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きっかけは、富山大学の林利光教授が、1998年に日本薬学学会で発表した研究成果で、「アカモク」のエキスが、試験管内でエイズウイルスや単純ヘルペスウイルスの増殖を抑えていることが確認されたというものでした。これを受けて新聞でも「エイズを抑える海藻」(毎日新聞 1998年4月2日)と報じ話題となりました。
その後、他の大学や研究機関でも「アカモク」の研究が進められ、一般的に免疫力や肝機能を高めるという効果が見込まれると言われているフコイダンや、抗腫瘍効果や脂肪燃焼に効果があるというフコキサンチンが、ワカメやメカブなど他の海藻と比べて多いことなどがわかっています。
今注目のスーパーフード「アカモク」とは

「アカモク」は、1年生の海藻です。そのため非常に成長が早く、わずか1年で7m以上にもなります。秋から冬にかけて成長し春に成熟し種を落とした後、夏には枯れて海面を流れ藻として漂います。

そんな「アカモク」ですが、海藻類の中でもミネラルや食物繊維、ポリフェノール等を豊富に含んでいる「スーパーフード」として、シニアや健康志向の方たちを中心にクチコミで人気が広まっています。
気になるアカモクの栄養素

フコイダン
フコイダンは、アカモクなど海藻類のネバネバの正体である水溶性の食物繊維で、「アカモク」には、フコイダンが豊富と言われている「モズク」よりさらに多く含まれています。現在、フコイダンに関して「抗がん作用」「コレステロール低下作用」「血圧低下作用」「抗ウイルス作用」などさまざまな生理機能について研究が行われています。
<参考> NPOフコイダン研究所
フコキサンチン
フコキサンチンは、昆布・ひじき・ワカメなどの褐藻類のみに含まれるカロテノイドの一種で、抗酸化作用があります。これらには微量にしか含まれない貴重な成分ですが「アカモク」に含まれるフコキサンチンの量は、ワカメの2倍以上、ガゴメ昆布の6倍以上と突出しています。フコキサンチンには、抗肥満作用、抗糖尿病作用、腫瘍細胞に対する増殖抑制作用、血管新生抑制作用、抗炎症作用などあることが報告されています。
<参考>富士フィルム 和光純薬株式会社
食物繊維
食物繊維には、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維とがありますが、「アカモク」にはフコイダン以外の水溶性食物繊維も豊富に含まれています。水溶性食物繊維は、糖質の吸収をゆるやかにして、食後血糖値の急激な上昇を抑えたり、コレステロールを吸着し体外に排泄するなどの効果が期待されています。また、腸内細菌のエサとなり、整腸効果があるとも言われています。アカモクの効果・効能は?
アンチエイジング

