発芽玄米
発芽玄米は玄米を水に浸してわずかに発芽させたもの。普通の玄米と味の差はさほど無く、玄米の味が好きな人におすすめの食べ方です。玄米を発芽させることにより、中に眠っていた酵素が活性化し、出芽に必要な栄養素を内部に増やすため、玄米よりも栄養価が高くなります。酵素玄米(寝かせ玄米)
酵素玄米は、圧力鍋で小豆と塩と一緒に炊いた玄米を、3日間保温状態で寝かせたものです。もはや玄米ではないというほどに味や食感に変化が現れます。通常の玄米はボソボソしていますが、酵素玄米はもちもちとしており、玄米が苦手な人でも食べやすいのが特徴です。酵素玄米は発芽玄米とは違い、小豆や塩と一緒に炊くことによりそのぶんの食物繊維やミネラルなどの栄養素が補えるという仕組みです。玄米の炊き方
玄米は「拝み洗い」がおすすめ!
普通の白米はお米が割れないように優しく洗いますが、玄米はお米とお米を擦り合わせるように洗う「拝み洗い」で洗いましょう。玄米の一番外側にある「ロウ層」には撥水(はっすい)効果があり、そのままだとお水がうまく浸透しなくなってしまいます。拝み洗いをしてあげることにより、玄米のロウ層が研磨され、お水が浸透しやすくなります。意外と知らない人多し!浸漬時間を知ろう
玄米がパサパサで固くておいしくないという方は、前半で紹介したとおり品種や炊き方を誤っている可能性が高いです。特に炊き方で大事なのは「浸漬時間」。浸漬時間とはお米を水に浸しておく時間のことで、白米だと通常30分~1時間くらいの時間が必要になります。では玄米はどうでしょうか…?適当に「白米の倍の2時間くらい?」と考えてしまっている方も多いのでは?実は玄米の浸漬時間は12時間以上がおすすめ。ほぼ半日以上時間をかけたほうがおいしいなんて、知らない方も多いと思います。
しっかりと水に漬けることで、火にかけた際、玄米に含まれる水分にしっかりと熱が伝わり、中までふっくら炊き上がるという仕組みです。
炊飯は圧力鍋がおすすめ!
炊飯は、お米を芯から炊くパワーのある圧力鍋を使用するのがおすすめです。AKOMEYA TOKYOでは通常の白米は土鍋で炊くのをおすすめしていますが、玄米に関しては圧力鍋で炊いたほうがモチモチ度が高くなるそう。写真の圧力鍋は山形県の「鋳物屋さん」の「ヘイワ圧力鍋 マジックブラウン(22,500円+税)」。ほかの製品と比べて圧力のかかりが良く、とても丈夫で長持ちする一生モノの圧力鍋です。