目次
「晩白柚」って一体どんなみかんなの?
晩白柚(ばんぺいゆ)は、マレー半島が原産となる白柚の一種。この晩白柚は世界最大級のみかんとしても知られています。重量は2.0kg前後、直径は25cmにもなる巨大な品種。大きいものだと3kg以上のものもある重量級のみかんです。国内には1920年代に入ってきたのが始まりと言われています。熊本県八代市が主な産地ですが、いまでは多くの地域で作られています。重量級みかん「晩白柚」の特徴と味わいは?
晩白柚の最大の特徴はやはりその大きさ。県立八代農業高校園芸科学科で学習の一環として栽培した晩白柚がギネスに記録され、話題になりました。その重量はなんと4.8kg。晩白柚は皮が非常に厚いため、外形の大きさに対して身は小さく感じるかもしれません。糖度は12度前後が一般的で苦みも少ない印象です。スッキリとした味わいで、どこか懐かしさを感じるところが晩白柚の魅力といえるでしょう。「晩白柚」の収穫時期
晩白柚は12月ごろから収穫されはじめ、1月~3月ごろに旬を迎えます。苗木の入手も簡単なうえ、比較的どこでも購入することができるので、興味のある人は育ててみるのも楽しいと思います。もともと暖かい地域原産のこともあり、日当たりのよい場所を好みます。苗木は10号程度の大鉢に水はけのよい土を使い、大きくなったら直植えにしてください。ビギナーでも比較的簡単な品種ですので、家庭菜園などをやっているという方は、ぜひトライ!
価格もやっぱり重量級!話題作りに最適なみかんが「晩白柚」
ビッグサイズの晩白柚だけにやはり価格も重量級。一玉あたり2,000円~4,000円程度と大きさに開きはありますが、それなりの値段になることには違いありません。でも、これだけ話題性の高い晩白柚だけに贈りものにも最適。見たこともない大きさのみかんはインパクトもそれなりですよ。それを考えるとある意味リーズナブルなのかもしれませんね。「晩白柚」の美味しい剥き方に食べ方|皮の活用もいろいろ
皮がとても厚いので食べ方に困ってしまう人も少なくないと思います。食べやすい晩白柚の食べ方はこちら。1.最初にヘタの部分と下部を身が欠けない程度にカット
2.皮をはぎやすいように、皮に8等分程度に切れ目を入れる
3.切れ目に沿って手で皮をはぎとる
4.果実の真ん中に親指を入れ、実に沿って手で二等分に。その後はそれぞれの薄皮を取ればOK
また、皮もいろいろな活用ができるのも晩白柚の魅力の一つ。皮でピールを作ったり、お風呂に入れて香りを楽しむのも楽しいと思います。
晩白柚簡単レシピ|砂糖漬けが絶品
1.皮を好みの大きさにカット2.皮全体が浸るほどの水と一緒に鍋に入れ、30分浸してから水を替え、さらに30分浸す
3.鍋から出した皮の水分をよく絞り、グラニュー糖・果汁・水を加えて加熱して水分を飛ばす
4.その後、冷めたらグラニュー糖をふりかけ、1日乾燥させたのち、グラニュー糖をかけて完成