OcciGabi Winery|北海道余市町山田町635
まるでカリフォルニアのナパのような壮大なロケーション!
OcciGabi Wineryは「本物の日本ワイン造り」を目指す落希一郎氏が2012年に設立したワイナリー。ドイツ、長野、新潟など多くの産地でワイン造りを学び、「余市を日本一のワインの町にしたい」という信念のもと、丁寧なワイン造りを心がけています。落氏のワインに対する真摯な熱意と高品質なワインでコアなファンが年々増加中。ワイナリーに併設されたレストランは『ミシュラン・ガイド北海道2017』にも掲載された名店。広大なぶどう畑を一望できる景観で、素晴らしい景色を見ながらワインと食事をゆっくりと楽しめますよ。料理と合わせられるワインのティスティングセットも用意されているのでおすすめです。NIKI Hills Winery|北海道仁木町旭台148-1
デキャンタ・ワールド・ワイン・アワード2020金賞受賞!
小樽、余市、倶知安(くっちゃん)、ニセコを擁する後志地方にある仁木町は、美しい山並みと田園が広がる自然豊かな場所。水はけが良く、寒暖差の激しい気候なので、ワイン用ぶどうの生育に適しています。NIKI Hills Wineryではワイン用ぶどうだけでなく、食用ぶどうやさくらんぼ、プルーンなども栽培されていて、宿泊施設やレストランまである複合ワイナリーです。また、ワインの醸造だけでなく、若者の雇用を積極的に創ることで「地方創生」を目指しているワイナリーとしても注目を浴びています。生産本数に限りがあり、基本的には現地のみでの販売となっています。2018年にリリースされた「YUHZOME2018」でデキャンタ・ワールド・ワイン・アワード2020の金賞を受賞している実力派ワイナリーです。
TAKIZAWA WINERY|北海道三笠市川内841-24
北海道の自然の持つ力を表現した「生命力」のあるワイン造り
北海道有数のワイン産地、空知地方にあるTAKIZAWA WINERY。農薬や化学肥料、酸化防止剤を極力使わず、ワインのスタイルに合わせて野生酵母や自然発酵を促す醸造法で、自然環境に優しいワイン造りを心がけています。ピノ・ノワールやソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネなどを栽培し、高品質なワイン造りをしています。白や赤だけでなく、ロゼワインやオレンジワインにも注力しており、今後も目が離せない注目ワイナリーのひとつです。ソムリエがセレクトした注目の北海道ワインをピックアップ!
今回は筆者が特におすすめする北海道ワインをひとつピックアップします。セレクトしたのは「十勝ワイン 山幸 2017」です。
十勝ワイン 山幸 2017
商品名:十勝ワイン 山幸 2017ぶどう品種:山幸(やまさち)100%
生産年:2017年
生産者:北海道池田町 十勝ワイン
容量:720ml
アルコール度数:12.0%
・飲み口:重○●○○○軽
・香り:強○●○○○弱
・酸味:強○●○○○弱
・渋み:強○○●○○弱
HP:https://www.tokachi-wine.com/
十勝ワイン 山幸 2017とは?
山幸は、清見種と山ぶどうをかけ合わせたぶどう品種で、池田町ブドウ・ブドウ酒研究所が開発した北海道生まれの地ぶどうです。そしてあまり知られていないのですが、山幸は日本を代表するぶどう品種である甲州、マスカット・ベーリーAに次いで、日本で3番目の国際ぶどう品種として2020年12月に認定されています。日本国内で生まれたぶどう品種で国際ぶどうワイン機構(OIV)に登録されているのは3種類だけなので、非常に珍しいです。今後は国内のみにとどまらず、日本を代表する品種として海外に出ていくかもしれないということで注目が集まっています。
寒冷地でも寒さに負けずに育った山幸を丁寧に醸造して、フレンチオーク樽(たる)で約1年熟成させています。やや酸味がしっかりと主張する特徴的な味わいです。
北海道池田町 十勝ワインとは?
北海道のワイン造りのルーツは1876年と歴史があるものの、本格的に始まったのは1963年に池田町 十勝ワイン(池田町ブドウ・ブドウ酒研究所)で醸造されたのがはじまりといわれています。北海道池田町 十勝ワインは、「清見」や「清舞」といったユニークな品種から造られるワインや、アイスワイン、ブランデー、アップルブランデーなども手掛けている会社です。
ソムリエ吉川のテイスティングコメント
山幸のルーツが山ぶどうということもあり、高貴な香りの中に、ほのかな野性味を感じます。落ち葉や、土、雑木林を思わせる自然を感じるアロマ。
グラスに注いだ時の見た目は黒みがかった濃い色調で、縁はほんのりとオレンジがかった色合い。見た目だけだとしっかりとした骨格のあるフルボディの赤ワインという印象です。
実際に飲んでみると、飲み口はミディアムボディで、渋みよりも酸味の方が際立っています。オイリーな食べ物と合いそうです。お酢を使った料理との相性も良いかと思います。
そしてこの山幸は抜栓してから2日目以降が本番!香りが次第にひらいてきていい感じになってきます。空気と触れて酸味がまろやかになって、抜栓当初は少々とがっていた渋みも、穏やかに感じられるようになりました。
抜栓してから3日目も香りや味わいの余韻があり、ポテンシャルの高さが伺えます。時間の経過ごとに味わいと香りの表情が変わるので、できれば3日程かけてゆっくりと楽しむのがおすすめです。
十勝ワイン 山幸とのおすすめペアリング料理
塩こうじで漬けた鶏の唐揚げにレモンを搾ったり、酸味のあるトマトソースを使ったパスタや煮込み料理と相性が良いです。また、肉じゃがや豚の角煮といった日本食らしい味付けの甘辛いニュアンスにも寄り添ってくれるでしょう。独特な香りと酸味に合わせてまいたけやしめじ、エリンギなどのきのこ類をたっぷり使ったバルサミコ炒めもおすすめです。
・内容量:720ml
・タイプ:赤ワイン
・アルコール度数:12%
山ブドウを掛け合わせた山幸から作られた十勝ワインです。山ブドウのワインは初めて飲みましたが、口に含むと、渋みの後に酸味が感じられ香りもいい。とっても美味しいです。辛口となっていますが、中度の辛口で、だれでも飲みやすく感じるのではないでしょうか。肉料理にぴったりです。
出典: Amazon