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レシピ豊富な注目食材【くずきり】甘味で主役、鍋なら脇役に!


出典:写真AC
くずきりの材料は葛粉と水なので、自宅でいちからつくることもできます。

用意するもの

葛粉

裏ごし用の漉し器
金属製のバット
大きめの鍋
包丁とまな板(葛が固まった後は好きな大きさにカットする際に使います)

準備するもの

葛粉は本葛100%のものであれば、よりもちもちに出来上がり、葛本来のおいしさも味わえます。
紹介するレシピでは黒蜜も手作りしていますが、市販のものでも十分おいしいです!

くずきりの作り方

1.葛粉と水を混ぜ、漉し器で裏ごしします。
2.大きな鍋にお湯を沸かしておきます。このとき、ぐらぐらと沸騰するまで温度が高いと、きれいに仕上がらないので、お湯が沸いたら中火程度に火を弱めておきましょう。
3.鍋にバットを浮かべて、そこへ裏ごしした葛を流し込みます。(流す前に再度かき混ぜておきましょう!)厚さにムラができないように、トングなどでバットをつかみならしておきます。
4.流し込んだ葛の表面が固まってきたら、完全にお湯の中へ沈めます。
5.葛が透明になったら引き上げ水につけて冷やします。葛が冷えたら包丁で好きな大きさに切り分けましょう。

◎くずきりの作り方詳細はこちらから
ITEM
ムソー 無双本葛100% 粉末 100g
・内容量:100g
・原材料名:本葛(国内産)

くず餅を作りました。我慢出来ず、まだほんのり温かいまま食べましたが、もっちりトロンとしていて、4歳のこどもも大喜びでした。くず湯にもしてみようと思います。


ITEM
カントリーハーヴェスト 有機黒みつ
・内容量:270g
・原材料名:有機黒みつ
・その他:日本有機栽培認定食品(有機JAS)

美味しい!さらっとして苦味があり、甘さは控えめ。コーヒーのような芳ばしい香りがして本当に美味しいです。他の黒蜜にはない上品な香りがします。変なえぐみも甘さもありません。葛餅や白玉、紅茶やコストパフォーマンスの香り付けにも毎日大活躍です。甘さが控えめなので、逆に甘くしたいときは沢山かけないといけませんが。大人にはぴったりです。


ITEM
自然健康社 北海道産・黒豆粉末
・内容量:100g
・原材料名:黒大豆(北海道産)
・その他:チャック付き透明袋入り、無添加(香料、保存料などを使用していません)

黒豆の粉末なので黒い粉も混ざってます。わらび餅にかけて食べました。おいしくてすぐに無くなってしまいました。


くずきりがおいしい人気店【京都・奈良・東京】

絶対はずせない京都の老舗店

撮影:ばんしょう かおる
 

鍵善良房

京都でくずきりを食べるならぜひ立ち寄ってほしいのが「鍵善良房」。くずきり発祥の和菓子店で、創業300年以上の歴史を持つ老舗。葛粉と水だけでつくる素材にこだわったくずきりは、注文を受けてから一つひとつ手作りするスタイル。沖縄黒糖を使った黒蜜と、ザラメ糖を使った白蜜との2種類から甘さを選ぶことができるのもうれしいですね。運ばれてくるまでに少し時間はかかりますが、待ってでも食べたい憧れの甘味です。

鍵善良房 ZEN CAFE

「ZEN CAFE」は「鍵善良房」がプロデュースしたカフェで、「和菓子のある風景のようなもの」をコンセプトにつくられたそう。四条本店・高台寺店とは違うモダンな雰囲気で、ドリンクも煎茶やほうじ茶をはじめ、コーヒーやカフェオレなどがラインナップ。ZEN CAFEの「特製くずもち」は他の店舗では出していないため、ここでしか味わえません!

