三杯酢でシンプルに
殻を外してそのままカニ身を三杯酢やレモンで食べるのがおすすめ。わさび醤油などでもおいしく食べられます。しっかりとした上品な毛ガニの身であれば、その風味や旨みを堪能できるように簡単でシンプルな食べ方がベストです。
チャーハンやクリームコロッケにも
毛ガニのカニ身は繊維質状なのでほぐしやすく、素材に混ぜ込みやすいのも特徴です。茹で身をほぐしてカニチャーハンや海鮮チャーハンにしたり、コロッケに混ぜ込めばカニクリームコロッケに。茶碗蒸しなどに入れても旨みたっぷりでおいしいです。
甲羅酒は絶品
毛ガニはぜひカニみそを堪能してほしいのですが、みそを食べた後の甲羅で「甲羅酒」もおすすめです。甲羅は洗わずに小さな穴をご飯粒を詰めてお酒がこぼれないようにします。火の当たる部分にアルミ箔を当て、日本酒を注いだら魚焼き用の網などで温めていきます。小さい泡が立つ程度に温まったら、できあがりです。甲羅のまま、ぐびっといきましょう。
・内容量:570g 前後×2尾(冷凍時の重さ)
・保存方法:要冷凍-18℃以下
・賞味期限:到着後、60日程度 (家庭用冷凍庫保存時)
・原料原産地:北海道雄武、時期によりオホーツク沿岸域(枝幸、紋別、網走、浜頓別、斜里などの地域も含む)
・参考価格:7,770円前後
三大カニだけじゃない!おいしい食用カニ
花咲ガニは、タラバの親戚
三大ガニと並んで名前が挙がる「花咲ガニ」。タラバガニと同様、ヤドカリの一種なので、分類ではタラバガニの親戚と言ってもよいでしょう。加熱調理すると「花が咲いたように赤くなる」ことからその名前が付いた花咲ガニ。タラバガニと違うのはその風貌。体格は大きめで足や甲羅には大きなとげが付いています。また足が太くて短いところも仲間といえど異なる点です。
殻が固いため少々食べにくかったり、身にエビのような独特の風味があるなど個性のあるカニですが、ぷりっと弾力のある身は濃厚で甘みもあります。雌のフンドシ(甲羅裏側の腹部分)にある内子も濃厚で、外子はプチプチとした食感なので、味付けをすれば珍味にも。
花咲ガニは北海道の根室沖と、ごく限られた海域にしか生息しません。その生息域の狭さから以前は「幻のカニ」とも言われるほどでしたが、近年はロシアからの輸入もあってその知名度も少しずつ上がってきました。旬は根室では7~9月頃。釧路では3月~7月いっぱいと、冬の終わりから次の冬までがおいしい季節となります。
国内産は漁獲高が少ないので、品切れも多く入手が困難なカニですが、本場北海道では「鉄砲汁」という味噌汁にカニみそを入れた食べ方をすることが多いです。花咲ガニのクセのある風味を活かして味わう絶品料理です。
・内容量:約4人~6人前
・保存方法:要冷凍-18℃以下
・賞味期限:解凍後につきましては、一両日中にお召し上がり下さい
・原料原産地:はなさき蟹/塩・ロシア(北方四島)/北海道(根室地方)
・参考価格:13,824 円前後
ワタリガニは、甘みと旨み
カニらしい大きなはさみが特徴的なワタリガニは、「ガザミ」「ヒシガニ」とも呼ばれます。