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宮城県の新ブランド米「だて正夢」って?

宮城県の古川農業試験場で品種開発された人気ブランド米「ササニシキ」の発売から55年、「ひとめぼれ」の発売から27年。「だて正夢」は同じ宮城県古川農業試験場で2001(平成13)年から育成を開始して、2016(平成28)年3月に宮城県の水稲奨励品種に採用された極良食味品種で、平成18年度産から本格的に販売が開始された宮城県期待の新ブランド米です。


天下を目指していざ出陣!「だて正夢」
2018年10月23日(火)には、東京の六本木ヒルズアリーナで「だて正夢」販売開始をPRするプレミアム記者会見が開催され村井宮城県知事の他、サンドウィッチマンや狩野英孝、パンサーなどの宮城県ゆかりの芸能人が駆けつけて「伊達政宗がとれなかった天下をこの”だて正夢”で目指す」と意気込みました。また、10月26日(金)には、県内外で「だて正夢」をPRする売り込み隊の出陣式がJR仙台駅で行われ、みやぎ絆大使でAKB48チーム8の佐藤朱さんが「だて正夢」売り込み隊の一日隊長としてPRして、来場者に「だて正夢」のパックご飯を振る舞いました。
2年連続で食味ランキング特A評価の「だて正夢」

食味ランキングとは?
食味ランキングとは、一般社団法人日本穀物検定協会で毎年発表しているランキングです。専門の食味評価エキスパートが試食し、基準米との比較で評価。特に良好なものを「特A」、良好なものを「A」として、5段階で発表しています。平成29年度では、北海道の「ゆめぴりか」など43銘柄が「特A」を取得。ほか、新銘柄が続々「特A」の評価を得ています。新米っていつまで?

実は「新米」には定義があります。「食品表示法」の食品表示基準では、
1.原料玄米が生産された当該年の12月31日までに容器に入れられ、若しくは包装された玄米
2.原料玄米が生産された当該年の12月31日までに精白され、容器に入れられ、若しくは包装された玄米
となっています。
要は、収穫年の年末までに包装されたお米が新米。しかし、温度など適切な環境で保管されたお米は「新米」と変わらない粘りと甘さを保っているので、ぜひ、いろいろと食べ比べてお好みの銘柄を見つけてみてはいかがでしょうか。
「だて正夢」はどこで買えるの? 価格や販売店、ネット通販のご紹介

