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日本酒「久保田」徹底紹介!萬寿と紅寿、ランクが上なのはどっち?


大人気のアウトドアブランド「スノーピーク」。実はスノーピークも新潟の企業でそのスノーピークと朝日酒造がコラボしてできたのがこの「久保田雪峰」。朝日酒造の地元への熱い想いがこのような新しい感覚のドリームコラボを生みだしました。朝日酒造の新潟へのこだわりはこんなところにも。
ITEM
久保田 雪峰(せっぽう)
・内容量:500ml
・原料米:麹米:五百万石(精米歩合50%)
・掛米:新潟県産米(精米歩合33%)
・アルコール度数:16度
・日本酒度:+2、酸度:1.4

キャンプ好きで酒好きな友人の誕生日にスノピのお猪口とセットでプレゼントしました。
私は飲んでいないのでわかりませんが、久保田なので大丈夫でしょう。
購入した理由は見た目のかっこよさ、あとはスノピとのコラボってだけです。

蔵元のTasting Note 四季の自然の中でゆっくりとお楽しみいただくための特別な久保田です。 山廃酒母がもたらす絶妙に調和した懐の深い味わいが特徴で、個性的で野趣あふれるアウトドア料理にもバランスよくマッチします。季節やお好みに合わせた温度で楽しむことができ、冷やすとシャープな酸味とキレのある後味が、温めるとまろやかで個性的な香味が際立ちます。

還暦祝い・退職祝いなどの贈答に久保田を

贈り物
出典:写真AC
「久保田」が人気の理由の一つに、お酒好きの方への贈り物に最適ということがあります。プレミア価格で販売されていることも多い有名銘柄なので価格以上の価値があるというイメージがあり、名前を聞いたことがある方も多いので安心感があります。萬寿などは、一度は飲んでみたいと思っている方も多いはずです。また、商品名も華やかでおめでたい雰囲気があり、還暦祝いや結婚祝い、父の日や敬老の日の贈り物にもおすすめです。

ギフトにおすすめ!飲み比べセット

日本酒好きなら、萬寿・千寿・百寿を飲み比べてみたいという方も多いはず。贈答用の箱に入っているので、大切な方へのギフトに最適な飲み比べセットです。
ITEM
久保田 飲み比べ ギフト(萬寿・千寿・百寿)
・内容量:萬寿、千寿、百寿(720ml×3)
・原材料:米、麹米

父の日のプレゼントに送りました。
日本酒の好きな父から絶賛されました。
百寿、千寿、万寿の取り合わせは中々ありません。
正月用に販売頂ければ、再購入したいと思います。


逆境を乗り越えて誕生した銘酒「久保田」の物語

ます酒とおちょこ
出典:写真AC

新潟県産にこだわり抜いた日本酒作り

久保田が誕生した1980年代初頭、新潟ではトップシェアを誇る朝日酒造でしたが、全国区への道は遠く、気が付けば朝日酒造の日本酒が安売り商材にされることもありました。その状況を打開するために4代目社長が「原点に還る」を掲げ、創業時の屋号である久保田屋を冠した「久保田」を誕生させました。とにかく新潟の環境と風土の良さを反映させることにこだわり、新潟産の酒米や軟水を使って醸すことにこだわりました。

マイナスを逆手に取って「淡麗辛口」を主流に!

ただ、こだわるあまりに難点も。新潟の軟水で造ると当時の主流だった濃厚なしっかりとした味わいの日本酒はできません。しかし、それを逆手にとって「淡麗辛口」という言葉を使い、マイナス部分を全てプラスに変換させることで、新しい日本酒の流行をつくることに成功しました。今でも久保田の日本酒を特徴付けているのは、「淡麗辛口」というすっきりとした味わいです。

「久保田」のラベル誕生に隠された秘話

すずりと筆
出典:写真AC
当時、日本酒のラベルは「アート紙」が主流でしたが、久保田は新潟の伝統工芸である「手すき和紙」を使用し、そのロゴの文字までも新潟にこだわり、地元新潟の書家に依頼しました。新潟の手すき和紙は衰退傾向にありましたが、朝日酒造は手すき和紙の設備投資などにも尽力し、衰退しかけていた和紙産業をも成長させました。原料だけでなく、なにもかも新潟に、そして上質なものにこだわってできあがったのが「久保田」なのです。
余談ですが、久保田の和紙ラベルは水に浸すときれいに取れます。日本酒が好きな方はコースターにしたりノートに貼ったりする方もいるそうです。

未来に向かう朝日酒造のチャレンジ

稲と米
出典:写真AC

原料にこだわるあまりにできた子会社「有限会社あさひ農研」

「酒の品質は、原料の品質を超えられない」かつての朝日酒造の職人が言った言葉です。
「どれだけの職人の腕が良くても、酒の原料である米と水が上質なものでなければ、おいしい日本酒を作れるわけがない」という意味です。
日本酒に使われるのは、私たちが食べる食用の米とは違い、日本酒を造るために栽培される酒米です。この酒米の品質向上や、新しい酒米の栽培・研究を推進するために朝日酒造が立ち上げたのが「有限会社あさひ農研」です。

30年ぶりに復活した希少な酒米

「有限会社あさひ農研」は、朝日酒造の理想の酒米を実現すべく品質の向上と新しい米の開発に努めており、減肥栽培や環境保全型農法など、さまざまな試みを実践する実験田としての役割も果たしています。平成8年には30年ぶりに酒米「千秋楽」を復活させるなど、米づくりからはじまる酒造りとして価値の高い製品が生み出されています。

「ほたるの里づくり」で地域との共生を

ほたるが舞う様子
出典:写真AC
酒米も水も地元新潟でとれたものを原料として使用している朝日酒造にとって、地域との共生・環境向上の取り組みはとても重要です。

朝日酒造は、未来に向けての環境保全として、ほたるの幼虫を育て、ほたるが生息しやすい環境を維持するために、農薬の使用を抑えた農法の実現や水環境の向上などにも取り組む「ほたるの里づくり」活動をしています。「ほたるが生息できる=水がきれいな環境」で酒づくりをする。地域との共生と水にこだわる酒蔵だからこそできる取り組みですね。

お値段無料!試飲が楽しめる酒蔵見学

酒蔵
出典:写真AC
地元に根差して自然と共生していきたい、そんな朝日酒造の想いを存分に感じることができるのが酒蔵見学です。
自然に囲まれた蔵の中を実際に見学できます。
コースは2コースあり、予約不要の20分コースと要予約の60分コース。両方とも無料です。
朝日酒造のことをしっかり見学した後は、無料の試飲も楽しめます。

詳細はこちら

最高級の安心感、久保田ブランド

知名度はあるものの、特約店の販売のみになるのでなかなか定価では手に入りにくい久保田ですが、大きい百貨店などではタイミングがあえば販売されていることが多いです。今日の晩酌なににしよう?や日本酒好きのあの方に贈るにはどれがいいかな?と思ったときは久保田を選べば一安心。安定の味わいと初心者からマニアまでをうならせる朝日酒造の技。そのときの予算にあったもので価格以上の価値が十分あります。蔵元の「久保田」という一本の日本酒にかけたこだわりを感じながら晩酌するのも良いものですね。

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たべごと編集部
たべごと編集部

全国各地の特産品・お酒・伝統工芸品などの他にも、こだわりのキッチン用品、大切な人に送るギフトセット、家族で楽しめるイベント情報、食材の歴史やおいしい食べ方など、「まるごと楽しむ、日本の食 」をキャッチコピーに、食に関わる情報を幅広くお届けしています。

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