短角牛が食べられるお店
自宅で食べてもおいしい短角牛。レストランでプロの味を楽しんでみるのはいかがでしょう? 東京都内と産地の盛岡で短角牛が食べられるお店を紹介します。短角牛を東京で味わう
Da Salice(ダ・サリーチェ)
四谷にあるオープンスタイルのワインバー「ダ・サリーチェ」。こちらのセラーには、なんと常時200種類以上のワインがあるそう!お目当の短角牛も、いわて山形村の国産飼料100%で育った希少なお肉が味わえます。柿木さんの育てた牛が食べられるかもしれませんね!◎ダ・サリーチェの詳細はこちらから
ぴょんぴょん舎 GINZA UNA
ランチで短角牛が味わえるお店。岩手を中心に展開している焼肉・盛岡冷麺・韓国料理の店。ギンザ・グラッセにある「ぴょんぴょん舎 GINZA UNA」では本場の冷麺と焼肉のセットや、前沢牛・いわて短角牛・いわて門崎丑の3種が入った豪華ランチも。◎ぴょんぴょん舎の詳細はこちらから
クチーナシゲ
肉メニューのアラカルトに「ザブトンのグリル」があります。ザブトンは別名「はねした」とも呼ばれる部位で、肩ロースのあばら骨側にある比較的サシがしっかりと入った部分。一括りに「ロース」と言われることもありますが、ロースの中でもどの部分なのかによって、呼び方に伴い味わいも異なります。きっと柔らかくキメが細かい短角牛が味わえるでしょう。
◎クチーナシゲの詳細はこちらから
短角牛の産地・盛岡でいただく
Due Mani(ドゥエ マーニ)
岩手県の食材を使った、牛飼い・柿木さんも一押しのイタリア料理店。ディナーでは山形村産短角牛のアキレス腱やテール料理を出している珍しいお店。アキレス腱はカリカリに焼いて、テールはトマト煮込みに。一見調理方法が難しいアキレス腱は、なかなか食べられない部位でもあります。◎ドゥエ マーニの詳細はこちらから
Ristorante Shikazawa(リストランテ シカザワ)
古民家を改修した落ち着きのある店内で、岩手の食材を生かした一皿が楽しめると評判のレストラン。完全予約制で入店は中学生以上から!食事をゆっくりと贅沢に味わいたいときに。おいしいものが食べたいときにぜひ。◎リストランテシカザワの詳細はこちらから
【実食】短角牛試食レポート!
「いわて山形村短角牛を食す会」と称して、みんなで短角牛を使った料理を食べてみました!肉は、牛飼いの柿木さんとそのファンのコミュニティ、柿木畜産のCSA「短角牛大好き倶楽部」のメンバーからの提供です。「短角牛大好き倶楽部」に加入すると、年2回短角牛が届き、現地の牧場ツアーと都内BBQミーティングに参加できるそう!ワークショップでは短角牛で生ハムを手づくりすることも。
◎短角牛大好き倶楽部(柿木さんちのCSA)の詳細はこちらから
今回の料理で使用したのは、細切れ肉、モツ、カルビ、牛すじ。写真手前が短角牛です。
短角牛は聞いていた通り普通の牛肉よりも脂部分が少なく、細切れ部分は赤身なのに、調理前の肉を素手で触ると溶けてしまいそうな柔らかさでした。
ワークショップでつくった貴重な生ハムも振る舞ってもらいました。旨みが凝縮されていて、味が濃い!このままだしにもなりそう。こんな生ハムは初めて食べます。お酒にも合いますね。
今日の献立は、牛そぼろ炊き込みご飯、短角牛モツのけんちん風、牛すじカレー、ワイン煮込み、カルビのミニステーキなど。
柿木さんによると、短角牛は部位によって売れ行きが違うのが悩みとのこと。旨みがあり味の良い赤身の和牛を、家庭でも気軽に使ってほしいと、CSA通信には短角牛のひき肉やモツ、細切れ肉などを活用したレシピが紹介されています。
短角牛を使った料理をワンプレートでいただきます!お椀は短角牛モツのけんちん風。
実際に食べてみると、噂に違わずしっかりとした肉質でとってもヘルシー。噛めば噛むほど味が出てくるので、ついついスルメを思い出しました。臭みはなくさっぱりとしているので、もし味に変化をつけたい場合は、ソースにこだわってみるのも良いかもしれません。けんちん汁や炊き込みご飯など、短角牛を混ぜ込む料理は風味良く仕上がりました。
脂が少なく筋肉質なので、冷めると硬くなるのかと思いましたが、柔らかく最後までおいしかったです。健康的に「肉を食べたい!」という人へ特におすすめの和牛です。
短角牛を「食べて応援する」取り組みをもっと身近に
「フード・アクション・ニッポン」のような大規模の支援をはじめ、食べることで応援する活動は徐々に広がりを見せつつあります。本当に良いものをたくさんの人に知ってもらうため、ファンやサポーターが自ら進んで広報活動を行う取り組みが、今や身近になってきました。生産量わずか1%の希少和牛も、一人でも多くの人に知ってもらい食べもらうことで、その食文化や伝統を未来へと伝え守ることができると思います。短角牛に興味が湧いた人は、ぜひ一度食べてみてください!