ムッキーちゃんを使う
おいしい柑橘類。でも、硬い皮やフサをむくのがちょっと面倒ではありませんか?そこで、「ムッキーちゃん」の出番です!ムッキーちゃんとは、文旦、八朔(はっさく)、甘夏みかんといった柑橘類に使える皮むき器・房取り器のこと。小さいので、キッチンの収納スペースを圧迫しません!ムッキーちゃんの使い方
1.ムッキーちゃんに付いている白い上蓋の突起部分を、皮にくい込ませます。放射状にスルスルと切れ込みを入れましょう。これだけで、楽々皮がむけます。 2.実が取り出せたら、次はオレンジ色をした本体でフサ取りをします。溝に刃がついているので、この部分に向かって実をスライドさせましょう。ぺろんとフサがむけて、ぷりぷりの実を取り出せます! お皿の上でも使えて便利。とっても気持ちいいですよ!包丁で文旦を剥ぐ(はぐ)
もちろん、包丁で切り分けることもできます。まずは上から縦に、放射線状に切り込みを入れましょう。みかんの皮をむくときのような要領です。切り込みの数は、だいたい4つくらいでOK。切り込みを入れたら、指をくい込ませて、皮をむきます。房から実を出して食べましょう。文旦のおすすめレシピ
文旦の皮は、ジャムやマーマレードに加工してもGood! 捨ててしまう部分だけで作れるので、とっても経済的でエコです。「たくさん箱買いしたけど、食べきれない」「別の食べ方も試してみたい」というときも、ぜひ加工してみてください。余すところなく文旦を楽しみましょう!長期保存可能|ジャム
用意するもの
・文旦の皮2個分・砂糖(皮の重さの約半分)
・レモン汁 好みの量
・蜂蜜(お好みで)
作り方
1.文旦の皮を細かく刻み、10分間茹でる2.茹でた皮をザルにあげ、水の中で濁らなくなるまで揉む
3.しっかりと皮を絞ったら、ふたたび水に浸し、そのままひと晩置く
4.翌日、しっかり絞った皮を鍋に入れ、皮全体が浸る量の水を加える。そこに砂糖を半分入れ、煮詰める
5.木べらでかきまぜながら、残りの砂糖を加える
6.とろみが出てきたらレモン汁、蜂蜜を加える
7.水分が飛び、マイルドなジャム状になったら、あたたかいうちにビン(熱湯にかけて殺菌したもの)へ!
8.熱が取れたらフタをして、保存する
ひと晩水に浸けておく手間がかかりますが、こうすることで苦みが取れます。ジャムにして長い間楽しめるレシピです! お好みで砂糖の量は変えてみてください(ちなみに、砂糖はたっぷり入れた方が長期保存できます)。蜂蜜を入れるとさらに濃厚に、レモン汁を入れるとさわやかな酸味が楽しめます!
爽やかな甘味|マーマレード
用意するもの
・文旦の皮 約1個分・砂糖(文旦の皮と等量)
・レモン汁 少々
作り方
1.文旦の皮を千切りにし、水を張った鍋にかけ、沸騰したらざるにあげてよく絞る2.絞ったらふたたび水に入れてひと晩置くか、1を5~6回繰り返すかのどちらかの方法で、苦みを取る
3.鍋に砂糖、レモン汁、文旦の皮を入れて、煮詰めたら完成。消毒殺菌したビンに入れて保存する
パンに塗ったり、ヨーグルトやクリームチーズにかけたりして楽しめるマーマレードのレシピ。皮だけで作れますが、果肉を一緒に入れても美味しいです。お好みで変えてみてください。
チョコをかけてプレゼントにも|ピール
用意するもの
・文旦の皮・砂糖またはグラニュー糖 適量
作り方
1.好みの大きさに文旦の皮を切り、水洗いする2.洗った皮を水に浸け、ひと晩置いて苦みを抜く
3.翌日、水を捨てて軽く洗い流し、文旦が浸るくらいの水を入れた鍋にかける
4.何度か水を捨てながら煮込み、さらに苦みを抜く。
5.砂糖を加え、木べらでかき混ぜながら、弱火で1時間煮込む
6.水分がほとんどなくなったら鍋から取り出し、網の上に並べて乾燥させる
7.乾燥が終わったら、細長く切り分ける。
デパ地下で売っていそうな、おしゃれなピールのレシピです。水に浸す時間が長いほど、苦みが抜けます。最後にチョコがけにすると、見た目も美しくなりますよ! チョコがけにしたい場合、湯せんでとかした板チョコを使いましょう。
文旦の食べ頃サイン
文旦は買ってから寝かせると、甘みが増していきます。なので、「できるだけ甘い状態で食べたい!」という方は、購入後すぐに食べるのではなく、しばらく寝かせましょう! 皮にシワが寄ってきたら、食べ頃のサインです。ただし、3月頃に出回る文旦はすでにシワが寄っている場合もあるので、寝かせすぎには注意です。逆に、「酸味が強いほうが好き!」という方は、購入後できるだけすぐに食べてしまったほうが、すっぱさを楽しめますよ。甘さと酸味のバランスを求める方の場合、ちょっとだけ寝かせて、皮にシワが寄る前にご賞味あれ!