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【国産ワイン】長野ワインのおすすめ10選!ソムリエが選んだ注目ワインとは?産地や品種の特徴も解説!


1. グランポレール 長野メルロー

高品質なメルローとカベルネ・ソーヴィニヨンのブレンド

サッポロビールが手がけるグランポレール。自社畑である長野市と池田町2箇所のぶどうを使用しています。メルローを主体にカベルネ・ソーヴィニヨンをブレンドすることによってコクのある味わいが出ています。サバの竜田揚げやカツオのたたきといったお魚料理とも上手にマッチする赤ワイン。
ITEM
サッポロ グランポレール 長野メルロー 750ml
・ぶどう品種:メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン
・内容量:750ml
・タイプ:赤ワイン
・アルコール度数:13%

2. サントリー 塩尻メルロ

ふくよかで濃厚な味わいのメルロー

塩尻産のメルローを95%、松本市産のメルローを5%使用。しっかりとしたタンニンが特徴で、フルボディの味わいですが、後味はほのかにベリー系の甘みが漂います。飲みごたえのある重厚さで、牛肉のステーキや鉄板焼といったボリューミーなお料理との相性が良いです。すき焼きや煮込み料理にもおすすめ。
ITEM
サントリー 塩尻メルロ
・ぶどう品種:メルロー
・内容量:750ml
・タイプ:赤ワイン
・アルコール度数:12.5%

これはレベル高いです。
スパイシーさとスモーキーさを感じる、複雑で深みのある香り。
味はどっしりタンニンを堪能できながら、渋みの癖はありません。
その後の鼻に抜ける香りがまた爽やかで、いくらでも飲めそうな読後感。

スッキリした印象なのでミドル〜フルボディの間くらいかな?という印象ですが、とにかく上質にまとまっている。

ウイスキーが、いつの間にか国産が本場を追い抜く勢いを見せたように、
ワインでも本番に一泡ふかせる時代がやってくるか。

同価格帯であれば、フランス産のメルローでこれを越えられるのはなかなかないと思います。

3.井筒ワイン スタンダード 白

桔梗ヶ原の特産「ナイアガラ」由来のさわやかな甘口ワイン!

桔梗ヶ原で造られるナイアガラはぶどう本来の甘みとアロマが強く出ています。果実味たっぷりの甘みを口いっぱいに感じますが、後味はさわやかで飲みやすいです。キウイやマンゴーといったフルーツやフレッシュタイプのチーズを使ったサラダと合わせたい一本。また、食後酒としてはもちろん、ランチやブランチに軽く一杯いただくのもおすすめです。
ITEM
井筒ワイン スタンダード 白
・ぶどう品種:ナイアガラ
・内容量:720ml
・タイプ:白ワイン
・アルコール度数:13%

甘口好みなら、これがコスパ最高ですね。口に含んだあとの鼻へ抜けるブドウの香りが絶品です。

4. 信州たかやまワイナリー アント 高山村シャルドネ アンオーク

多様な料理と合わせやすいシャルドネ

「食事の中にあり、杯を重ねいつの間にかボトルが空いているワイン」を目指す信州たかやまワイナリーのシャルドネ。そのフレーズ通り、幅広い食事と合わせやすい飲み心地があります。色調はシャルドネらしくやや濃いめですが、りんごやパイナップルのようなフルーティなアロマが印象的です。きのこをたっぷり入れたペペロンチーノや魚介類を使ったパエリアなどもいいでしょう。
ITEM
信州たかやまワイナリー アント 高山村シャルドネ アンオーク
・ぶどう品種:シャルドネ
・内容量:750ml
・タイプ:白ワイン
・アルコール度数:12%

5. 井筒ワイン NAC ピノ・ブラン

和食に合わせたい白ワイン!

NACは「Nagano Appellation Control」の略称で、長野県原産地呼称管理制度認定を指しています。厳しい審査を通過したワインだけが名乗れる呼称です。 日本国内では珍しいピノ・ブランを使用した白ワイン。さっぱりした飲み口でドライな辛口です。天ぷらやお寿司、だしのきいたつゆでいただくソバなどと合わせたい一本です。和食に合うので、普段の晩酌用としてもとしてもおすすめ!
ITEM
井筒ワイン NACピノ・ブラン
・ぶどう品種:ピノ・ブラン
・内容量:720ml
・タイプ:白ワイン
・アルコール度数:12.5%

6. 五一わいん エステートゴイチ シャルドネ

引き締まった酸と豊かな果実味が秀逸

塩尻市の桔梗ヶ原に1911年に開園された林農園(五一わいん)がリリースするシャルドネ。バランスの良い酸味と果実味で、親しみやすい飲み口。ふくよかな余韻というよりはさっぱりした印象で、カジュアルにランチやピクニックなどのシーンで活躍するワインです。ツナきゅうりやハムチーズをはさんだサンドイッチを持ってでかけたくなる、ピクニック向きの一本。 林農園は一升瓶ワインや貴腐ワインなど、さまざまなバリエーションのワインをリリースしています。気になる方はぜひチェックしてみてください。
ITEM
五一わいん ”エステートゴイチ” シャルドネ
・ぶどう品種:シャルドネ
・内容量:720ml
・タイプ:白ワイン
・アルコール度数:12%

