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春から夏は、果物を楽しむのにうってつけの季節!子供から大人まで年齢問わず楽しむことができる果物狩りは、ぽかぽかシーズンに欠かせないイベントですよね。特にさくらんぼは、春から夏にかけて旬を迎えるので、果物狩りにはうってつけ。一口かじれば甘酸っぱさが口いっぱいに広がって、季節の香りを感じることもできますよ。
今回は中でも果物王国・山梨を含む関東・甲信越の農園をご紹介します。品種・シーズンごとにピックアップしたので、ここの情報を参考に春夏のお出かけに訪れてみてください!
さくらんぼの品種

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さくらんぼ狩りに行くなら、まずはさくらんぼの品種を把握しておく必要があります。品種によって旬のシーズンも変わってくるので、「食べてみたい!」と思うさくらんぼがある場合は事前にチェックしましょう。
佐藤錦
さくらんぼと言えば、「佐藤錦」の名前をあげる方もいるかもしれませんね。さくらんぼの王様と言われ、糖度も最高で27度に上ることもあり、濃厚な甘さが魅力となっています。100年前に「黄玉」と「ナポレオン」というさくらんぼから品種改良され、今では山形を代表するさくらんぼとなっています。果肉が柔らかいので、扱いも難しく、山形県外では高級品として扱われていますよね。さくらんぼ狩りで楽しむにはうってつけの品種だといえます。旬は6月中旬~下旬となっています。
紅秀峰
佐藤錦と並んで名前を知られているのが、この「紅秀峰」です。佐藤錦と天香錦から改良されたさくらんぼで、比較的新しい品種となっています。大粒の実が特徴的で、出荷が難しい佐藤錦よりも実が頑丈ということもあり、スーパーなどでも目にする機会が多い品種となっています。気になる糖度も高く20度前後なので、甘いさくらんぼが好きな方には満足してもらえるでしょう。山形では6月下旬~7月中旬が旬とされています。
豊錦
稀少品種の1つとして数えられる「豊錦」。山梨県で育てられている品種で、熟すと佐藤錦に負けない甘さを誇ります。山梨県で偶然発見されたといわれていますが、まさに奇跡の発見ですよね。冷蔵庫で1~2時間程度冷やして食べるのもおすすめ。ジャムにしたり、ヨーグルトに刻んで入れたり楽しめるのも魅力となっています。真っ赤な果肉が目を引きますが、じーっとみてみるとハートのような形になっていて可愛いですよ。ちなみに旬は5月下旬から6月上旬となっています。
ナポレオン(那翁)
名前から連想されるように「ナポレオン」はアメリカから輸入された品種。佐藤錦の親となった品種の1つで、日本でも長い歴史を持っています。今では佐藤錦をたくさん作るための受粉を促す役割を担っているナポレオン。味は、甘さと比例するように酸っぱさが際立っており、缶詰によく愛用されていました。タルトやフルーツケーキなどの加工食品としても活躍しており、お菓子作りが好きな方にお勧めしたい品種となっています。ちなみに旬は6月下旬です。
大将錦
山形県の加藤勇氏の農園で偶然発見された「大将錦」。特徴的なのが実の大きさ!約10gもあり、糖度も20度近い点が魅力となってます。固めの果肉となっており、食べ応えも十分。旬は7月上旬で、佐藤錦に負けず劣らずの人気を誇っているさくらんぼとなっています。こちらも豊錦のようなハートにみえる形が可愛く、さくらんぼ狩りをしながら思わず社員を取ってしまいたくなります。生産地である山形には開発農園があり、ゆったり楽しむことができますよ。
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