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【新潟の日本酒】4エリア別のおすすめ20選!辛口・甘口・レアものまで


出典:写真AC
中越エリアも、場所によっては3mを越える積雪を記録する豪雪地帯。コシヒカリの原産地でもある魚沼、そして海側には長岡があり、日本酒も有名蔵を多数有する地方です。越後杜氏、丹波杜氏、南部杜氏を輩出したということから「日本三大杜氏の里」とも。味わいとしては淡麗辛口のものが多いのが特徴です。

6. 青木酒造「鶴齢 純米大吟醸」

1717年の創業以来、新潟県魚沼地方で酒造りを続けている青木酒造の代表銘柄「鶴齢(かくれい)」。その純米大吟醸は、新潟県産の酒造好適米「越淡麗(こしたんれい)」のみ使用し、40%まで精米。シルキーな口当たりで、酒米本来の旨みを残した「淡麗旨口」のおいしさがあります。
ITEM
鶴齢 純米大吟醸 720ml
・原材米:越淡麗
・アルコール度:15度

7. 八海酒造「八海山 瓶内二次発酵酒 あわ」

最近は甘酒でも有名になった「八海酒造」は、新潟を代表する日本酒メーカーの一つ。希少な高級酒だけでなく、日常で楽しめる日本酒のスタンダードも高めていこうという想いが幅広いラインナップから伝わってきます。シャンパンと同じ瓶内二次発酵という製法で造られた限定スパークリングも、おすすめの1本です。
ITEM
あわ 八海山 瓶内二次発酵酒 720ml
・原材料 :米(国産)・米麹(国産)
・発泡酒(瓶内二次発酵酒)
・アルコール度数:13度

8. 緑川酒造「緑川 本醸造」

魚沼市の旧小出町にある緑川酒造は、端麗辛口の酒造り。途絶えていた品種で種もみから増やしたという「北陸12号」という地元産の酒米が主軸です。純米吟醸酒などの展開もありますが、醸造アルコールの添加を極力少なくし、丁寧にバランスをとって作られた本醸造酒をまずは試してみましょう。
ITEM
緑川 本醸造 720ml
・使用米:北陸12号

9. 吉乃川「吉乃川 秘蔵酒 純米吟醸」

創業は1548年(天文17年)。戦国時代から続いているという、長岡の大手蔵元のこの吉乃川も、淡麗辛口が特徴のメジャーブランドですが、長岡東山連峰の雪解け水と信濃川の伏流水が蔵の敷地内から湧き出る「天下甘露水」を仕込み水にした純米吟醸の5年熟成酒は、レアものの秘蔵酒です。
ITEM
吉乃川 秘蔵酒 純米大吟醸 長期熟成酒
・日本酒度:+5
・酸度:1.3
・アルコール度:17

10. 久保田「久保田 雪峰」

知名度もトップクラスの久保田は、まさに端麗辛口の王道と言える蔵です。有名な「萬寿」や「翠寿」などとは異なり、500mlという珍しいサイズと漆黒のパッケージが目を引く「雪峰(せっぽう)」は、アウトドアブランド「snow peak(スノーピーク)」とのコラボから誕生。グリルなどのキャンプ料理にも合う純米大吟醸です。
ITEM
久保田 雪峰(せっぽう)純米大吟醸・山廃仕込み 500ml
・原料米:麹米 五百万石(精米歩合50%)、掛米 新潟県産米(精米歩合33%)
・日本酒度:+2
・酸度:1.4
・アルコール度数:16度

とても飲みやすく何ともいえない味わいでした。気にいりました。

【下越】王道や定番を深める!おすすめの日本酒5本

出典:写真AC
下越エリアは、県庁所在地でもある新潟市のほか、新発田市や村上市などがある新潟県の北東部。平地が多く米作りも盛んなため、日本酒の文化もそれとともに根付いています。このエリアにも辛口主体の有名蔵が多いのですが、マイルドな日本酒を造る蔵元も多くあります。

11. 下越酒造「ほまれ麒麟 純米大吟醸」

福島県との県境、阿賀野川と支流の常波川との合流地点でもあり、霧が発生しやすい地で明治から酒造りをしている下越酒造。兵庫県産の山田錦と新潟県産の五百万石を使用し、上品な吟醸香、まろやかな口あたりとキレのある後味といったバランスが、多くの人に愛される所以かもしれません。
ITEM
ほまれ麒麟 純米大吟醸 720ml 下越酒造
・使用米:山田錦・五百万石 45%精米
・日本酒度:+5.0
・酸度:1.4
・アルコール度数:15度以上16度未満

12. 石本酒造「越乃寒梅 白ラベル」

新潟市のほぼ中央に位置する亀田郷は、江戸時代からの梅の名産地。その梅の花が「越乃寒梅」の名の由来です。 阿賀野川、信濃川と、2つを結ぶ小阿賀野川に囲まれた砂丘地にある石本酒造の定番酒がこの白ラベル。身近な普通酒とは言え、58%まで米は磨き、吟醸造りの技術を基本に丁寧な仕込みをしています。
ITEM
越乃寒梅 普通酒 白ラベル 720ml
・原料米:五百万石・北錦
・日本酒度:+6.0
・アルコール度:15.7%

13. 菊水酒造「節五郎 出品酒」

缶入りの「ふなぐち菊水一番しぼり」で全国的にもおなじみの菊水酒造は、新潟県新発田市にあります。大手メーカーとしてさまざまな商品を展開していますが、この「節五郎 出品酒」は全国新酒鑑評会への出品を目指して醸された大吟醸酒。アルコール度数18という原酒です。
ITEM
菊水 節五郎 出品酒 720ml
・精米歩合:40%
・アルコール度:18%

14. 大洋酒造「大洋盛 特別純米」

井原西鶴の「好色一代女」にも「村上のお大尽が、京都の島原で、 郭遊びをしたときに、京都の酒はまずいからと、村上の酒を持ち込んで飲んだ」という記述があるそうで、大洋酒造はこの村上の地域の酒蔵14件が合併して設立された酒蔵です。酸味があるこの純米酒は、燗酒にもおすすめです。
ITEM
特別純米 大洋盛(たいようさかり)720ml 大洋酒造
・原料米:五百万石など
・精米歩合:60%
・日本酒度:+4
・酸度:1.6
・アミノ酸度:1.6
・使用酵母:701号
・アルコール度:15%

15. 宮尾酒造「〆張鶴 花」

文政2年(1819)創業という宮尾酒造も村上市にあり、淡麗旨口を標榜する「〆張鶴」はあまりにも有名です。こちらも季節限定や純米吟醸酒など幅広い商品がありますが、おすすめは定番酒の「〆張鶴 花」。やや辛口で旨みがあり、冷やでも燗酒でも楽しめます。
ITEM
〆張鶴 花 普通酒 720ml
・使用米:五百万石 県産一般米
・60%精米
・日本酒度:+4.0
・酸度:1.3
・アルコール度:15度以上16度未満

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佐野 嘉彦
佐野 嘉彦

食のエディター&ライター(で、元ダンサー!?)


「No Dance, No Life!」の生活から一変!NY発祥のレストラン評価ガイドの編集に携わった後、料理専門誌のWeb編集、ワインスクールでの講師、チーズのPR担当などを経て、現在、食と酒をこよなく愛するエディター&ライターとして活動中。
フードコミュニケーション企画「sembrar(センブラール)」主宰。Japan Cheese Award実行委員、2017 Mondial du Fromage・国際チーズ コンクール審査員、C.P.A.認定 チーズプロフェッショナル、J.S.A.認定 ワインエキスパート。

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