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「マヨラー」という言葉もあるくらい、みんな大好きなマヨネーズ。何にかけても何とあわせても、素材の味を邪魔せずコクをつけてくれますね。また、最近ではマヨネーズをオリジナルの味に手作りするマヨラーさんも増えているそうです。マヨネーズを手作りするのは、実は意外と簡単で、材料もすぐに手に入るものばかり!休日など、少し時間がとれる時に、自家製マヨネーズ作りにトライしてみませんか?今回はそんなマヨネーズのその歴史、作り方、アレンジ…いろいろと掘り下げてご紹介します!
意外に知らない?マヨネーズの素顔
マヨネーズの発祥はヨーロッパの小さな島だった?
マヨネーズはどこで生まれたのか?諸説ありますが、スペインの東側、ちょうどスペインとイタリア、アルジェリアに囲まれたバレアス海に浮かぶメノルカ島が発祥ではないかという説が、最もよく知られています。8世紀半ば、イギリスとフランスは当時イギリス領だったメノルカ島を巡って7年間にわたり戦争を繰り広げていました。このとき、フランス軍の指揮官が母国フランスに持ち帰ったのが、メノルカ島の都市マオンのソースで、マヨネーズの原型であったと言われています。
ちなみにその時のマオンのソースは、卵黄をオリーブオイルでのばし、レモン汁が加えられていたということです。
気になるマヨネーズのカロリーや糖質はどのくらい?
マヨネーズには、日本で主流の「卵黄のみ」を使って作るタイプと、海外で主流の「全卵」を使って作るタイプの2種類あります。一度に使う量がマヨネーズ大さじ1杯(約12g)とすると、<卵黄型マヨネーズ>◎カロリー:82kcal、コレステロール:17mg
<全卵型マヨネーズ>◎カロリー:85kcal、コレステロール:7mgとなり、全卵型の方がコレステロールが低めです。
体系や健康診断が気になる方には悩ましいものかもしれませんが、実に多くの国で愛されるマヨネーズですから上手に食べたいですよね。
ヨーグルトやなめらかにつぶした豆腐と混ぜ合わせ、カサ増しするのも一つの方法です。塩一つまみ、酢をほんの少量加えて味を調えるとおいしくいただけますよ。
今話題の糖質制限ダイエットにも使える?
一方、マヨネーズに含まれる糖質は、上記と同じ大さじ1杯(約12g)を摂取した場合、卵黄型マヨネーズで約0.1g、全卵型マヨネーズで約0.4gです。ご飯一膳で約55.2gですので、マヨネーズの糖質は低いことがわかります。さまざまな事情で糖質を制限されている方にもマヨネーズは利用できそうですね。ただし、持病をお持ちの方は特に、先に医師に相談されることをおすすめします。できたてを楽しもう!手作りマヨネーズの作り方とバリエーション
みなさんはご家庭でマヨネーズを作ったことがありますか?自家製マヨネーズは一見難しいと感じるかもしれませんが、一度作り方を覚えてしまえば、実はすごく簡単なんです!ここからは、実際に私がいつも作っている、簡単マヨネーズレシピをご紹介します!
基本のマヨネーズレシピ
【材料・卵黄編】卵黄 1個分
塩 小さじ1
サラダオイル 100cc
酢 小さじ1.5
(ディジョンマスタード 小さじ1)
【作り方】
1. 泡だて器で作る場合はボールに、ハンドミキサーやブレンダーを使用する際は写真の様な容器に卵黄と塩を入れ、全体にもったりとしてくる位までよく混ぜます。(マスタードを使用する場合はこの段階で入れます。)
マスタードは、弱いながらも水分を保持するための成分を含んでおり、これがマヨネーズの乳化を助けるといわれています。また、卵臭さをマスキングする役目もあり、フランスではマスタードを加えて作るのが定番です。
2. サラダオイルを、小さじ1杯分程度ずつ加えては、油の透明感がなくなるまで混ぜます。このとき、慌てて一度にたくさん入れると、乳化させるのが難しくなります。ここは少しずつ加えては丁寧に混ぜ続けてくださいね。
3. オイルの半量ほどが入ったら、あとは多めに加えていっても大丈夫です。大さじ1杯程度の量を目安に加えては混ぜていきます。色は徐々に白くマヨネーズらしくなっていきます。
4. オイルの全量が入ったら、今度は酢を加えます。使う量は少ないですが、やはり2-3回に分けて加え混ぜましょう。
5. 全体にもったりと重く白くなり、乳化していれば完成です。
全卵でも同様に作れます。
【材料・全卵編】
全卵 1個
塩 小さじ1
サラダオイル 200cc
酢 小さじ2~大さじ1
(ディジョンマスタード 小さじ2)