人気のある梨の品種・種類は?特徴も紹介!
大きいもの、甘いもの、瑞々しいもの、酸味のあるものなど、品種によって味や風味はさまざま!約20種類ほどの品種が出回っているうち、人気のある品種・種類について紹介します。幸水(こうすい)
幸水は和梨の中で最も多く生産されている品種で、栽培品種のうち全体の約40%を幸水が占めているそうです。特に千葉県では注力している主力品種!果肉は柔らかめですがその分、組織がぎゅっと詰まっているので、梨特有のシャリシャリ食感がしっかりと味わえます。果汁が多いので甘味も強く感じられ、風味の豊かな品種です。日持ちしないので早めに食べてしまうか、すぐに食べられない場合は冷蔵庫で保管しましょう。
和梨 幸水 2L 10玉
・内容量:2L 10玉
・保存方法:冷蔵庫に保存し、お早めにお召し上がり下さい。
・保存方法:冷蔵庫に保存し、お早めにお召し上がり下さい。
贈り物にしたのですが、とても喜ばれました。甘くてジューシーだったようです。
豊水(ほうすい)
豊水は幸水の次に生産量が多い品種。幸水よりもサイズが大きく、日持ちが良いのがポイント。糖度が高くて果汁も多いため甘味を強く感じますが、甘いだけでなく程よい酸味を感じられるところが豊水の人気の秘密でしょう。完熟した豊水は瑞々しくジューシーでおいしいと評判!果汁がたくさん入っているものを選ぶと良いので、店先で豊水を買うときはより重い方を選ぶと良いですよ。新高梨(にいたかなし)
新高梨は幸水・豊水に次いで生産量第3位の品種。数ある梨の品種の中でも特別サイズが大きいのが特徴です。その大きさはソフトボールほどもあり重さが1kgを超えるものも。サイズ感があるので見栄えが良く、上品な香りと味で人気が高い新高梨。贈答品として購入する人も多くいる、まさに高級梨の代名詞です。冷蔵庫で保管すれば1ヶ月ほど日持ちもします。あきづき
あきづきは平成13年に登録された比較的新しい品種で、豊水よりも大きいサイズになるビックサイズの梨です。果汁が多く柔らかさはあるけどシャリシャリとしていて食感は抜群。さらに、少なめの酸味で甘味をしっかりと感じることができます。多果汁・甘い・大きいと非の打ち所がないのは、「新高」「豊水」「幸水」の人気品種を掛け合わせてつくられているから!両親の良いところばかりを受け継いだあきづき、ぜひ一度食べてみてください。にっこり
にっこりは「新高」と「豊水」を掛け合わせた栃木生まれの品種。栃木生まれの梨ということで、名前の由来も地名の「日光」に、「梨」を音読みしてを組み合わせて名付けたそう。酸味が少なくて瑞々しい味わいのにっこりは、「新高」の系統らしい大玉の梨なので、店先で選ぶときには小ぶりのものより大きくてずっしりと重さがあるものを選ぶと、糖度が高くて果汁もたくさん入っている梨を選別できます。新甘泉(しんかんせん)
新甘泉は鳥取で生まれたオリジナル品種の梨です。「築水(ちくすい)」という品種が掛け合わされているので、数ある品種の中でも糖度の高さが特徴。柔らかさとシャリシャリ食感のバランスが程良く、さらに果汁が多いので口当たりが若干なめらかにも感じるかもしれません。糖度が高くて極端に酸味が少ないのでとにかく甘さが際立ちます。果物の甘さを堪能したい人にはおすすめ!
二十世紀(にじゅっせいき)
青梨の代表品種とも言える「二十世紀」。約30%が鳥取県で栽培されています。シャリシャリ食感が強く、青梨特有の酸味がしっかりと感じられます。赤梨と違って果皮が薄く手触りもツルツルした感じなので、一瞬青りんごのようにも見えるかもしれません。幸水や豊水と比べると糖度は低いですが、爽やかさと上品で控えめな甘さで、青梨の中でも人気がある品種です。甘すぎず梨らしい印象のある二十世紀は、赤梨が主流になった現在も根強いファン多し!ブランド梨・刈屋(かりや)
庄内平野の北部、山形県酒田市刈屋地区でつくられているブランド梨「刈屋」。地域ブランドとして、地元では「梨と言えば刈屋」というほど知名度があります。山梨県で栽培される梨の多くは「幸水」もしくは「豊水」ですが、その中でも刈屋梨だけは特別だと言われているそう。鳥海山の雪解け水からミネラルをたっぷりと吸収した土には栄養成分が豊富に含まれ、果物を育てるには最適な環境が整っているとのこと。あまりのおいしさで入手しにくいことから「幻」と言われた梨!
山形県 刈屋産 和梨 刈屋梨 豊水
内容量:約 3.0kg(6玉~8玉入り)1箱
保存方法:常温保存
賞味期限:生もののため、お早めにお召し上がりください。
保存方法:常温保存
賞味期限:生もののため、お早めにお召し上がりください。
梨は9玉入ってました。甘みや水分量に形は申し分なく美味しく食べました。また頼むと思います。
出典: Amazon
ブランド梨・利府(りふ)
宮城県の利府町では梨まつりが開かれるほど梨が有名な町。この地域でつくられる利府梨は、100年以上前から栽培されている赤梨の品種「長十郎」を中心に栽培されています。「長十郎」以外にも、「幸水」「豊水」「二十世紀」「あきづき」「新高」「早生赤」など多くの品種で栽培されているのも利府梨の特徴。栽培している品種が多いので、8月〜11月までの梨の収穫シーズンには長く地域の味を楽しむことができます。ブランド梨・日田(ひた)
大分県の日田市地域で栽培している日田梨は、秋から冬にかけても収穫できるよう「幸水」「豊水」「二十世紀」以外にも、10月頃に収穫時期を迎える「新高」や11月頃から収穫が始まる「新興梨」を採用するなど、秋から冬にかけての収穫品種にも注力しています。山々に囲まれて気温差が激しい盆地で育てられる梨は、甘くて瑞々しく成長するそう。地域の特性を活かしたブランド梨 は、せっかくなら寒い季節に収穫期を迎える品種で試してみてほしいです。【一覧表】人気のある梨の旬と特徴まるわかり!
人気のある梨の品種とそれぞれの収穫時期、味の特徴を一覧でまとめました。ここに挙げた以外にも、11月以降に収穫時期を迎える品種もあるので、気になった人は他にもチェックしてみてください!
品種名 | 収穫時期(出回る時期) | 味の特徴 |
幸水(こうすい) | 8月後半〜10月上旬 (7月頃から出回るものも) |
・赤梨(糖度12〜13) ・柔らかくて風味がある |
豊水(ほうすい) | 8月後半〜10月上旬 | ・赤梨(糖度12.5~13) ・完熟梨はジューシー |
新高梨(にいたかなし) | 9月下旬〜10月中旬 | ・赤梨(糖度11〜12.5) ・大きくて味も良い高級品 |
あきづき | 9月中旬〜下旬 | ・赤梨(糖度12) ・酸味が少なく甘い |
にっこり | 10月中旬〜11月中旬 | ・赤梨(糖度11〜13) ・サイズが大きく瑞々しい |
新甘泉(しんかんせん) |
8月下旬〜9月上旬 | ・赤梨(糖度13〜14) ・酸味が少なく糖度が高い |
二十世紀(にじゅっせいき) | 9月上旬〜下旬 | ・青梨(糖度11〜12) ・酸味があって甘さ控えめ |