【国産ワイン】山梨ワインのおすすめ20選をソムリエがセレクト！

ルミエール プレステージクラス メルロー

なめらかな味わいを楽しめる赤ワイン

メルローの名産地として知られる長野の塩尻市で作った味わい豊かな赤ワイン。ハンバーグやミートソーススパゲッティ、マルゲリータピザのような洋風のボリューミーなお食事と相性がいいです。タンニンはしっかりと感じられるので、牛肉のステーキや赤ワイン煮込みといった肉料理とも合います。

甲斐ワイナリー かざま 甲州 SurLie

シュール・リー製法の甲州を味わうならこれ！

シュール・リー製法は、発酵させた後に発生した澱（オリ）を除かずに、澱の上で一定期間貯蔵することによってうま味を液体にうつす製法です。澱が本来持っている酵母の複雑味が味わえるのが特徴です。もともとはフランスのロワール地方で生まれた製法ですが、山梨の甲州種でも盛んに使われています。フレッシュでさわやかな味わいで、魚を使った和食料理にとても相性がいいのでぜひ試してみてください。

まるき葡萄酒 ラフィーユトレゾワ樽南野呂ベーリーA

樽の香りが上品に香るうま味あふれる赤ワイン

1891年創業のまるき葡萄酒が造る樽熟成のマスカット・ベーリーA。いちごジャムやフランボワーズといった赤系果実のニュアンスが感じられ、コクのある味わいに仕上がっています。肉じゃがや豚の角煮といったような和食でこっくりとした味わいのお料理とよく合います。

ダイヤモンド酒造 シャンテ Y.A Amarillo（アマリージョ）

きりっとした酸味が特徴の夏向き白ワイン！

アマリージョはポルトガル語で「黄色」を意味し、色調はレモンイエローで青りんごや柑橘（かんきつ）類のアロマが感じられる軽快な飲み口の白ワインです。白身の刺し身や天ぷらといった揚げ物にもよく合います。ろ過は軽く施しているので澱が程よく残っており、厚みのある旨みが感じられます。暑い夏、外で飲むシチュエーションにおすすめです！

ダイヤモンド酒造 シャンテ ますかっとベーリーA Y Carré

オーク樽熟成由来の上品なアロマ

甲州とマスカット・ベーリーAだけに特化するワイナリー、ダイヤモンド酒造がリリースするマスカット・ベーリーA。オーク樽で24カ月熟成させているので、飲み口はミディアムボディながらも味わいに厚みがあり、上品な仕上がりです。大ぶりのブルゴーニュグラスに入れてゆっくりと楽しみたい一本です。ギョウザやホイコーロー、チンジャオロースといった中華料理との相性が良いです。

マンズワイン 山梨 甲州

マンズワインのスタンダード白ワイン

1962年創業のマンズワイン株式会社が造る甲州の白ワイン。酸味が控えめで飲みやすい辛口に仕上がっていて、価格もリーズナブルなので日々の晩酌にもぴったり。レモンやライムのようなほのかな柑橘のアロマがあり、魚料理や貝類を使った前菜や寿司、刺し身との相性が良いです。

マンズワイン 酵母の泡 甲州

日本ワインのスパークリングで売上1位！

甲州を使ったスパークリングワインで、黄金色のきれいな色調と繊細なバブルが特徴。やや辛口に仕上げることによって、飲んだ後のフルーティな余韻が印象的なスパークリングワインに仕上がっています。だし巻き卵や南蛮漬け、砂肝炒めなど、日本の家庭料理と非常によくマッチします。日々の晩酌用にぜひ試してみてください。

くらむぼんワイン 甲州

さっぱりとした辛口に仕上がっている甲州の白ワイン。かわいらしい蟹（かに）のエチケットは、社名の由来でもある宮沢賢治の「やまなし」に登場する蟹がモチーフとなっています。レモンやグリーンライムのような爽やかなアロマと、後味にほんのり塩気を感じます。おでんや塩鍋といった薄味で出汁のきいた料理と合わせたいワインです。

イケダワイナリー ヴァンロゼ

巨峰を使ったフレッシュな甘口ロゼ！ 巨峰由来の甘い香りを残したまま、フレッシュな果実味とやわらかな口当たりが魅力のロゼワインです。甘口な仕上がりですが酸味もあるのでさっぱりした飲み心地になっています。ブランチやランチの後に楽しむデザートワインとしてもおすすめ。ワインに飲み慣れていない人でもおいしいと感じられるぶどうの甘みがうまく生かされています。

原茂ワイン ハラモアジロン

希少な品種「アジロンダック」で仕上げた赤ワイン

アメリカ系のぶどう品種で現在山梨以外ではあまり栽培されていない赤ワイン用ぶどう品種、アジロンダックを使った一本。ワイルドベリーのような酸があり、すこし温度を低めに冷やしていただきたいワインです。アロマはチェリーやいちごのようなチャーミングな香りが印象的で、飲みやすいミディアムボディに仕上がっています。辛口なので料理との相性もよく、食中酒として楽しめるワインです。

ワイン王国の山梨ワインを楽しもう！

日本ワインを代表する山梨には、マスカット・ベーリーAや甲州を中心に泡・白・ロゼ・赤とバリエーション豊かなラインナップがあります。今後は日本国内にとどまらず、海外からも高評価を得るワインがより増えていくでしょう。今回紹介した産地やワイン以外にも、多くのワイナリーやワインがあります。特に昔からある伝統的なワイナリーでは、一升瓶でリリースしているカジュアルラインのワインも多くあるので、毎日少しずつ楽しみたい人には一升瓶ワインもおすすめです。

ワインと和食って合うの？と思っている人も多いかもしれませんが、日本ワイン、特に山梨で造られるワインは日本食との相性がとてもいいことでも知られています。マスカット・ベーリーAの甘く優しいアロマ、そして甲州のさっぱりとしたキレのある飲み口がしょう油ベースや出汁ベースの和食の繊細な味付けと深みのある甘みにマッチするのでしょう。

今晩は簡単な和の家庭料理を作って、甲州の白ワインとマスカット・ベーリーAの赤ワインをそろえて山梨ワインとペアリングしてみてはいかがでしょうか。