コーヒー豆向け電動ミル ポイントは3つの方式の違い
コーヒーはマニアックな人も多い、こだわりの世界です。おいしいコーヒーが楽しめるタイミングは「挽きたて」。そもそもコーヒー豆は酸化しやすい性質があり、いったん挽いてしまえば豆の表面が空気に触れ酸化し風味がどんどん劣化しますので、飲む直前に挽くことは基本です。豆の種類や産地、採れた年、入れ方の違いなどとともに、味を大きく左右するのが「粉砕の仕方」ではないでしょうか。ではコーヒー豆向けの電動ミルの種類を見ていきましょう。ポイントは3つの方式の違い
電動のコーヒーミルには、大きく分けて以下3つの方式があります。電動の方式 | 価格帯 | 粉砕の仕方 | 得意な挽き方 |
プロペラ式 | 安い | カッターが回転して粉砕 | 粗挽き |
グライディング式 | 中程 | 上下の臼で粉砕 | 中細挽き・細挽き |
カッティング式 | 高い | モリブデンの刃で粉砕 | 粗挽き・中細挽き・細挽き |
電動プロペラ式
プロペラという言葉が示すように、カッターが回転して豆を粉砕します。比較的格安の電動ミルはこの形式と思っていいでしょう。短い時間で大量の粉砕ができますが、粒が均一にそろわない場合もあり、また熱が生じやすく味の鮮度劣化を招くこともあります。また、プロペラ方式は「粗挽き」が得意で、「中細挽き」「細挽き」の場合は他方式の電動ミルを検討した方が良いかもしれません。また、エスプレッソ用の極細引きには未対応の機種が大半です。・サイズ : 9.9×8.2×17.8cm
・素材:-
・重量:約0.75kg
シンプルな構造でお手軽に豆を砕くことができます。電動式なので手回しでコーヒー豆を粉にするよりお手軽。
出典: Amazon
・サイズ :12.5×12.5×21.5cm
・素材:AS樹脂、ステンレス
・重量:1.1kg
このラッセルホブスはデザイン性、お手入れのしやすさ、豆が簡単に挽けるという面で、挽きたてのコーヒーを手軽に飲みたい人にとっては、この価格帯の電動ミルでは一番と言っていいくらいいいと思います。
出典: Amazon
・サイズ:10.2×11.2×18.4cm
・材質:体カバー・ホッパー・刃/ステンレス、刃留め/ポリプロピレン、ふた/AS樹脂、本体外側樹脂/ABS樹脂
・重量:約800g
コロンとした形とコンパクトな大きさが気に入って買いました。一人〜二人分の豆を都度挽くのには必要充分。
出典: Amazon
・サイズ:11×15×23.3cm
・素材:-
・重量:約1.3kg
電動グライディング式
グライディング式は別名臼式ミルと言い、上と下の臼ですりあわせてつぶすという方式を採用しています。こちらはペーパードリップ用の中細挽きや細挽きに向いています。粉の均一性が高いため、プロペラ式よりコーヒーの味が一段上と言えるでしょう。ただしエスプレッソ用の極細引きには対応していないタイプが多いようです。豆に熱が移りやすい点はデメリットと言えるでしょう。・サイズ:11.3×15.3×21.9cm
・重量:約1.1kg
ハワイ島でコナコーヒーの豆を買ってきたので、この機会にミルを購入しました。いろいろなミルを検討した結果、お値段が手頃で機能もそれなりのこの機種を選択しました。初めてミルを使用しましたが、満足出来るレベルだと思います。粗さを調節するダイヤルがありますが、何度か試した上で自分の好みを見つける必要があります。
・サイズ:11.3×15.3×21.9cm
・重量:約1.1kg
ハワイ島でコナコーヒーの豆を買ってきたので、この機会にミルを購入しました。いろいろなミルを検討した結果、お値段が手頃で機能もそれなりのこの機種を選択しました。初めてミルを使用しましたが、満足出来るレベルだと思います。粗さを調節するダイヤルがありますが、何度か試した上で自分の好みを見つける必要があります。
・サイズ:15×16.9×26cm
・素材:塩ビプラグ
・量さ:約1.5kg
臼型は、細かいモノだけが墜ちていくので、望みの粒度が大体得られます。粒度を変えると結構味も変わるのでその変化を楽しんでいます。
出典:Amazon
電動カッティング式
電動カッティング式のミルは、またの名をコニカル刃式電動ミルとも言い喫茶店などでよく見かける大型のミルのことです。ニッケルモリブデン鋼の強力な刃で、大量の豆を挽くことが可能で、豆に熱も移らないため味を損ないません。さまざまな細かさに挽けて、粉が均一に挽ける点もメリットです。デメリットとしては、大きくて重いこと、値段が高いこと、動作音が大きいことでしょう。・サイズ:12×21.8×33.7cm
・素材:-
・重量:3kg
買ってよかったです!使い方とても簡単!毎回豆を挽くのが苦じゃなくなりました!豆はカップに落ちて溜まるので、挽いてる間にコーヒーフィルターの準備とかできる!味も一定!均一に挽ける!素晴らしい!
出典: Amazon
・サイズ:12×20×36cm
・素材:鋳物
・重量:3kg(本体のみ)
このタイプのミルで、この価格・デザインはなかなか見つからないと思い、購入しました。本体の色はワインレッドのようなくすんだ赤で、ホッパーは少し暗めのべっこう飴のような色です。
出典: Amazon
こんなものまで?電動ミルで砕く食材は?
ミルで粉砕することによって料理が香り高く変身します。電動ミルを活用し一手間かけることで、自家製の調味料などを作ることもできます。ここでは筆者おすすめの電動ミルの活用術をご紹介します。
スパイス類
粉砕する食材
胡椒、岩塩、山椒、胡麻などは粉砕など。活用術
スパイス類の粉砕する活用術は、カレー粉!通常はできあがったカレー粉を利用するという人も多いでしょう。しかし、胡椒やクミンシード、シナモン、鷹の爪、カルダモン、コリアンダーシードなどをホールや固形状で購入して、まずフライパンで煎ってから電動ミルで粉砕することで、とてもフレッシュで香り高い新鮮なスパイスができます。そこへターメリックパウダー、ジンジャーパウダーを混ぜ合わせれば、香り高いカレー粉のできあがりです。「ソルトミル」については、こちらの記事で詳しくチェック!
固形物類
粉砕する食材
パン(粉)、野菜、茶葉、大豆、小魚、冷凍食品など活用術
固形物を簡単に砕くこともできる電動ミルは、さまざまなレシピに応用が可能です。乾燥生姜をミルで粉砕して紅茶に入れると、スパイシーなチャイが簡単に楽しめます。緑茶を粉砕すれば、流行の抹茶スウィーツの素材に変身します。スープ作りなどにも適しています。また、電子レンジで加熱した玉ねぎのみじん切りをさらに電動ミキサーにかけ、コーンクリーム缶と牛乳、塩を加えれば、なめらかで飲みやすいコーンポタージュのできあがりです。
このように電動ミルを使ったさまざまなアイディアで、毎日の調理もぐんと楽しくなりますね。