愛媛だけじゃない!全国の人気ブランド品種

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みかんといえば「愛媛」!というイメージがついている方も多いかと思いますが、実は愛媛以外にもおいしいみかんとして人気の品種がたくさんあります!次は選りすぐりの人気ブランドみかんをご紹介していきます。
田村みかん(和歌山)【極早生・早生・中生・晩生】
平均糖度14~15度の田村みかんは、ジューシーさが特徴。みかん本来のコクが楽しめる、人気のみかんです。化学肥料は一切使わず、天然肥料で育て上げ、ワックスも使用していないというのもポイントです。果汁が多いので、ジュースとしても人気があります。
せとか【2月上旬~3月下旬】

清美×アンコール×マーコットを掛けあわせのせとかは、アメリカで育ったみかん類とオレンジ類のいいとこ取りをしたみかんです。「柑橘の大トロ」とよばれるほど、
みずみずしくとろける果汁が特徴です。じょうのう袋を含め、全体的に柔らかく、食べやすさにも定評があります。
「せとか」については、こちらの記事で詳しくチェック!
はるみ【2月上旬~2月下旬】

清美とポンカンを掛け合わせることによって、皮がむきやすくてじょうのう(内皮)が薄く、種が少なくなった新品種。
糖度も高く果汁もたっぷりで、爽やかな味わいです。他の品種に比べ、プチプチとした果肉のはじけるような食感が楽しく、非常に人気があるみかんです。
はれひめ【12月中旬~1月中旬】

比較的新しい品種のはれひめは、みかんとオレンジのよさが組み合わさったハイブリッドな希少品。
程よい甘みに、オレンジのような爽やかな香りが持ち味です。一見オレンジのように皮が厚いようにみえますが、実際は手でもむけるほど柔らかく、オレンジのようにナイフでカットする必要もありません。
西之香【1月下旬~2月中旬】

甘平の親である西之香(にしのかおり)は清見とトロビタオレンジをかけあわせた品種で、
甘みとその香りが特徴です。ジューシーな果汁はまるでジュースを食べてるような感覚になるほど。酸味が少なく、さっぱりとした甘さなので、オレンジが好きな人に特におすすめです。
ポンカン【1月上旬~2月中旬】

みかんよりも果汁が少なめなポンカンですが、その
甘みは強く、独特なあまい香りが魅力です。種が少しありますが、外側はむきやすく、果肉は柔らかいのでお子様にも食べやすい柑橘です。
まだまだあるみかんの仲間!各地で人気のご当地柑橘

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前述でご紹介したみかんだけでなく、実はまだまだみかんの仲間はたくさんあります。こちらではみかんの仲間であるご当地の柑橘をまとめてご紹介していきます。
不知火(デコポン)(長崎)【3月上旬~4月下旬】

形がなんとも特徴的な不知火(しらぬい)は、デコポンとしての愛称でよく知られていますが、糖度13度以上、クエン酸1.0%以下を基準として、その基準を満たしていないものを不知火と区別しています。しっかりとした見た目の外皮は、実際はとても柔らかくむきやすくなっており、
果汁が多めでジューシーです。長崎を発祥として、熊本や宮崎、九州でよくみられます。
日向夏(宮崎)【3月中旬~4月下旬】

ゆずが突然変異したといわれる種類の日向夏(ひゅうがなつ)は、宮崎発祥のフルーツです。
果肉は酸味が強く、甘みは控えめ。どちらかというとグレープフルーツやレモンに近い味わいです。果実の表皮にある白いワタと呼ばれる部分も食べることができます。砂糖をかけて甘さを足したり、ジュースやジャムにも。醤油やポン酢で刺身のように食べる食べ方もあるとか!?宮崎・高知で全国の約9割りを生産しています。
キンカン(宮崎)【1月中旬~3月上旬】

みかんよりも小ぶりな姿がかわいらしいキンカンは、
程よい苦味と甘さが絶妙で皮ごと食べられるのが特徴です。皮に含まれるビタミンCも摂取できちゃいます。全国の約7割を宮崎が生産しており、次いで鹿児島が生産量2位となっています。なかでも有名なのが「たまたまエクセレント」というブランドで、糖度18度以上、直径3.3cm以上と高い基準をクリアした一級品です。
伊予柑(愛媛)【1月上旬~2月下旬】

厚めの皮に種が少し入った伊予柑(いよかん)は、愛媛が全国の生産量8割を占めています。
粒が大きくジューシーながら食べ応えがあるのが特徴です。酸味がきいて、甘さとのバランスもちょうどよく、妊婦さんや柑橘好きの方にはたまらない柑橘です。
文旦(高知)【2月中旬~3月下旬】

さわやかな甘みが特徴の文旦(ぶんたん)は、実が大きく皮が分厚い柑橘です。栽培方法によって名前で区別され、自然の露地栽培されているものは「土佐文旦」と呼ばれています。ハウスで栽培されたものに比べ種が多く、
甘さも控えめで酸味とのバランスがとれています。日持ちがいいので贈り物にも。
みかんの種類と旬の時期一覧表
種類 |
収穫時期による名称 |
時期 |
温州みかん
有田みかん
三ケ日みかん |
極早生 |
9月~10月頃 |
早生 |
10月下旬~12月頃 |
中生 |
11月下旬~12月下旬頃 |
晩生 |
12月下旬から3月頃 |
種類 |
旬の時期 |
紅まどんな |
12月上旬~1月中旬 |
はれひめ |
12月中旬~1月中旬 |
ポンカン |
1月上旬~2月中旬 |
伊予柑 |
1月上旬~2月下旬 |
キンカン |
1月中旬~3月上旬 |
西之香 |
1月下旬~2月中旬 |
甘平 |
1月下旬~2月下旬 |
愛媛クイーンズスプラッシュ |
1月下旬~2月下旬 |
はるみ |
2月上旬~2月下旬 |
せとか |
2月上旬~3月下旬 |
土佐文旦 |
2月中旬~3月下旬 |
不知火(デコポン) |
3月上旬~4月下旬 |
日向夏 |
3月中旬~4月下旬 |
おいしいみかんの見分け方・選び方

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同じ種類のみかんの中でも、一番甘いみかんを選びたい!と思っている方も多いはず。筆者おすすめのおいしいみかんを選ぶポイントをまとめてみました。ぜひ参考にしてみてください。
大きさでも不格好さでもなく大事なのは「糖度」!
みかんがおいしいと感じるのに一番大切になのは甘さ、つまり糖度です。
市場に出回る一般的なみかんの糖度は11度~12度といわれています。それ以上の糖度であるみかんが、いかに甘いか想像できますよね。糖度はその見た目で正確に測れるわけではありませんが、見分けるにはコツもあります。
甘いみかんの見分け方チェック項目
・高さがなく、横から見て楕円形をしている平べったいかたち
・見た目が黄色ではなく、赤みのつよいオレンジ色
・表面がでこぼこしている
・みかんのへた部分の緑色がより薄い
これらのみかんを見つけたら、甘い可能性がかなり高いのでぜひ手にとってみてくださいね。
お得に買いたいなら数の多い【わけあり商品】もおすすめ
前述にも書いたように、甘くておいしいみかんは必ずしも外見が綺麗なものばかりではありません。得にでこぼこの多いようなみかんや、高級品と同じ品質のみかんでも傷がついていれば、それらはわけあり商品となってしまいます。そういったみかんは、地域の直売所や畑でのみかん狩りで楽しむことができるほか、最近では通販でも購入することができます。おすすめ後ほどご紹介します!
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