「アカモク」に含まれるフコイダンやポリフェノールには、この”活性酸素”を抑える働き=抗酸化作用があります。
整腸効果

ダイエット効果

北海道大学大学院水産科学研究院教授の宮下和夫先生によると、体脂肪には白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞の2種類があり、そのうち褐色脂肪細胞には脂肪を分解して熱を作り出す特殊なタンパク質UCP1が存在しますが、白色脂肪細胞には存在しません。フコキサンチンは、白色脂肪細胞にUCP1を発生させると考えられ、実際に人による試験結果では効果が報告されているとのことです。「アカモク」には、さらに腸内で脂肪や糖を吸着して体外に排出する働きがあるフコイダンも多く含まれるため、ダイエットにも効果的な食材であると考えられます。
通販で買えるアカモク 7選!
「アカモク」の旬は、柔らかい新芽が育つ3月~5月頃です。最近、さまざまなメディアに取り上げられて注目されている「アカモク」ですが、生の「アカモク」の流通は産地の周辺に限られていて、なかなかスーパーなどで見かけることはありません。しかし、通販では鮮度を保ったまま冷凍商品や、保存がしやすい乾燥商品などが販売されています。冷凍されているものは、解凍するだけで食べられるので、手軽に使えますよ。乾燥されているものも水に戻すだけで利用でき、長期間保存できるので便利でおすすめです!冷凍タイプ
・原材料 アカモク(国産)
・保存方法 -18℃以下で保存
冷凍の5袋セットなので、必要な時に、適時解凍して食べられます。食べて驚いたのは、その半端ない粘っこさ!。驚きです。当方、ポン酢と生姜が好きなので、ぽん酢と生姜を加えてタッパー保管しています。
・原産地 三重県伊勢志摩産
・内容量 70g×6パック
テレビで話題になっていたので、購入したところ、個包装で解凍もしやすく、使い勝手が良いので気に入りました。
臭いも味も無いので、何にでも混ぜて使えます。ペペロンチーノや和風パスタに和えると、オイルが少なくても、のど越しが良くなり食べやすいです。
・原材料 真昆布(函館産)がごめ昆布(函館産)アカモク(函館産)【調味料】醤油、砂糖、発酵調味液、酵母エキス
・保存方法 冷凍(-18度以下で保存して下さい)解凍後は、お早めにお召し上がり下さい。
・賞味期限 1年
・保存方法 要冷凍
お試し品で気に入ったので、レピートしました。ネバネバ大好きの方は手放せないでしょう。心配した水分の分離はありませんでした。
・産地(都道府県) 山口県
・保存方法 賞味期限:製造から冷凍で1年、解凍後5日。
近所のスーパーで売ってるアカモクとは違い、粘りや口触り味がとっても良かったです。
ただ送料がかかるので色々なスーパーで購入しては味見をしていますが、この商品を超える物に出会えていません。我が家の在庫がなくなったら3度目の注文をする予定です。
乾燥タイプ
・賞味期限 パッケージに記載
・保存方法 直射日光を避けて保存下さい。
・原材料 あかもく(岩手県産)
つかいやすかったです。色々な物に足すような形で毎日食べましたが思うほど邪魔されず、飽きずに美味しく食べられました。
・賞味期限:製造日より約1年
・保存方法:直射日光・高温多湿を避けて保存
・原材料:あかもく(大分県産)
アカモクを使ったおすすめ加工品 5選!
「アカモク」の健康効果に注目して開発された、いつでもどこでも手軽に摂取できるサプリメントやドリンクなどの商品もあります。また、アカモク独特のネバネバが苦手な人にはスープや佃煮など加工味付けされた商品がおすすめです。アカモクのサプリ
・名称 アカモク含有加工食品
・内容量 22.5g(250mg×90粒)
・個装サイズ 重量 約160×100×10mm/約28g
・原材料名 アカモクパウダー、マルチトール、ナタネ硬化油、フコキサンチンパウダー、/セルロース、ステアリン酸カルシウム、微粒酸化ケイ素
飲んでみた結果だと痩せたと言うことはありませんが、続けないと意味がないと思います。長いスパンで考えると効果は少しづつでてくる可能性はあるかも!
・原材料名 アカモクエキス末(デキストリン・アカモクエキス)、ブラダーラックエキス、クロレラ末/セルロース、酸化マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、微粒酸化ケイ素、アルギン酸ナトリウム
・内容量 27g(300mg×90粒)
飲んでみた結果だと痩せたと言うことはありませんが、続けないと意味がないと思います。長いスパンで考えると効果は少しづつでてくる可能性はあるかも!
アカモクのドリンク
アカモクの海藻スープ
・梱包サイズ 15.4 x 11 x 7.2 cm
・メーカー名 東洋水産
・原材料 食塩、魚介エキス、でん粉、醤油、砂糖、デキストリン、醸造酢、昆布エキス、具(アカモク、めかぶ、がごめ昆布、ゆず、ごま)、調味料(アミノ酸等)、増粘多糖類、酸化防止剤(ビタミンE)、(原材料の一部に小麦を含む)
あかもくが食べたくで購入しました。ねばねばスープで美味しかったです。
アカモクの海苔の佃煮
・原材料 青さ海苔、ぎばさ、アミノ酸液、砂糖、異性化液糖、寒天、食塩、唐辛子、調味料(アミノ酸等)、ソルビット、酸味料、増粘多糖類、甘味料(ステビア)、保存料(ソルビン酸K)、(原材料の一部に小麦、大豆、ゼラチンを含む)
TV で見ていて内臓脂肪を減らす事が出来るギバサ・アカモクのことをしり取り敢えず注文しました、食べて見たらとても美味しい。なくなる頃、また注文したいと思います。
下処理が重要です!アカモクの食べ方
アカモクの下処理

