純米吟醸酒 特吟
中辛口の生貯蔵酒。容器が300mlと軽量で、まずはお試しという方にも。すっきりと上品な飲み口で「十四代」の銘柄らしい味わい深さもあります。
吟醸酒 別選 播州山田錦
どんな料理にもよく合うと評判の純米吟醸。米は兵庫県特A地区の山田錦を使用。720mlサイズで20,000円代と、数ある「十四代」の中では比較的値ごろ感のあるお酒です。
大吟醸酒 角新 原酒 槽垂れ
「十四代」の角新は貴重な大吟醸槽垂れ酒です。瑞々しい香りとうま味が楽しめる名酒ですが、入手難易度が高く、市場にもあまり出回っていない幻の銘柄。
純米大吟醸酒 白雲去来
蔵元の創業400年を記念してつくった銘柄。山田錦と愛山特米を使用し、氷温で1年熟成させた純米大吟醸酒です。720mlサイズで価格が10万円以上するという高級酒ですが、飲んだ人は皆口を揃えて「芸術的な味わいである」と称賛する、一度は飲んでみたい銘柄。
とにかくどの銘柄も常に品薄なので、すぐに売り切れてしまうようです。発見したときにすぐ購入!がまずは一番の近道ではありますね。プレミアムな十四代3銘柄【本丸・七垂二十貫・龍泉】から4本
「本丸」の2本
特別本醸造酒『十四代 本丸 秘伝玉返し』
「十四代」の人気に火がつくきっかけとなった伝説の日本酒でもあります。「本丸」の由来はお城の本丸から名付けられたもの。「秘伝玉返し」とは、自社の純米粕取り焼酎にアルコール添加して、酒を水で割った玉酒を戻すことから「 秘伝玉返し」と付けられたそうです。
醸造アルコール無添加のものが「純米酒」を名乗れるので、この本丸は「本醸造酒」というカテゴライズに。ですが、添加するアルコールにもこだわり、独自の製法技術によって本醸造とは思えない味わいを生み出したことで評判です。本醸造に植えつけられた「薄い・軽い」というイメージを覆した銘柄!一口含むとバニラのような香りに包まれ、穏やかで上品な味わいなのだそう。
・使用酵母:小川酵母
・日本酒度 : +2
・酸度 : 1.2
・ALC度 : 15度
新生酒『秘伝玉返し(本丸・角新)』
「十四代」のスタンダードである「本丸」の新酒・生酒。この銘柄は年に一度の限定品なので、お目にかかる確率も少ない一品です。新酒らしい華やかな香りとバランスの良さが特徴で、ジューシーな甘味が口の中に広がる秀逸な銘柄だとか。七垂二十貫
「七垂二十貫(しちたれ にじゅっかん)」とは、蔵元である高木酒造に代々伝承される大吟醸で、揚げ槽(ふね)時の尺貫法に由来。現代では雫酒(酒の重みで自然としたたり落ちたものだけをとった酒)の収量を意味します。二十貫は75kg(貫は重さの単位)なので、お米75kgから搾り取ってつくられるのが「七垂れ(滴)」しかないということ。いかに貴重で贅沢なお酒であるかということが、この銘柄からよく伝わってきます。ほかの銘柄でも「七垂二十貫」と説明が出てきますが、「十四代 七垂二十貫」同様に、僅かしかとれない希少なものであることが、この言葉を通してわかります。
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龍泉
マニアの間ではお宝級となっている最高ランクの日本酒「十四代 龍泉」。販売されている全日本酒の中でも希少価値が最も高く、価格も数十万円を超える、まさに「酒の中の酒」。兵庫県特A地区の山田錦を精米歩合35%まで磨き上げ、限界低温醗酵させた後、雫取り斗瓶囲いしたものを、さらに氷温貯蔵熟成させた純米大吟醸酒。
限界まで米を磨き上げている分、フルーティーさは他の銘柄よりも秀でていて、洗練さが際立つ飲み口に。酵母や仕込み水にもこだわり抜き、手間暇かけられた極上の逸品がこの「十四代 龍泉」なのです。
そして、その最高級の日本酒をおさめる化粧箱や瓶も、香港の彫師である陳錦栄氏が「龍泉」をシンボルにした双龍と泉の図柄を施してデザインした特注品。パッケージデザインは途中で変更されたらしく、販売初期の頃は赤いデキャンタボトルだったとのこと。すでに生産されてはいませんが、もしも初期デザインが見つかったとしたら、それを奇跡と呼んでも良いでしょう。
十四代の焼酎やリキュールも人気
高木酒造では日本酒以外にも焼酎やリキュールも造られているので、何点かご紹介しましょう。