シャルドネといっても、やたら酸味が強かったり、辛いだけのものがありますが、多少甘目でほどよいブドウの香りがして、飲みやすく大変美味しいワインでした。リピですでに4本目です。
白ワインの安くて美味しいものにはなかなか巡り合えず、いつもはチリ産などの1000円~2000円の赤ワイン(カベルネ)を飲んでいますが、これは久々に私の中でヒットのワインでした。日本のワインもコストパフォーマンスかなり高いなと感じる1本です。
他の五一わいんを飲んで「甘口いだけのワインでしょ」って経験をお持ちの方、是非試してみてください。えっこれ日本の五一!って驚かれると思います。

7. アルプス ミュゼドゥヴァン 善光寺竜眼

信州産善光寺竜眼を味わうならこの一本

信州産の竜眼を100%使用。長野県原産地呼称管理委員会認定のワインで、竜眼の特徴が味わいにうまく反映されています。低温発酵させた後、フレンチオーク樽で熟成。樽由来のアロマは控えめですが温度を少し上げると上品に香ってきます。フィッシュアンドチップスやフリッターのような揚げ物との相性が良いです。後味もさっぱりとしていて軽快にいただける白ワイン。竜眼を飲んだことがない人は、まずこの一本からはじめてみては?
ITEM
アルプス ミュゼドゥヴァン 善光寺竜眼
・ぶどう品種:善光寺竜眼
・内容量:720ml
・タイプ:白ワイン
・アルコール度数:12%

竜眼のワインがなかなか出回っていませんが、スッキリした味がとても飲みやすいですよ。
和食にも会いやすくて、気に入ってます。

8. 山辺ワイナリー シャルドネ 樽発酵

上品な樽発酵のアロマ

山辺ワイナリーの自社畑がある松本平地区で作るシャルドネを新樽で熟成。バナナやバニラビーンズといった甘やかな樽熟成由来のアロマが心地よく香ります。キンキンに冷えた状態でもおいしくいただけますが、冷蔵庫から30分ほど出してからの温度帯(9〜11度前後)がおすすめです。口当たりは優しく、リッチな飲み口。チーズや生ハムをつまみながらゆっくりと味わえるワイン。 北アルプスの素晴らしい景観を眺めながら食事ができるレストランが併設されている山辺ワイナリーは、ワイナリー見学にもおすすめです。
ITEM
山辺ワイナリー シャルドネ 樽発酵
・ぶどう品種:シャルドネ
・内容量:720ml
・タイプ:白ワイン
・アルコール度数:12%

9. ドメーヌ コーセイ 片丘メルロ アメリカンオーク

高級アメリカンオーク樽の熟成感

ケンタッキー州で製樽された最高級アメリカンオークを使ったリッチな飲み口の赤ワイン。シナモンやキャラメルのような甘美なアロマと、シルキーなタンニンが特徴。ワイナリーは塩尻片丘地区に畑を持つドメーヌコーセイ。シャトー・メルシャンの元醸造責任者の味村興成氏が2019年に設立した新しいワイナリーです。 アメリカンオークとは別に、フレンチオークで熟成させたメルローもリリースしているので、飲み比べて香りや味わいの違いを楽しんでいただきたいです。
ITEM
ドメーヌ コーセイ 片丘メルロ アメリカンオーク
・ぶどう品種:メルロー
・内容量:750ml
・タイプ:赤ワイン
・アルコール度数:12.5%

10. 塩尻ワイナリー 塩尻メルロ ロゼ

塩尻産メルローで作る軽快なロゼ!

さっぱりした飲み心地の中に熟したメロンのような上品な甘みを感じられる軽快な飲み口のロゼワイン。長野県内でのロゼワインの生産はまだまだメジャーではないものの、前菜からメインまで通して合わせられる汎用性があるので、今後も注目したいワインのひとつです。普段の家庭料理の味を邪魔せず寄り添ってくれるような優しい味わい。魚料理でも、肉料理でも合う万能タイプの一本です。
ITEM
塩尻ワイナリー 塩尻メルロ ロゼ
・ぶどう品種:メルロー
・内容量:750ml
・タイプ:ロゼワイン
・アルコール度数:12.5%

ほどよい渋みと酸味が楽しめる辛口のロゼ。
やさしくエレガントな香りが漂い、そこはかとなく気品を感じます。
休日にゆったりとした気分で味わうのに向いていますね。

繊細な風味のため、軽い、味がうすい、深みが足りないと感じる人もいるかもしれません。
何杯か続けて飲むよりも、最初の1杯をじっくり堪能し「もっと飲みたい」という気持ちのまま
とどめておくのが、最もおいしい飲み方かなと思いました。和食にとても合いますよ。

長野ワインで乾杯しよう!

ワイン乾杯
出典:shutterstock
シャルドネやメルローといった国際ぶどう品種から、コンコードや竜眼といった長野産ならではのローカルなぶどう品種まで幅広いジャンルのワインが生まれている長野ワイン。また、長野はアルプスに囲まれて自然環境が豊かなので、ワイナリー見学の訪問地としても非常におすすめ。雄大な自然と見晴らしの良いぶどう畑を眺めながら長野ワインをテイスティングする時間は至福のひとときです。
今回は長野県内の有名なワイン産地のほか、盛んに栽培されているぶどう品種の解説や、とびきりおすすめのワインをピックアップしました。
セレクトした10選のワインはワインショップでも購入できるので、普段の晩酌に、そして手土産や大切な人へのギフトにも最適です。ぜひ参考にしてみてくださいね。

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吉川 大智

日本ワインに精通しているJ.S.A認定ソムリエ。バーテンダー、ワインバーマネージャーを経て現在ライターとして活動中。過去には40カ国200都市の酒場とワイナリーを訪問。ワインは年間で100本以上飲む。 Instagramではワインと料理のペアリングを紹介するアカウントを運営。

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