①水で洗う
生の「アカモク」には砂や泥、小さな生物などが付着している場合があります。水道水で綺麗になるまでもみ洗いします。②中心の茎や太い軸から、葉だけを外す
茎や太い軸は、硬くて食感が良くないので取り除きます。先端から根の方向に、手でしごくようにすると簡単に葉だけを外せます。③外した葉の部分だけをすすぎ洗いする
取りきれなかったゴミを取り除くために、葉の部分だけを再びすすぎ洗いします。④たっぷりのお湯で茹でる
「アカモク」が浸かるくらいの熱湯を用意し、色が緑色に変わるまで数十秒ゆがきます。⑤ザルにあけてお湯を切り、水道水をかけて冷やす
この時点から、「アカモク」の特徴である粘りがたくさん出てきます。⑥水を切って完了
しっかりと水を切れば完了です。保存方法

また、下処理後の「アカモク」は冷凍保存も可能ですので、また、小分けパックにして冷凍しておくと1か月ぐらいは保存できて便利ですよ。
アカモクの人気レシピ3選
アカモク自体にはほとんど味が無いので、さまざまな調理法で楽しむことができます。「海の納豆」とも呼ばれるアカモクは、シャキシャキねばねばとした食感と、ふんわりと鼻に抜ける磯の香りが魅力です。刻んだアカモクに醤油やポン酢などで味付けし、そのまま食べたり、アツアツのごはんにのせて食べるのは、超定番。今回はお味噌汁と酢の物、そして手軽でおいしい「ネバネバ丼」のレシピをご紹介します。アカモクのお味噌汁

材料(4人前)
・下処理済の「アカモク」 適量・だし汁 カップ4
・みそ 大さじ4
・ねぎの小口切り 適量
作り方
① 鍋にだし汁を入れて火にかけ、煮立ったらみそを溶き入れる。② 再び煮立つ直前に下処理済の「アカモク」を加え、火を止める。
③お好みでねぎをのせる。
アカモクの酢の物

材料
・下処理済の「アカモク」・三杯酢(酢大さじ2、砂糖大さじ1、醤油小さじ1、塩小さじ1/2強)
作り方
① 三杯酢の材料を全て混ぜる② 下処理を済ませた「アカモク」に和えるだけ。
③お好みでキュウリのスライスや刻んだ生姜を加える。
*三杯酢でなくとも市販のポン酢やしょうゆ系のドレッシングでもおいしくいただけます。
アカモクのネバネバ丼

材料
・下処理をした「アカモク」・長いも
・オクラ
・ひきわり納豆
・ご飯
・お醤油
・お好みで生玉子
作り方
①長いもはすりおろしおきます。②オクラは軽く茹で、茎の固いところは削いで薄くスライスします。
③どんぶりに軽くごはんを盛ります。
④ごはんの上に、下処理した「アカモク」、長いも、オクラ、ひきわり納豆を盛りつけます。
⑤お好みで生卵ものせ、醤油をかけて完成です。
話題ののスーパーフード「アカモク」を食べてみよう!
今、話題の「アカモク」には抗酸化作用が期待されるフコイダンや内臓脂肪を減らす効果があると言われているフコキサンチン、腸内の環境を整え整腸効果があると言われる食物繊維、カルシウムマグネシウム、鉄などのミネラル類など豊富な栄養素がたくさん含まれていて、「スーパーフード」として世界中で注目されています。まだまだ一部の地域でしか食べられていませんが、通販でも取り寄せ可能で手軽に食べることもできるので、ぜひ1度お試しください。紹介されたアイテム










