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世界三大珍味としてその独特な香りが特徴の高級食材、トリュフ。そのトリュフと塩をブレンドした調味料「トリュフ塩」が今注目されています。少量でしっかり香りと味がつき、1回使ってしまうと病みつきに!そんな
トリュフ塩の人気の商品や選び方、上手な使い方についてご紹介します。
臭い!?トリュフ塩ってどんな塩?
トリュフ塩とは?
トリュフ塩とは、名前の通り
乾燥させたトリュフに岩塩や海塩などの天然の塩を混ぜた調味料です。トリュフの産地であるイタリアやフランスでは日本より身近な調味料で、スーパーなどで当たり前のように見ることができます。「トリュフ」と聞くと超高級なイメージがありますが、トリュフ塩は特に産地やトリュフの含まれる量によって、価値や価格に違いがあります。
トリュフ塩は自分好みで選ぶのがおすすめ!
おしゃれな調味料という印象も強いトリュフ塩ですが、ふたを開けたときの匂いは独特で、人によっては臭いと感じる人もいるでしょう。あまり香りの強いものだとふたを閉めていても匂ってくることがあります。そういった独特の香りが芳醇でしっかりしたものが好きな人、ほんのり感じる程度がちょうど良いという人など、トリュフ塩のお好みはそれぞれ。自分にあったトリュフ塩を選ぶのが良いでしょう。
白トリュフと黒トリュフの違い

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一口ににトリュフ塩といっても、トリュフには2種類、また塩の種類もいくつかあり、それぞれ特徴も異なります。使い方や合わせたい料理によっても相性があるので、それぞれの個性を把握しておきましょう。
白トリュフ

北イタリアの西部にあるアルバという街の近郊に広がる丘陵地帯は、白トリュフの産地として世界で最も有名です。白トリュフは人工栽培技術が確立していないため、流通するものは全て天然のもの。また育つ環境も特定の条件があり、世界で見てもその産地は限られています。
収穫後は適当な保存方法でも最長10日間しか持たないデリケートな食材なのです。それゆえ
黒トリュフの3倍~10倍の値段という、超高級食材。独特で繊細な香りが特徴の白トリュフは、調理後の料理のうえにスライサーを使ってふわっと乗せるのが一般的な使い方で、
加熱よりも生のまま食べるのがおすすめです。見た目も華やかに、料理の色を邪魔しない白トリュフはトッピングとして香りを添えるのに向いています。
黒トリュフ

フランスとイタリアが主な産地である黒トリュフは、
収穫される時期でサマートリュフとウィンタートリュフに分けられます。6月~11月に収穫されるサマートリュフの方が、12月~3月に収穫されるウィンタートリュフよりも香りが控えめといわれており、比較的安価です。黒トリュフの最大の特徴は、
加熱することでその香りがより強くなること。もちろん生としても食べられるので、幅広い料理に活用することができます。
トリュフ塩に使われる食塩の種類は?

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トリュフ塩の塩は天然塩を使用して作られているものが多く、ガリガリと粒が粗いものから、パウダー状のものまでさまざま。天然塩は主に岩塩、海塩、湖塩とあり、合わせる料理によってこれらの特徴を楽しむことができます。トリュフ塩をどんな用途で使うと上手に使えるのか、使用している塩の特徴をそれぞれみてみましょう。
岩塩の特徴

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地上でとれる岩塩は、もともと海水があった場所が長い年月をかけて隆起したことから、その過程で水分が蒸発し生成されたものです。ぎゅっと濃縮され結晶化した岩塩は、
塩化ナトリウムがの量が多く、味がしっかりしていながらマイルドなのが特徴。周りの環境によって岩塩の色は異なり、中でもヒマラヤ岩塩のピンクソルトは有名です。ゆっくりと作られる岩塩は、水に溶けにくいので、サラダドレッシングなどには不向きです。下味をつけるための塩としても、なじみが悪いので適してはいません。
一番のおすすめはステーキやグリル野菜などのシンプルな料理。塩味を足すことで、食材の味を引き立たせるような使い方が理想的です。
「岩塩」については、こちらの記事で詳しくチェック!
海塩の特徴

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海の水からそのまま精製する海塩は、
ミネラルを多く含み、うま味に富んでいるのが特徴です。精製方法によって粒子の細かさや見た目に違いは出ますが、味の特徴としては
岩塩よりもどがったしょっぱさがあります。純度が高く、水に溶けやすい性質を持っているため、スープなどの液体にもなじみが良く、どんな料理にも使い勝手が良いです。魚介類との相性はもちろんですが、そのほかにも淡白な味付けとの相性も抜群。下味をつけるのにも、水分を抜くのにも使えるので、一番汎用性のある種類です。
→高級な白トリュフを使ったトリュフ塩