【カマンベールチーズ】は奥深い!人気の食べ方&レシピ、栄養のことや豆知識も

手軽に買えて楽しめるカマンベールチーズ。フライやベーコン巻きといったおつまみレシピに、簡単フォンデュや鍋といった人気の食べ方はもちろん、気になるカロリーや栄養のこと、さらに注目の手づくり国産カマンベールや本家本元のカマンベールのこともご紹介します。


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手軽に買えて楽しめるカマンベールチーズ。そのまま切って食べるだけでなく、フライやベーコン巻きにしたり、鍋に入れたりと多彩!そんな食べ方もご紹介します。また最近では認知症予防の効果もあると言われ、おいしく食べて健康にも役立つのでは?という情報や、ちょっとこだわって、注目の手づくり国産カマンベールや本家本元のカマンベールのこともご紹介します。

カマンベールチーズの基本から

カマンベールは、50年以上も前から国産物が作られてきたチーズですが、本家本元のチーズのことはご存じでしょうか?



そのオリジナルは、フランス北西部ノルマンディー地方にあるカマンベール村発祥の「カマンベール・ド・ノルマンディー(Camembert de Normandie)」です。

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「カマンベール・ド・ノルマンディー」は、原産地呼称で保護認定されているチーズで、無殺菌乳を原料とすることや約250gの重さなど、細かな規定が法律で定められています。日本でよく見る国産カマンベールは大体100g位のものが多いので、倍以上のボリュームですし、熟成による味わいの変化も楽しむという点でも大きく異なります。

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一口に「カマンベール」と言っても、実は千差万別。フランス産と言っても、低温殺菌されたミルクで作られるカマンベールもありますし、国産の大手メーカーが作っているものは、日本人が食べやすいように、よりマイルドな味わいで、なおかつ一定の状態で長持ちするように改良されたカマンベールです。

簡単でおいしい!人気のカマンベールの食べ方をご紹介

手軽に買えて、やさしい風味の国産カマンベールチーズは、料理やおつまみの素材としても大活躍。簡単でおいしい食べ方をご紹介します。

カマンベールフライ

カマンベールチーズ
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ビールのおつまみやおかずにもなる「カマンベールフライ」は特におすすめ。カマンベールチーズをお好みの大きさにカットし(100gサイズのものであれば8等分くらいが目安)、衣をしっかりつけて、180℃の油でキツネ色になるまで揚げるだけで出来あがりです。

まるごとベーコン包み焼き

カマンベールチーズ
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豪快な見た目もなかなかのインパクトですが、カリッとしたベーコンにナイフを入れると、とろ〜りと溢れ出るチーズが食欲をそそる「カマンベールのベーコン包み焼き」。

ベーコンを3枚ほど放射状に並べた上に、カマンベールチーズ(100g程度のもの)をまるごと1個置いて、しっかりベーコンで包んで、オーブントースターやフライパンで15分ほど焼くだけで完成。ビールもよいですが、樽の香り&しっかりした味わいの白ワインと一緒にどうぞ。

カマンベールのチーズフォンデュ

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とろ〜りカマンベールを楽しむなら、チーズフォンデュ風に。ホットプレートでまずは両面に軽く焼き目をつけながら加熱し、菜箸で押してやわらかくなったら、野菜の上へのせて保温状態に。あとは、上面の外皮を切れば準備OK。グリルした野菜やひと口サイズにカットしたパンをつけて、とろ〜りカマンベールを絡めて楽しみましょう。

鍋にも、まるごとカマンベールを

他にも、放射状に8等分のカットをしたまるごとカマンベールを、お好みの鍋の真ん中に投入してしまう食べ方もおすすめです。定番は、豚肉と白菜のミルフィーユ鍋の真ん中に・・・ですが、トマトや豆乳ベースのスープの鍋やキムチ鍋もおすすめです。

ジャムやはちみつ、ナッツをトッピング

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シンプルでおいしく、おしゃれなおもてなしにぴったりなのが、はちみつやジャムをかけて、アクセントにナッツをトッピングする食べ方です。

大手メーカーの国産カマンベールはマイルドな味わいなので、はちみつやジャムもやさしい風味のものを。アカシアのはちみつやマーマレードに、クラッシュアーモンドあたりがおすすめ。

無殺菌乳製で熟成が進んでいくフランスの「カマンベール・ド・ノルマンディー」は複雑でしっかりとした風味を伴うので、百花蜜のはちみつや、りんごやチェリーなどの果肉入りのジャムに、ピスタチオなど、味わいも食感もしっかりしたトッピング素材を。

手づくりの国産カマンベール おすすめ5選

フランスにも、殺菌乳製のカマンベールや小ぶりなサイズで保存性を高めたものなど、さまざまなカマンベールチーズがあるのですが、日本でも大手メーカーによるカマンベール以外に、手づくりで作られるものが増えてきています。

ほとんどが小規模のチーズ工房なので、まだまだ生産量も流通量も少ないのですが、しっかりと食べ応えのある日本のカマンベールも登場しています。日本のチーズ工房の約半分がある北海道から順にご紹介します。

1.  ニセコチーズ工房 ニセコカマンベールチーズ(北海道)