宮城県内では、仙台三越と藤崎の2つの百貨店とイオンやみやぎ生協などの量販店と8店の米穀店、県外でも三越や阪急百貨店、小田急百貨店、東急百貨店、高島屋などの一部百貨店やイオンやイトーヨーカ堂といったスーパーや米穀店で購入することができます。またネット通販でもお取り寄せが可能です!
・産地:宮城県
・品種:だて正夢
・産年:平成30年
・使用割合:単一原料米
・内容量:5kg
さめてもパサつかず、もちもち感が変わらないので、お弁当とかに最適でした
出典: Amazon
また、宮城県の大崎市ではふるさと納税の返礼品に「だて正夢」が選ばれており、5,000円の寄付につき大崎市産の「だて正夢」の白米2㎏をもらうことができます。
宮城県のお米の種類と特徴
そして、宮城県には「だて正夢」の他にもおいしいブランド米があります。そのなかからお取り寄せができる人気のブランド米をご紹介します。
ササニシキ
「ササニシキ」は、1963(昭和38)年に誕生し50年以上もの間、全国の皆様から親しまれ「東の横綱 ササニシキ」と呼ばれた、まさに宮城を代表する品種。炊き上がりの香りの良さと色つや、程よい粘りと硬さが酢飯に合うことから、寿司職人に好まれており登場から50年以上経った今でも人気が高いです。特徴は程良い固さと上品なさっぱりとした食感で、飽きの来ない美味しさです。さっぱりした食感が酢飯に合うことから、今でもお寿司屋さんや、和食を専門とするお店では「シャリと言ったらササニシキ」と人気が高いお米です。
・内容量:5kg
・カロリー:168kcal(ご飯100gあたり)
・商品サイズ(高さx奥行x幅):45cm×6cm×26cm
ひとめぼれ
宮城県で最も生産量の多く全体の約78%を占めるお米が「ひとめぼれ」。1980年(昭和55年)に東北地方を襲った冷害を契機として、宮城県の古川農業試験場で稲の耐冷性に関する研究が進められた成果として生まれた品種が「ひとめぼれ」です。特徴としては、お米につやがあり、適度な粘りとサッパリとした口あたりの美しくておいしいお米です。また、粘り・つや・うまみ・香りのトータルバランスが良いことから、いろいろな料理に向いています。
・カロリー:356kcal
・原材料:米(国内産)
・商品サイズ(高さ×奥行×幅):450mm×60mm×280mm
期待以上に美味しく、新米並みの艶に感激しました。 東北のコメを最近は選んで購入するようにしています。
国産米についてはあらゆる安全性が、全国的に守られて流通していると信じています。
出典: Amazon
つや姫
「つや姫」は、山形県で「山形70号」と「東北164号」を交配して育成された品種で、宮城県では全体の生産量の約6.6%ほどが栽培さてれいます。光沢の良さと白さに優れ、粒が揃っているのが特徴で良食味です。口に入れた時の甘みと粘り気が魅力で、お米の味がよくわかる和食や定食との相性が良いお米です。明治時代に育成された水稲品種「亀ノ尾」をルーツとして、「コシヒカリ」を凌ぐ極良食味米として開発されたのが「つや姫」です。
・産年 : 平成30年産
・産地 : 宮城県
・品種 : つや姫
買う前に皆さんの評価を見てどうなのかなぁ〜と思ったのですが、私的には美味しいと思いました。色々食べ比べたいので、他のお米も試したいとおもいます。
出典: Amazon
金のいぶき
「金のいぶき」は、宮城県古川農業試験場にて品種開発され2005(平成27)年に品種登録、2006(平成28)年に宮城県水稲奨励品種に採用された玄米食向け品種です。栄養価は高いが食べにくいと思われがちった従来の玄米と違い、炊飯の時に手間がかからず家庭の炊飯器でも簡単においしく炊ける品種です。他の品種の玄米に比べて栄養の宝庫である胚芽の大きさが3倍もあり、GABA(γ-アミノ酪酸)やビタミンEがたっぷり含まれているので、健康志向の方におすすめです。
その他のお米(もち米・酒造好適米)

みやこがねもち
他県の「こがねもち」と同じ品種ですが、宮城県内の一部で栽培されていた「黄金もち」と区別するために、宮城県だけ「みやこがねもち」と名付けられています。宮城県の土壌や気候に良く合うため白く滑らかで粘りやコシが強く、主食用はもちろん和菓子やあられなどの原料として全国で使われています。蔵の華
「蔵の華」は宮城県の古川農業試験場で、酒造好適米として有名な「山田錦」と「東北140号」を交配して開発された宮城県では初めての酒造好適米です。「山田錦」に比べ穂の丈が短いため倒伏しにくく、寒さや病気にも強い品種です。宮城県は25もの酒蔵がある酒どころですが、この「蔵の華」を使った日本酒も多く登場しています。だて正夢のおいしい炊き方

1.炊飯器用の軽量カップで正確にお米の量を計り、ボウルに入れます。
2.ボウルにたっぷりの水を入れ、サッと2~3回かき混ぜて水を捨てます。
3.再びたっぷりの水を入れ、手でかき混ぜるように洗い、水を切ります。これを2~4回繰り返します。
4.炊飯器の釜にお米を移し、水を加えます。この時「だて正夢」は目盛りより1~2mm(2合炊飯の場合)減らすのがポイントです。
5.水温によっても異なりますが夏は30~60分、冬は2時間程浸水させてから炊飯します。
6.炊き上がったら10~15分ほど蒸らして、その後炊飯器の底からご飯粒を潰さないようにふんわりと混ぜます。
以上が、おいしいご飯の炊き方ですが、新米の時にはお米に水分が多いのでさらに水を減らすとか、好みの食感に合わせて水加減を調整してください。
おいしいお米「だて正夢」を食べて宮城県を応援しましょう!

東北地方に大きな被害をもたらした東日本大震災から8年の月日が経とうとしていますが、宮城県ではいまだに復興への取り組みが続いています。そんな中、2018(平成30)年にデビューした新しいブランド米「だて正夢」は、「震災からの復興」と「米どころ宮城の復権」という2つの大きな期待を背負っています。今後さらに作付け面積と生産量が増えて行くことでしょうが、ぜひ皆で「だて正夢」を食べて宮城県を応援しましょう!
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