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低カロリー?ダイエット向き?玄米の栄養素とは?

実は白米と大きく変わらない玄米のカロリー
結論から述べると、カロリーという点では白米と玄米に大きな差はありません。これはちょっと意外ですよね。玄米のカロリーは1合(150g)で530kcal、100gで353kcal。これは炊く前の米の重さに対するカロリーなので、実際炊き上がったときのカロリーとは異なります。炊きあがり後は水をたっぷり含み、米の体積が大きくなるのでお茶碗一杯分(150g)で248kcal、100gで165kcalになり、糖質は34.2gです。一方、白米は炊く前で1合で537kcal、100gで358kcal。炊いた後ではお茶碗一杯分(150g)で252kcal、100gで168kcalになり、糖質は36.8gです。つまり玄米との差はお茶碗一杯程度では数kcalにしかならないのです。
玄米がダイエットや健康にいいとされている理由

食物繊維
玄米には100g中3gの食物繊維が含まれています。これは野菜の中でもダントツに食物繊維が多いといわれるごぼう(100g中5.7g)に次ぐ数値で、なんと白米の約6倍。食物繊維には不溶性食物繊維と水溶性食物繊維があり、玄米は特に不溶性食物繊維を多く含んでいます。不溶性食物繊維には便のカサを増やし腸の働きを刺激するほか、善玉菌のエサとなり、菌を増やしておなかの調子を整える効果があります。水溶性食物繊維には血糖値の上昇を緩やかにすることで、糖質の吸収を抑える効果も。また豊富な食物繊維は消化に時間がかかるので、ダイエット中の食べ過ぎ防止にとても有効です。