◎鍵善良房(四条本店・高台寺店・ZEN CAFE)のHPはこちらから

吉野葛が有名!奈良

撮影:ばんしょう かおる
 

吉野本葛 天極堂 奈良本店

奈良は吉野葛で有名ですが、吉野葛とは葛粉を極寒の時期に吉野地方の地下水を使って繰り返し精製して乾燥させた葛のこと。添加物を一切含まずにつくられる吉野葛は、葛本来のおいしさを味わえることができます。
「吉野本葛 天極堂 奈良本店」は1870年に創業した老舗店。昔ながらの製法そのままに、くずきり以外にも葛を使った葛プリン、本葛のうどんやご飯も出しています。甘味も食事も葛づくしで味わえる一軒。

◎吉野本葛 天極堂 奈良本店のHPはこちらから

甘味処 –佐久良Cafe–

吉野葛を100%使用した葛スイーツを出している「甘味処 –佐久良Cafe–」本葛は時間をおくと白く濁って風味が変わってしまうとのことで、佐久良Cafeでも注文を受けてから手作りするそう。
夏季・冬季それぞれに期間限定メニューがあり、夏場は冷たいおしるこやぜんざい、かき氷が楽しめ、冬場には温かいぜんざいと葛あん珈琲がいただけます。つくりたてが味わえる奈良の人気店、一度は行ってみたい!

◎甘味処 –佐久良Cafe–のHPはこちらから

待っても食べたい東京の名店

撮影:ばんしょう かおる
 

北斎茶房

東京でおいしいくずきりを味わえる人気店。吉野葛100%使用のため、「北斎茶房」でも注文を受けてからメニューをつくり出すスタイル。夏場はかき氷が有名とのことですが、とろりとした食感の絶品くずきりも隠れたファンが多いのだとか。葛粉と水だけでつくるくずきりは、お箸でつかむとちぎてしまうほど柔らかい。注文してからくずきりが出てくるまでの30分に、期待感が高まっていくこと間違いありません。

◎北斎茶房の紹介はこちらから

茶洒 金田中

表参道にある「茶洒 金田中」は、都会のど真ん中にあるとは思えないほど凛とした空気が漂うお店。吉野葛でつくる繊細なくずきりも評判ですが、甘味だけでなく昼時には旬の食材を使ったランチも提供されています。お店の雰囲気が抜群に良いので、しばしの間、喧騒を忘れて葛スイーツに癒されるひとときも良いのでは?

◎茶洒 金田中のHPはこちらから

夏は冷やして冬は温めて。年中食べたいクセになるつるつる食感

出典:写真AC
くずきりは寒天と違って、意外としっかりカロリーのある食材でした。甘味としておかずとして、食べ方のアレンジも多く、つるつるでもっちりした食感は一度食べたらクセになるおいしさ。乾燥麺のくずきりなら日持ちもするのでストックしておけますし、茹でずにそのままスープや鍋に入れることができる商品もあり、料理には便利です。

冷やしても温めても、甘くても辛くてもおいしいくずきり。これまで食べる機会に恵まれなかった人は、この機会にくずきりのおいしさを体感をして、溢れる魅力に気づいてください!

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番匠郁
番匠郁

ライター時々料理人

道産子と九州男児のハーフ。関西弁、大分弁、金沢弁を話すトライリンガル。
アーティスト山村幸則氏の作品制作に携わったことをきっかけに、働き方や住む場所に捉われない生き方を模索するようになる。
コミュニケーションアートを通してまちづくりに関わるなか、「人の集まる場所には食がある」ことに気がつき、以来、食を媒介した街・人・アートの仲立ちプロジェクトを幅広く展開。
役者として舞台に立ちながら開始した劇場ケータリング”劇場メシ”では、演者やスタッフを食で支える裏方の裏方として活動。生産現場にも足を運び、土を耕し自ら収穫して料理をつくる体育会系ライター。
動画作成チーム”ButterToast”ではシナリオも担当。

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