけ風味豊かでコクがある濃厚な味のエビなので、産地で獲れたてを食べたらきっと、とんでもなくおいしいのだろうな…と、妄想するばかりです。
特に尾岱沼の打瀬舟で行う漁は、この土地の風物詩として観光スポットになるほど。初夏漁が最盛期を迎える6月の最終の土・日曜には「えびまつり」も開催され、現地でしか味わうことができない根室海峡の味覚が楽しめるそう。運が良ければ躍り食いができるとの情報もあり、まだ知らぬ北海シマエビの新しい魅力に今からはまってしまいそうです!尾岱沼が、一度は訪ねてみたい街になりましたね。
皆さんも北海シマエビを、ぜひ食べてみてください!
紹介されたアイテム

北海道産 北海シマエビ大250g
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