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伝説の焼酎【森伊蔵】とは?
森伊蔵は鹿児島県の老舗酒蔵「森伊蔵酒造」で製造・販売されている芋焼酎です。その特徴は、原料に鹿児島県産の有機栽培のサツマイモを使用し、手間のかかる伝統的な「かめつぼ仕込み」という製法で造られていること。最高の焼酎造りのために、手間隙かけてこだわりぬき造られた焼酎が森伊蔵なのです。そのため、森伊蔵の生産量は極めて少なく、特約店でも手に入れるのが難しいと言われています。芋焼酎独特の臭みがなく、まろやかな味わいが焼酎好きの間で人気を博しています。酒蔵「森伊蔵酒造」について
森伊蔵酒造の創業は明治18年(1885年)、鹿児島県垂水市に蔵をかまえる酒蔵です。「お客様が直接買いに来られるような焼酎を造ろう」という想いのもと、創業当時では珍しい「かめつぼ仕込み」を積極的に採用し、原料にもこだわって焼酎造りをしてきました。さらには、焼酎が紫外線で品質悪化するのを防ぐために、瓶には茶瓶を使用する徹底ぶりです。原料から製法、細部にまで蔵のこだわりがつまった森伊蔵は、高いお金を払ってでも飲みたいという人が後を絶ちません。
【森伊蔵】がプレミアとなった理由は?
一時期、森伊蔵酒造の経営が傾いた際、四代目・森伊蔵は残された蔵と伝統の技法を守り、大量生産はせず少量で高品質の焼酎を造ることに専念しました。その後、法人化し経営再建した五代目の当主は、敬意を払い先代の当主である四代目・森伊蔵の名を焼酎に付け、それが商品名の由来となったそうです。1993年頃には森伊蔵の品質の高さが口コミで広がり、3年後の1996年、当時のフランス大統領・シラク氏が森伊蔵の大ファンであるというニュースをきかっけに、あっという間に日本中に森伊蔵の名が知れ渡りました。知名度が上がっても生産量を増やすことはせず、そのため森伊蔵を入手することが難しくなり、幻の焼酎や伝説の焼酎と呼ばれるようになりました。
森伊蔵の定価は3,000円ほどですが、現在では通販やネットオークションでの価格は定価の何倍にも跳ね上がっています。