国産ナチュラルチーズのコンクールでも数々の受賞をしている「ニセコチーズ工房」が手がけるカマンベールチーズ。北海道のスキー場としても有名なニセコの山麓で、健康に育った牛から搾った良質な牛乳が原料で、着色剤は一切不使用。サイズは大手メーカーのものと同じ100gサイズです。

ITEM
【ニセコチーズ工房】ニセコカマンベールチーズ
・内容量:100g
・参考価格:756円

2. 十勝野フロマージュ おいしいカマンベール(北海道)

十勝平野は北海道の酪農の一大中心地。自社牧場で育てられたホルスタイン種の乳牛から搾ったミルクから生まれるのは、「日本人が楽しめる味」を第一に考えながらも、フランス伝統の味をめざして作られるカマンベールです。この「おいしいカマンベール」は250gと、本家本元の「カマンベール・ド・ノルマンディー」と同サイズです。

ITEM
十勝野フロマージュ:おいしいカマンベール
オールジャパンナチュラルチーズコンテスト優秀賞受賞、十勝ブランド認証品、北海道洞爺湖サミット提供、JAL国際線機内食で採用されました。※ 木箱タイプもございます。

・内容量:250g
・参考価格:1,474円

3. 佐渡乳業 農場カマンベールチーズ(新潟)

高品質なバターが人気の「佐渡乳業」が作るカマンベールチーズです。日本海に浮かぶ佐渡島は、気候風土に恵まれた自然豊かな島。「クリーンミルク生産農場」という佐渡の特定酪農家の牛乳から作られるカマンベールチーズは、小ぶりな100gサイズです。

ITEM
佐渡乳業 農場カマンベールチーズ 100g
・内容量:100g
・参考価格:800円

4. 蒜山ジャージー カマンベールチーズ(岡山)

ホルスタイン種より体は小さく、乳量も少ないけれど、脂肪分が高くて濃厚なミルクが搾れるのが、ジャージー種。中でも岡山の蒜山(ひるぜん)高原は、ジャージー牛の飼育でも有名な場所です。コク豊かでまろやかなこのカマンベールチーズは、125gサイズ。加熱してもおいしいですが、まずはそのままカットしてミルクリッチな風味を味わってみましょう。

ITEM
チーズ 蒜山ジャージーカマンベールチーズ125g
・内容量 125g
・参考価格:1,000円

5. 木次乳業 カマンベール・イズモ(島根)

「木次乳業」の牛乳は、東京でも流通するほどその高い品質と安定した供給に定評があるものですが、そのミルクをもとに作られるチーズも国産ナチュラルチーズのコンクールなどで高い評価を集めています。木次乳業のカマンベールチーズも、フランスのノルマンディー地方と同じ製法で作られたもの。時間とともに変化する風味と食感がしっかりと楽しめます。

ITEM
木次乳業 カマンベール・イズモ 120g
・内容量:120g
・参考価格:972〜1,027円

カマンベールのカロリーや栄養、健康効果は?



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「脂肪分やカロリーが気になる」「太りやすい」と言われがちなチーズですが、このカマンベールも含め、チーズは良質な高タンパク食品。しかも糖質はほとんど含まれず、ビタミンやミネラルも豊富。生クリーム添加をしないで作られるカマンベールチーズは、脂肪分もさほど高くないので、野菜やフルーツ、ナッツと組み合わせて食べれば、健康的なメニューとして楽しめます。

認知症予防にも期待!

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高齢化社会において、アルツハイマー病をはじめとする認知症は社会的にもますます関心が高まっています。

そんな中、2015年にキリン株式会社の基盤技術研究所が、小岩井乳業社および東京大学大学院農学生命科学研究科との共同研究で、カマンベールチーズの摂取がアルツハイマー病の予防に効果があることをモデルマウスで確認。さらに、カマンベールチーズの中から2つの有効成分を発見したとのレポートが発表されました。

参考:KIRIN
研究・技術開発レポート「カマンベールチーズから、アルツハイマー病予防に有効な成分を発見」

カマンベールで豊かなチーズライフを!

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チーズは、どんなタイプのものも原料となるミルクに含まれる糖分(乳糖)を除去して作れられるのが基本。カマンベールチーズは、その後白カビの力を借りて熟成され、たんぱく質がより体に吸収しやすいかたちに変化していることもあり、まさに健康的な食生活に取り入れたい食品と言えると思います。

ただし、何においても「過ぎたるは及ばざるが如し」。偏った摂取はよくありませんが、フランス産や国産などさまざまなバリエーションを楽しみつつ、いろいろな料理に生かしながら、カマンベールチーズを食べて、おいしく健康に過ごしましょう。

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佐野 嘉彦
佐野 嘉彦

食のエディター&ライター(で、元ダンサー!?)


「No Dance, No Life!」の生活から一変!NY発祥のレストラン評価ガイドの編集に携わった後、料理専門誌のWeb編集、ワインスクールでの講師、チーズのPR担当などを経て、現在、食と酒をこよなく愛するエディター&ライターとして活動中。
フードコミュニケーション企画「sembrar(センブラール)」主宰。Japan Cheese Award実行委員、2017 Mondial du Fromage・国際チーズ コンクール審査員、C.P.A.認定 チーズプロフェッショナル、J.S.A.認定 ワインエキスパート。

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